【アイデアの見つけ方】〜足りないのはインプットではありません
【初めての方はこちらもどうぞ】
はじめに
本記事では、
“記事の書き始め方"
"アイデアの見つけ方"
を紹介します。
この方法を使えば、
なにも書けずに机の前で悩む30分が消えます。
なかなか書き始めることができない
書くハードルが高い
書くテーマが思いつかない
これらの部分でつまづいている人の助けになる内容です。
実際、私も同じ悩みを抱えていました。
真っ白なnoteの画面を開いて、
書こうと思っても思考がフリーズし
指一本動かせないままに30分、1時間と過ぎる。
書けないのが悔しくなって、noteを一度やめた経験もあります。
その辛さ、わかります。でも大丈夫です。
この方法に特別な才能は必要ありません。
書けない原因
もしかしたらあなたは(そして過去の私も)、
いいアイデアが思い付かないから
インプットが足りていないから
この2つが原因で書けないと思っていませんか?
はっきりいいます。
それは問題の根本原因ではありません。
その理由が、このnoteを読めばわかるはずです。
自己紹介
はじめまして、Ryu.と申します。
正直に言うと、
書くことが得意なタイプの人間ではありませんでした。
読書感想文はいつも夏休みの終わりに、
本のあらすじを丸写ししていたような人間です。
特に文書を書いてきた経験もありません。
ただ、昔から本を読むのが好きでした。
なにか書けたら楽しいだろうなと思ってあこがれているだけでした。
世間でジャーナルが流行り始めてから、僕もジャーナルを始めました。
楽しくなって、それについて勉強しようと思い、
手に取ったのが、『ずっとやりたかったことを、やりなさい』 という本でした。
そこで紹介されていた「モーニングページ」をきっかけに、
私は書くことを親しみ始めました。
「モーニングページ」でやる内容は
ただ、頭の中で思っていることをそのままノートに書き出すだけです。
文を整えることも、
意味を持たせることもせず、
頭の中にあるものを外に出すだけ。
脳内のデトックスといったところでしょう。
振り返ると、これが私の原点になっています。
そこから文書を書くことに徐々に興味を持つようになり、
noteを書き始めました。
今はAI全盛の時代ですが、
僕は書く楽しみを全てAIに明け渡すのは勿体ないことだと感じています。
せっかくnoteを書くなら楽しく稼ぎたいでしょう。
ぜひこの方法を試していただき、
あなたにも書く楽しみ、そして、
自分のなかの豊富な「書くための水源」に出会えることを祈っています。
それでは、始めましょう!
■第1章:アイデアが生まれない本当の理由
「文書を書き始められないのはアイデアが出ないからだ」
「アイデアが出ないのは、自分にセンスがないからだ」
「いや、インプットが足りないのだ」
「いや、まとまった時間を思索に費やすことが必要なのか?」
以前は、私もそう思っていました。
でも一番の理由は違います。
書き始められないのは、
そして、アイデアが生まれないのは、
インプットが足りないからではありません。
また、あなたが何も考えていないからでもありません。
実は、人は“考えようとするほど”アイデアが出なくなる構造になっています。
ーーここから先は有料ですが、このあと紹介する方法を使えば、「何を書けばいいかわからない」という状態はかなりの確率で消えます。ーー
多くの場合は、もっとシンプルで、
「頭の中にあるものを外に出すことに慣れていない」だけです。
私たちは日常の中で、かなり多くのことを考えています。
仕事のこと、人間関係、将来への不安、ふとした違和感。
ただ、それらのほとんどは、頭の中を一瞬よぎっては消えていきます。
掴もうとしたときには、もう形がない。
誰しもそんな経験はあると思います。
これはある意味で当然で、
頭の中だけで思考を扱うこと自体に限界があるからです。
少し極端な例ですが、
複雑な計算をすべて暗算でやろうとすると、途中でわからなくなるのは当然です。
難しい計算は、筆算や電卓を使って解きたくなりませんか?
