写真を言語化してみよう
みなさんこんにちは。わたなべりょうです。
今日は「写真基礎力UP講座第二段」ということで
写真の上達に欠かせない、「写真の言語化」をしていきたいと思います。
といってもこれはかなり私なりのやり方になりますので、
興味のある方のみ、参考程度に見ていただければと思います。
(言語化ってどういうこと?)
言語化といってもそんなに難しいことをするわけではなくて、私が過去に撮った5枚の写真について「光がどのように当たっているか」「写真を構成する色」「構図の特徴」を言葉で説明していきたいと思います。その写真が「ただなんとなくキレイ」ではなく「なぜ良いと感じるのか(あるいは、気に入らないならその理由は何か)」が感覚的にではなく論理的にわかるヒントになるかもしれません。
(なぜ言語化が上達につながるの?)
YouTubeをやってきて思ったのが、写真がなかなか上達しない
と自分で感じている人は「何が原因で、どうしたら良いのか」が
見えていない、つまり自覚できないことが多いのではないかと思いました。
なので、今回の動画で「写真で言語化する感覚」をつかむことができれば、自分の写真は何が原因でイマイチいいと思えないのかが分かるヒントになるのでは、と思って、動画を作ってみました。ぜひこの「写真を言語化してみる」ということを自分の過去写真について行ってみていただいて、次の作品を撮る時へのステップにしていただければ幸いです。
(1)トマト

光:右上からの強い直射日光
それによって・・・お皿と床にはっきりした強い影が落ちる。
トマトの色がはっきりとした赤が出て強調される。
元気で力強い印象。
つやの部分がハッキリと白く光り、ハリのある感じが想像される。
色:赤20% 白70% グレー10%
それによって・・・色数が少なく、シンプルな印象。
構図:中心に主役が来るほぼ日の丸構図。
それによって・・・安定感があるが、やや影の存在感も強いので左側に引っ張られているような印象。
(2)ゲートブリッジ

光:光源は大きく分けて2つあり、日が沈んだ後のマジックタイムの弱い太陽光が空を明るくしている。
橋に当たっているライトアップ。
それによって・・・橋はライトがない部分は暗く見えるが、ライトが当たっている部分が光り、個性的な橋の形が強調されている。
色:青:60%、オレンジ:10%、黒:10%、白:20%
それによって・・・空のグラデーションが一番の見せ場。上は青、下はオレンジで背景をほぼ覆うことで、橋が引き立って見える。
構図:画面の下に橋、上の部分は空のみのに分割構図。上を大きくあけることで広がりを感じられる。グラデーションを強調できる。橋の奥に山のシルエットや街の灯りが映ることで奥行きを感じさせる。
(3)逆光ポートレート

光:後ろから光が当たっている逆光
それによって・・・モデルの髪の毛全体に光があたる。遠くに写っているクルマのガラスやライト、近くの横断歩道も明るく光っている。遠くの木の木漏れ日も丸ボケを作っている。
色:逆光のため全体的に淡く、ハイライトが目立つ。
強い影がない。柔らかい印象になる。
構図:モデルを中央上部に配置。その近くの距離に他の被写体がないため被写体に目が行きやすい。遠くには街の風景が写っていて緑の多い都会的なイメージが感じられる。地面に何か落ちているものが写り込んでしまっているが邪魔なので消したい。
(4)青空と桜

光:右上からの強い太陽光で順光
それによって、青空がクリアに見える。河津桜のピンク色も強調される。
色:ピンク40%、水色:50%、白:15%、茶色:5%
水色とピンクの爽やかな印象。
構図:桜の花と空のみが配置されている。一本の木だが、2本に分かれた微妙に高さの違う枝を左右に分かれていて、安定感もあるが高さが違うことで少し動きが感じられる。
4辺のそれぞれに花が接している部分があり、迫力がある印象。
(5)パンケーキ

光:左奥からの曇りの日の自然光。
コーヒー、カップ、はちみつ、皿、につやつやとして光沢。
強い影は落ちないので優しい印象。
色:うす茶色60%、濃い茶色20%、白20%
テーブルの木目とパンケーキの色も近く、大きな色がまとまっているので落ち着いた印象。
構図:手前に主役となるパンケーキ、奥に添景となるコーヒーがある。
まずパンケーキに目がいって、そのあとにコーヒーに目がいく構図になっている。パンケーキの手前の皿、コーヒーの奥はきれていて大きく写っているので被写体が大きく写りパンケーキの存在感が強い。
ということでいかがでしたでしょうか。
今回は特に写真の印象を大きく左右する「色・光・構図」を言葉にしてみました。
写真はもちろん言葉にできないことを表現するのに使えるのですが、撮影する側はこのように言葉で自分の作りたい作品イメージを説明できるようになっておくと、それが役にたつ場合もあるかと思います。最初から全部を意識するのが難しければ、1つに絞る(例えば今回は構図だけを意識して撮ってみよう、とか)で練習してみるのも良い方法だと思うので試してみてください。今回説明した「光・色・構図」が違ったら、どういうふうになるのかを想像してみるのもいい練習になると思います。
おそらく一部の天才であればこんな理屈っぽく分析をしなくても「感覚的に」良い写真を撮れてしまうのでしょうが、私のような凡人はこんな風に、「なぜ良いか、悪いか」を分析して考えてみることが上達に繋がると思うので、面白そうだなと思った方はぜひ参考にしてみてください。
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