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トップを共通音にしてコードを動かす

調性の感覚 ★★☆☆☆
浮遊の感覚 ★★★★☆
マニア感覚 ★★★★★★★

今日はリハーモナイズのアイデアです。

リディアンがキーワード

最後の方は言葉の説明が難しくて理解も難しいですが、飽きずに最後まで読んでる方なら理解できると信じています(笑)


Herbie HancockのTell Me A Bedtime Storyはご存知の方も多いと思います。

イントロのコードがいきなりGmaj7のコードに対してG♯が乗っかり出だしからGmaj7(♯15)と言う離れ業(笑)しかし、今日のテーマはここではないです。

この曲のもう一つの聞きどころ、maj7の連続する所(0:59あたりから)です。同じコードタイプが連続するいわゆるコンスタントストラクチャー。

この曲の場合、トップノートがF♯でコードが
| BMaj7   GMaj7 | EMaj7   CMaj7 |
ですが、それぞれF♯の音は、5th 7th 9th ♯11thになります。

Tell Me A Bedtime Storyの17〜20小節目

これについて、他のルートでもメジャー7thコードを作ることができるのか色々考えてみました。


CMaj7のコードトーン C E G Bをそれぞれトップノート(メロディ)にしてボトムノート(ルート)を指定した時、メジャー7thコードになるものを順番に書き出していきます。

説明が長くなるのですが下の画像を参照してください。

トップノートがC音の時にできるメジャー7thコード

CMaj7
D♭Maj7
E♭Maj7(13)
FMaj7
G♭Maj7(♯11)
A♭Maj7
B♭Maj7(9)

ボトムノートはC D♭ E♭ F G♭ A♭ B♭
ロクリアンになります。

トップノートがE音の時にできるメジャー7thコード

CMaj7
DMaj7(9)
EMaj7
FMaj7
GMaj7(13)
AMaj7
B♭Maj7(♯11)

ボトムノートはC D E F G A B♭
ミクソリディアンになります。

トップノートがG音の時にできるメジャー7thコード

CMaj7
D♭Maj7(♯11)
E♭Maj7
FMaj7(9)
GMaj7
A♭Maj7
B♭Maj7(13)

ボトムノートはC D♭ E♭ F G A♭ B♭
フリジアンになります。

トップノートがB音の時にできるメジャー7thコード

CMaj7
DMaj7(13)
EMaj7
FMaj7(♯11)
GMaj7
AMaj7(9)
BMaj7

ボトムノートはC D E F G A B
→Ionianになります。

更にメジャー7thコードの時に使えるテンション(Available Tension)9 ♯11 13も調べてみました。これらについても同じ要領で、トップノートがDの時はボトムノートはエオリアン、F♯の時はリディアン、Aの時はドリアンになります。

トップノート(青数字)がLydianの下行形になっている

メジャー7thのAvailable Note(青字)を並べるとLydianの下行形になり、それぞれのルートは以下のようになります。

トップノートがそれぞれ
C(Ⅰ)の時、ルートはロクリアン (Ⅶ Mode)
D(Ⅱ)の時はエオリアン (Ⅵ Mode)
E(Ⅲ)の時はミクソリディアン (Ⅴ Mode)
F♯(♯Ⅳ)の時はリディアン (Ⅳ Mode)
G(Ⅴ)の時はフリジアン (Ⅲ Mode)
A(Ⅵ)の時はドリアン (Ⅱ Mode)
B(Ⅶ)の時はアイオニアン (Ⅰ Mode)

ロエミリフドイ、、、、どこかで聞いたフレーズ。

イドフリミエロ

Lydianを中心にモードが反転してます。

反転します。

そう、反転。

反転!?

出ました!

もうお分かりですよね?

Negative Harmonyの反転とはまた違いますが、何か繋がるかもしれません。


ちなみにメジャー7thでは使われないテンションについても書いてみました。
ホワイトボードの下半分の方です。

maj7コードに合わないテンションはうまくハマらないことがほとんど

こちらは最初のコード(Ⅰ度)はメジャー7thを作ることができず、

トップノートがD♭の時はC7(♭9)
E♭の時はC7(♯9)
Fの時はCsus4
A♭(G♯)の時はCMaj7(♯5)
B♭の時はC7

となりますが、それ以外は全てMaj7にしています。

そうするとよくわからないスケールが出てきましたが、F音がLocrianになったり、B♭音がトップに来るとAlteredになったりとこれも何か面白そうな雰囲気です。

F音とB♭音以外はモードになりませんでしたが、例えばD♭音をトップノートにした場合、ルートをD♭から考えるとLocrianになります。(C音は省く)→D♭をⅠと考えるので当たり前ですが、、、

♭Ⅱ ♭Ⅲ ♭Ⅵについてはオルタードテンションなので完全5度との親和性の問題でしょうか??また、FとB♭はなぜモードが出来上がるのでしょうか?こちらはともに検証が必要です。

トップノートがD♭

トップノートがE♭(D♯)

トップノートがF

トップノートがB♭

トップノートがA♭


1枚目のホワイトボードの写真を見るとマニアックな皆さんはお気づきだと思いますが、ルートモーションに対してトップノートの動きは、7つのコードのどこかに♯11を含むため、おそらくLydianが軸になっているのだと思います。

縦軸をメジャー7thコードとして、そのコードのトップノートは横軸にするとLydianモードになり、どのボトムノート(ルート)でもアボイドノートにならないためこのようなことができると推測されます。

という事でmaj7は縦軸(コード)も上の横軸(トップノートの動き)もLydianに支配されていると言うことです。

マイナーの場合Dorianモードを軸で考えるといいかもしれません。(Dorianは例外的に13thがアボイドですが、モーダルに考えることでアボイドを無視することも可能かと思います)

多分、数学的に考えるともっとシンプルにうまく説明できるのかもしれませんがそこまではまだ分析できていません。

引き続き調査中。詳しいことが分かり次第お伝えします。

現場からは以上です。

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