思考もそれと同じです。
頭の中だけで完結させようとしても、いいアイデアは出ないようになっているのです。
そこで重要になるのが、
フリーライティングやモーニングページと呼ばれる手法です。
フリーライティングのやり方
これは、『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』 の中で紹介されている習慣で、
簡単に言うと「頭に浮かんだことを、そのまま書き出す」ものです。
とりあえず、タイマーで10分を測ってノートに向かいましょう。
うまく書こうとする必要はありません。
意味を持たせる必要もありません。
ただ、思考を止めずに、外に出し続ける。
この行為には、「デトックス」的な側面があると言われます。
確かに、頭の中に溜まっている感情や雑念を外に出すことで、スッキリする感覚はあります。
でも、それだけではありません。
私自身が続けてみて感じたのは、
これは“思考の素材を取り出す行為”でもあるということです。
フリーライティングには、大きく3つのメリットがあります。
① 書くハードルが下がる
文章を書く。というとある程度頭の中に完成形があるという前提を思い浮かべる人も多いと思います。
そして当然、最初から整った文章を書こうとすると、手が止まります。
「うまく書けない」と感じた瞬間に、書くこと自体をやめてしまうからです。
フリーライティングは、その前提を壊します。
どんなにぐちゃぐちゃでもいい。
むしろ、ぐちゃぐちゃであることは当然なのです。
考える前に書く。
手の導きに従って書き続ける。
書くことが思いつかないと「書くことがない」と書く。これが重要です。
例えば5分測って、「書くことがない」とノートに書き続けることもあるでしょう。
それでいいのです。
そんな風に書くことを継続していると、書くことは身近になります。
そして、書き始めること自体のハードルが下がります。
あなたは今、
小学校の読書感想文で最初の一文が書き始められなくて固まっている。
あの頃とよく似た状況にいます。
むしろ、大人になったからこそ強固に
「整った文章を書かなくてはいけない」という強迫観念にとらわれています。
あの頃も、「書き始めればすぐできた」でしょう?
それと同じことです。
② 書く習慣ができる
ハードルが下がると、「とりあえず書く」ができるようになります。
これは小さな変化ですが、かなり大きな意味を持ちます。
定期的に、書く時間を設けることができるようになると
机の前でノートに向かった瞬間に「書くモード」に入ることができるようになります。
書くことが特別な行為ではなくなったとき、
思考はようやく積み重なり始めます。
毎日5分でも10分でも自分と向き合う習慣ができたとき、
あなたに思考の場ができて、書く筋力がつき始めたことを実感するでしょう。
③ 無意識の繰り返しや、通底する問題意識に気づく
これが一番大きいポイントかもしれません。
最初はただの雑多な文章に見えますが、
書き続けていくと、あることに気づきます。
「また同じことを書いている」
「毎回このテーマに引っかかっている」
つまり、
自分の中に繰り返し現れる思考や、無意識の問題意識が浮かび上がってくるのです。
頭の中にあるときは一瞬で流れていたものが、
文字として残ることで、初めて“形”になります。
この自分の思考の種を拾ってあげやすくなるのがフリーライティングの素晴らしい点の一つです。
アイデアというのは、ゼロから突然生まれるものではありません。
こうして外に出された思考の中から拾い上げるものです。
その意味で、フリーライティングは
「書くための技術」というよりも、
深い内省に至るためのアプローチの一つだと考えています。
このあと紹介するAIの使い方は、
この「外に出した思考」をさらに深掘りするためのものです。
まずはこの段階で、
今あげた3つのメリットを、なんとなく覚えてもらうだけで十分です。
逆に言えば、
いま筆が進まなくて困っている人は、
書くハードルが高い
書く習慣がない
書くテーマが思いつかない
この3つのうちのどこかでつまづいている可能性が高いです。
そして、それらはフリーライティングでかなり解決されるので安心してください。
■第2章:AIを使って思考を深掘る方法
ここまでで、フリーライティングによって
「頭の中にあるものを外に出す」ことの重要性についてお話ししました。
ただ、ここで一つ問題があります。
それは、
書いたはいいものの、どう扱えばいいのかわからないということです。
実際、フリーライティングをしてみるとわかりますが、
出てくる文章はかなり雑多です。
まとまりもなければ、結論もない。
ただ独り言のような文章が並んでいるだけ。
ここで止まってしまうと、
「なんとなくスッキリした」で終わってしまいます。
それはそれで意味がありますが、
それだけではアイデアの種としてはまだ弱い状態です。
そこで使うのが、AIです。
