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テストの一発勝負がない高校があるって本当? 学び方の違いを比べてみた【カナダvsNZ高校留学:全5回シリーズ①】

この記事は、カナダとニュージーランドの高校留学を5つの視点で比べていく全5回シリーズです。

今回はその第1回、テーマは"学び方そのものの違い"について。

「うちの子、テストの一発勝負にすごく弱いんです…」

そんなお悩みを抱えている親御さんは、本当に多いんじゃないかと思います。

実は海外の高校に行くとなると、この学び方の違いが留学先選びの大きなポイントになってくるんですね。
今回は、その違いをできるだけ具体的にお伝えしていきます。

ニュージーランドの高校に「絶対に必修の科目」が少ない、という話

ニュージーランドの高校は"NCEA"という独自の評価制度で動いていて、日本のような「定期テストで一発勝負」というスタイルとはかなり違います。

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日々の授業で行われる小テストやレポート、プレゼンなどの"インターナル評価"と、学年末(11月〜12月)に行われる全国統一の"エクスターナル試験"を組み合わせて、コツコツ単位を積み上げていく仕組みになっているんですね。

NCEAはLevel1から始まり、学年が上がるごとにLevel2、Level3と積み上げていく形で、Level3の卒業相当ラインの目安は80単位(うち60単位はLevel3以上)とされています。

さらに大学進学に必要な"UE(大学入学資格)"という資格がありますが、これを取るには、Level3で承認された3科目をそれぞれ14単位ずつ、それに加えてLiteracy10単位(読み書き各5単位)とNumeracy10単位もクリアする必要があって、実はかなり緻密な積み上げ式です。

一方で、日本のように「この科目は全員必修」という縛りは少なくて、科目選びの自由度が高い分、本人のやる気がそのまま結果に直結しやすいとも言えます。

パッと聞いただけでは、理解しにくいですよね(汗)。

一言で言えば、「一発勝負ではなく、コツコツと積み上げていったものが評価される」ということです。

ただ、この自由度の高さは諸刃の剣でもあります。
現地で留学を経験した方の声の中には、本人の主体性が育つ前だと、単位を取りきれないまま進級や卒業の時期を迎えてしまうリスクがあるという指摘もあるんですね。

カナダの高校はまるで専門学校つきの総合校

カナダの公立高校は、日本の普通科・商業科のような区分けがなくて、ひとつの学校の中に50〜60科目以上が用意されていることも珍しくありません。

英語や数学だけじゃなく、プログラミングやファッションデザイン、観光学まで選べるので、まさに専門学校つきの総合校という感覚なんですね。

時間割の組み方も学校によって違っていて、1年間8科目を並行して学ぶ"リニア制"と、半年ごとに4科目を集中して学ぶ"セメスター制"があります。

さらに面白いのが"アカデミー制度"で、午前は普通の授業、午後はホッケーやダンスなどの専門指導を正規の授業単位として受けられる学校もあります。

好きなことを思い切り伸ばしながら高校生活を送りたいお子さんには、かなり相性がいい仕組みだと思います。

ちなみに編入するタイミングも学びやすさに関わってきます。
たとえばブリティッシュコロンビア州では、Grade10より前に編入すれば現地生とほぼ同じ条件で単位を積み上げていけますが、Grade11・Grade12からの編入だと日本の高校での単位の証明など、追加条件が出てくることもあります。

実際の学力はPISAの数字でも確認できる

「制度の話だけじゃなくて、実際の学力はどうなの?」という疑問もあると思います。

これについては、OECDが行う"PISA"という国際調査の数字が参考になります。

2022年の調査では、カナダは数学・科学・読解力のすべてでOECD平均を大きく上回り、世界トップ10前後の安定した結果を出しています。
しかも移民背景を持つ生徒の割合が34%もいるのに、その子たちの成績が下がらないという"教育の公平性"の高さも特徴です。

【カナダのPISA 2022のレポート】英語版ですが、AIを使うと日本語版でも読めます。
興味がある人は画像をタップしてください。

ニュージーランドも読解力ではOECD平均を大きく上回っていて、特に上位層の厚さが目立ちます。
ただ数学は2018年の調査から少し下がっていて、これは多くの国で見られたコロナの影響だと言われています。

【ニュージーランドのPISA 2022レポート】こうした資料がたくさん見れます!
興味がある人は画像をタップしてください。

カナダは教育を各州が管轄しているので、同じ"カナダ"でも州によって結果に多少の差があります。
それでも全体としてOECD平均を大きく上回る州が多いのが特徴です。

ちなみに次のPISA2025の結果は2026年9月に発表予定なので、新しいデータが出たらまたお伝えしますね。

うちの子はどっちのタイプ?

ここまでの仕組みの違いを踏まえると、「一発勝負のテストにいつも振り回されてしまう」「コツコツ取り組むほうが安心できる」というタイプのお子さんには、ニュージーランドのNCEAが向いていることが多いです。

逆に「好きなことに思い切り時間を使いたい」「いろんな科目を試してみたい」というタイプなら、カナダの自由な単位制やアカデミー制度がハマる可能性が高いんですね。

もちろんこれは大きな傾向の話で、実際には学校や先生との相性も関わってきます。
「どっちが優れているか」ではなく、「うちの子の学び方にどっちが近いか」で考えてみてもらえたらと思います。

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制度を知ってから選んだほうが絶対にいい

今回は、カナダとニュージーランドの学び方の違いについてお話ししました。
テストの仕組みも、単位の取り方も、思っていたより全然違うと感じた方も多いんじゃないでしょうか。

今回お伝えした学び方の違いは、次回以降にお話しする費用や暮らしの話にもつながってくる土台の部分でもあります。

こうした制度の違いは、現地に着いてから「知らなかった…」と困るよりも、行く前に知っておいたほうが絶対にいいことばかりです。

もっと詳しく、各国の制度や留学のリアルな実情について知りたい方には、留学パパ書き下ろしの書籍『中高生の海外留学』をおすすめしています。誰も教えてくれない情報をまとめているので、ぜひ手に取ってみてくださいね。

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また「結局うちの子にはどっちが合うんだろう?」「これから本気で留学の準備を進めたい」など、具体的なプランや現地の情報を相談したいという方に向けて、無料相談・無料カウンセリングも受付しています。

アメリカの大学留学経験者であり、娘の高校留学を応援してきた親の立場の留学パパと、15歳で英語力ゼロからカナダの高校に留学したエリンが、皆さんの不安や疑問について、一緒に考えていきます。

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