ただし、ここで一つだけ強調しておきたいことがあります。
AIに“答えを出してもらう”のではありません。
あくまで、自分の思考を深掘るための対話相手として使います。
私が実際にやっている流れはシンプルです。
まず、フリーライティングはPCで行います。
これは単純に、そのままAIに投げやすいからです。
フリーライティングに慣れてきたら、
「執筆モードに入るときはPCで書く」と決めてしまうといいと思います。
紙のノートで書くこと自体も悪くはありません。
むしろ、最初の段階ではかなり有効です。
ただ、そのあとAIに読み込ませることを考えると、
少し手間が増えます。
写真を撮って取り込むこともできますが、
フリーライティングはどうしても文字が乱れがちです。
実際、私自身もかなり崩れた字で書いてしまうので、あまりおすすめはしていません。
では、具体的にAIに何をしてもらうのか。
ポイントは一つです。
「興味深い点」を指摘してもらうこと。
フリーライティングの中には、
自分では気づいていない“引っかかり”が必ず含まれています。
なぜか少し長く書いている部分
感情がにじんでいる箇所
同じ言葉を繰り返している部分
こういったところに、
思考の種が隠れています。
ただ、自分でそれを見つけるのは意外と難しい。
なぜなら、自分の思考には慣れてしまっているからです。
そこでAIに対して、例えばこんなふうに投げます。
「このフリーライティングの中で、興味深い点や繰り返し出てくるテーマを指摘してください」
すると、自分ではスルーしていた部分を、
第三者の視点で拾い上げてくれます。
ここで大事なのは、
AIの指摘を“正解”として扱わないことです。
「ああ、確かにそこ気になるな」
「でも、自分としてはこっちの方が引っかかるな」
そんなふうに、
違和感ごと受け取ることが重要です。
フリーライティングで「外に出す」
AIで「視点をもらう」
この往復によって、
ただの断片だった思考が、少しずつ輪郭を持ち始めます。
次の章では、この流れをもう一歩進めて、
実際にアイデアの種として拾い上げる手順を紹介します。
ここまででやっていることは、あくまで準備段階です。
ただ、この準備があるかどうかで、その後の深さが大きく変わります。
■第3章:拾い上げた“種”を、もう一度書いてみる
第2章では、フリーライティングで外に出した思考を、
AIに読み込ませ、「興味深い点」を指摘してもらうところまでお話ししました。
ここで一度、思考は「断片」から「種」へと変わります。
ただし、まだこの段階では、
種は見つかっているだけで、育ってはいません。
ここでやることは、とてもシンプルです。
AIが拾ってくれた“種”について、もう一度フリーライティングを行います。
例えば、AIからこんな指摘があったとします。
「“違和感”という言葉が何度も出てきています」
「仕事に対する感情が強く出ているように見えます」
このとき、多くの人は
「なるほど」で終わってしまいます。
でも、ここが一番もったいないところです。
重要なのは、
その指摘を“テーマ”として、もう一度書くことです。
例えばこうです。
「なぜ自分は“違和感”という言葉を何度も使っているのか?」
「仕事に対して、具体的にどんな感情を持っているのか?」
この問いをそのまま投げて、
再びフリーライティングを始めます。
ここで起きる変化は、かなり大きいです。
最初のフリーライティングは、いわば“散らばった状態”でした。
テーマも曖昧で、思考もあちこちに飛んでいます。
しかし、2回目は違います。
すでに一度外に出して、
さらにAIによって“焦点”が当てられています。
つまり、
ある程度方向づけられた状態で、もう一度思考を外に出すことになるのです。
これはイメージとしては、
最初に砂の中から小さな石を見つけて、
それを今度は水で洗っていくような感覚に近いです。
最初はただの塊に見えていたものが、
少しずつ輪郭を持ち、質感が見えてくる。
そして、この2回目のフリーライティングで重要なのは、
「深くしよう」としないことです。
あくまで、やることは同じです。
うまく書こうとしない
整えようとしない
流れを止めない
ただし、違うのは“テーマがある”という点だけです。
このプロセスを通ることで、
最初はぼんやりしていた思考が、少しずつ具体性を帯びてきます。
抽象的だった違和感が、具体的な過去の出来事に変わる
曖昧だった感情が、言葉として定着する
散り散りだった考えが、一本の流れに見えてくる
ここまで来て、ようやく
「アイデアの種」が“使える状態”に近づいてきます。
フリーライティング → AIで拾う → もう一度書く
この往復が、このメソッドの核です。
次の章では、この「育ってきた種」を、
実際にどのようにアイデアとして形にしていくのか、
より具体的な手順として整理していきます。
ここまで来た時点で、すでにあなたの中には、
何もなかったはずの場所に、小さな“芽”が生まれているはずです。
■第4章:実例|フリーライティングから記事になるまで
ここまで、フリーライティングとAIを使って
「思考の種を見つけ、育てる流れ」を説明してきました。
ただ、ここでこう思うかもしれません。
「流れはわかったけど、実際どう繋がるのかがイメージできない」
そこでこの章では、
実際にどのようにして
フリーライティングから一つの記事に繋がっていくのかを紹介します。
■STEP1:フリーライティング(元の状態)
まずは、僕の実際のフリーライティングです。
フリーライティングかいし あんまにやるべきことない。あいりりりめんどうだな。 なんかいいネタないかな。 俺は今日は知的生産の技術について学んだけど、すごく面白い。 知識は並べて、組み替えて楽しむものだ。 だけど、冷蔵庫にある、野菜をぐるぐる組み替えて、料理を作るっていうのも、知的生産の技術とか、アイデアの作り方とおんなじやり方だ。 なるほどね。 なかなか示唆的だぜ ごはんを作ることが刺激的な意味が分かった。 並べて組み替える、 組み替えてから並び直す。 並べ直す。 認知行動療法。 認知行動療法は、なんというか。 いいものだ。 でもまっとう過ぎるね。 まっとう過ぎると全然だめだだね。 でも俺、はまっとうな時の方が楽ではあるんだよね。 だって自分を出す必要がないから。 でも、自分を出さないことに慣れすぎると、また問題が現れてくるのはマジであるんだよね。 自分を出すこと それは大事なことだ。 みんなについて、 みんなって誰だ。 今日は、ランニングしようかな それとも、きんとれしようかな バスケもいいけどな。 まぁ気分的にはランニングがいいかな。 でもなぁバスケもいいんだよね うーん。難しい。 どうしようかなぁ ランニングの春の、ここちよさはすごい。 ていうか、ここまで身体性にこだわる。短歌ってあったのかな。 ランニング×短歌 マッチョ×短歌 これは、いいかもしれない。
この段階では、
ただの思考の断片です。
まとまりもなく、結論もありません。
(誤字も多いです)
■STEP2:AIによる“種”の抽出
この文章をAIに投げて、
「興味深い点や繰り返し出てくるテーマ」を聞きます。
【そのまま使えるプロンプト】
「この文章の中で、興味深い点・繰り返し出ているテーマ・感情が動いている箇所を指摘してください」
すると、例えばこういった指摘が出てきます。
料理(冷蔵庫の食材)と創造の類似点
まっとうさの違和感
身体性と短歌
ここで初めて、
思考に“名前”がつきます。
■STEP3:テーマをもとに再フリーライティング
次に、この中の一つをテーマにして、
もう一度書きます。
例えば今回は、
「料理(冷蔵庫の食材)と創造の類似点」というテーマで書いてみます。
冷蔵庫の中ってなんか変だな。
自分で入れてるはずなのに、自分の管理じゃない感じがする。
なんか気づいたらいろんなものがある。
使いきれなかった野菜とか、もらった冷凍食品とか、よくわからん調味料とか。
あとなんか一回しか使ってないスパイスとかずっとある。
あれなんで捨てないんだろ。
いや別に腐ってるわけじゃないけど、明らかに使ってない。
まあミニマリスト的にやりすぎる必要もないか。
冷蔵庫に塩だけ
ちな冷凍庫って色々詰まっている方が冷やすの効率的らしい。
なんか冷蔵庫って一つの環境みたいな感じがある。
勝手に存在してる感じ。
自分が入れたはずなのに、自分のものじゃないみたいな、ビオトープ、自分の手を離れてる
食材もなんかそこに居着いてる感じがある。
長くいるやつはずっといるし。
で、料理するときって結局その中から選ぶしかないんだよ。
レシピ見ても、全部揃ってることってあんまないし。
だから結局、あるものでなんとかする。
でもそれで意外と美味しくなるときもある。
これやっぱアイデアな気がする。
なんだろう、アイデア
いやちょっと違うか。でも近いんよ。
本ではアイデアって組み合わせみたいなやつ。
そういう話だった。
知的生産の技術とかも似てた。
つまり、元々あるものを組み合わせるみたいな。
冷蔵庫も同じで、
新しく何かを作るわけじゃなくて、あるものをどう使うかみたいな。
でも冷蔵庫に何もなかったら何もできないよな。
普段から入れておく必要があるのもいっしょインプット。
なんか自分の中にもそういう冷蔵庫みたいなのがあるのか。
知識とか経験とか。
普段は使ってないけど入ってるみたいな。
で、ふとしたときに組み合わせが思いつく。
この時点で、
かなり輪郭が出てきています。
■STEP4:記事として構造化する
Essay
料理、冷蔵庫のなかの創造 冷蔵庫の中は偶然性で満ちている。
思ったより量が多くて使い切れなかった野菜。
誰かにもらった冷凍食品。
ふるさと納税の返礼品。
一度使っただけのエスニックなスパイス。
昨日のご飯の残り。
自分で冷蔵庫に保管する判断をしたはずなのに、それは既に新たな生態系をなしているようで、僕の管理の範疇の外のにいるものように感じる。
彼ら(彼女かもしれない)自身も、そこにいることに満足しているようで、一度居着いた食品は長らく冷蔵庫に留まることが多いみたいだ。
僕はそんなふうに、冷蔵庫に僕の意思を超えた偶然性を感じてしまう。
そしてそれは、料理をするときも同じだ。
自炊生活が長くなると、段々とメニューを考えなくても、あり合わせのもので料理が作れるようになってくる。
そのあり合わせの料理が、『アイデアのつくり方』や『知的生産の技術』に似ている。
冷蔵庫の中身は、それぞれが既存の思想や知識だ。
僕には冷蔵庫にはいる材料を一から作ることはできない。
思想や知識を畑から耕すことは難しい。
だけれども、その組み合わせによって美味しくご飯を作ることはできる。 大切なことは、冷蔵庫の中にある材料達について考え続けること。
自分のなかの冷蔵庫にいろんな材料を放り込んでおくこと、その生態系を育てること。
そして、ある日冷蔵庫を開いた時に料理の組み合わせを思いつくのだ。
それがアイデアなのだろう。
最後に、この流れを整理します。
ここまで来て、ようやく
一つの“読める形”になります。
これはエッセイなので、そこまで強力な構造化はしていませんが、
一応のセオリーとして、
①料理×創造性という枠組みの提示
②具体的なエピソード
③提示した枠組みの説明
④再度①の繰り返し
というような構造に整えています。
■このプロセスの本質
ここまで見てわかる通り、
最初から「記事を書こう」としているわけではありません。
むしろ逆で、
書き散らす
拾う
深める
広げる
整える
この順番を踏んでいます。
アイデアというのは、
最初から整った形では存在していません。
むしろ、
ぐちゃぐちゃな状態の中にしか存在していないと言ってもいいと思います。
だからこそ、
フリーライティングで外に出し、
AIで(他者の視点で)拾い上げ、
もう一度書き、
様々な角度から眺める。
このプロセスを通ることで、
初めて「使える形」になります。
この章の内容は、そのまま再現可能です。
むしろ最初は、
うまくやろうとせず、この流れをなぞるだけで十分です。
書く能力は書くなかで徐々に鍛えていけばいいのです。
書くことは筋トレとよく似ていると思います。
最初は筋肉をつけようと思って筋トレをする人も多いと思います。
周囲から「筋トレをして何を目指しているの?」と聞かれることも多いでしょう。
でも本人から見ると全く違う景色が見えています。
彼らはただ、楽しいから筋トレをしているのです。
すでに筋トレ自体が目的になっているのです。
文章を書いて何かを目指すのではありません。
ただ、文章を書きだすこと自分の頭の中に埋まっているアイデアを拾い上げる作業それ自体が楽しいのです。
これはトレーニングであり娯楽になると私は確信しています。
■第5章:まとめ|アイデアは“見つける”もの
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
本記事では、フリーライティングとAIを使って、
「アイデアの種を見つけ、育てる方法」を紹介してきました。
改めて、この流れを整理します。
フリーライティングで思考を外に出す
AIに投げて、興味深い点を拾う
テーマをもとに、もう一度書く
様々な角度から眺める
最後に整えて、形にする
やっていることはシンプルです。
ただ、この一連の流れには、一つ大きな前提があります。
それは、
アイデアは「思いつくもの」ではなく、「見つけるもの」だということです。
私たちはつい、何か新しいものを生み出そうとして、
頭の中で必死に考え続けてしまいます。
でも実際には、
思考は頭の中にあるだけでは、ほとんど形になりません。
外に出して、初めて見えるものがあります。
そして、誰か(AIでもいい)と対話して、初めて気づくことがあります。
今回紹介した方法は、特別な才能を必要としません。
必要なのは、
少しだけ手を動かすこと
少しだけ自分の思考に目を向けること
それだけです。
最初は、うまくいかないかもしれません。
何も書けない日もあるでしょうし、
書いても意味があるのかわからないこともあると思います。
それでも大丈夫です。
フリーライティングは、
「うまくやること」よりも、
「続けること」そのものに意味があります。
そしてある日、
ふと過去の文章を見返したときに、
「これ、少し面白いかもしれない」
そんな瞬間が訪れます。
そのとき、初めて気づくはずです。
自分の中には、最初から何もなかったわけではなく、
ただ見えていなかっただけだったのだと。
この方法は、派手ではありません。
効率よくアイデアを量産するものでもありません。
ただ、確実に
自分の思考から、何かを見つけ出すための方法です。
もし今、何かを生み出したいのに、何も出てこないと感じているなら。
それは能力の問題ではなく、
まだ外に出ていないだけかもしれません。
まずは一度、5分だけでも構いません。
頭に浮かんだことを、そのまま書き出してみてください。
Ryu.
