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結局、みんな何かに「熱狂したい」

YouTubeとPIVOTで配信されていた「ホリエモンと竹内由恵さん」のゼロから始めるスモールビジネスの始め方的な動画が気になり、試しに見てみました。

タイトルの通り、スモールビジネスの立ち上げ方をテーマにした内容でしたが、想像以上に示唆が多く、さまざまな気づきを得ることができました。

そこで、良太にも見てもらい二人で試考してみることにしました。


ホリエモンの“4原則”は本質を突いている


ホリエモンが語っていた「スモールビジネスの4原則」は、非常に合理的で明快なものでした。

  • 在庫を抱えない

  • 利益率の高い商材を選ぶ

  • 定期購入(サブスク)を導入する

  • 少人数で始める

この4つは、失敗を避けるための“黄金ルール”と言えるでしょう。
特に「在庫を抱えるリスク」は、多くの新規事業が陥る落とし穴です。

コーヒー豆やパンのように賞味期限がある商材で在庫を積みすぎると、それだけでキャッシュフローが詰んでしまいます。

ホリエモンいわく、理想は製造を外部パートナーに任せ、自社はブランドと顧客体験に集中する“ファブレス戦略”。
AppleがiPhoneの製造をFoxconnに委託しているのと同じ構造です。

なので構造としては完璧。
だからこそ、良太と私は「その先」にあるものを考えたくなりました。


「小麦の奴隷」と「WAGYUMAFIA」に見る“熱量”


ホリエモンが関わるビジネスを見ていくと、その多様性と実験精神に驚かされます。

たとえば「小麦の奴隷」。
堀江貴文氏のオンラインサロン HIU発の“地方活性型エンタメベーカリー”で、「ザックザクカレーパン」を軸に地域とのつながりやエンタメ性を打ち出し、全国にフランチャイズ展開しています。

在庫リスクを減らすため、冷凍生地を本部が供給。未経験者でも始めやすいように設計された“効率的なモデル”で、まさに「ホリエモン式4原則」の実践例といえるでしょう。

一方で、「WAGYUMAFIA(和牛マフィア)」は“ニッポンの和牛を世界へ”を掲げ、堀江氏と和牛専門家・浜田寿人氏がタッグを組んで立ち上げた事業です。
会員制・体験型・演出重視の店舗展開で、和牛を“食”ではなく“体験”としてブランド化しています。

どちらも素晴らしいモデルですが、感じる「熱」の方向が少し違う。
「小麦の奴隷」は拡大と仕組み化のビジネス。
「WAGYUMAFIA(和牛マフィア)」は信念と情熱のビジネス。

ホリエモン自身の熱量も、後者に強く向いているように見えます。
その“熱”がブランドに命を吹き込んでいるのだと、私たちは感じました。


人は「味」ではなく「物語」に惹かれる


ビジネスの世界では、差別化が難しい領域ほど「物語」や「体験」が力を持ちます。
コーヒーもその典型です。

どんなに味がよくても、ブルーボトルやスターバックスのようなブランドには簡単には勝てません。
なぜなら、人は「味」ではなく「世界観」にお金を払っているからです。

たとえば高城剛氏。
彼は“カビ毒のないコーヒー”を追求し、産地・農家の物語、微生物・発酵技術など、単なる味以上の「背景/ストーリー」が価値を生むと考えいます。
また、あえてSNSを一切やらず、「一過性のファンはいらない」と公言するのも、深く共鳴する人だけとつながるため。

つまり、物語こそが最大の差別化ポイント。
それは作り出すものではなく、「自分が信じているもの」から自然に生まれるのだと思います。


結局みんな、何かに熱狂したい


竹内由恵さんが新しい挑戦を始める姿を見て、ふと思いました。
人はやっぱり、何かに熱狂したい生き物なのだと。

「推し活」や「ファンコミュニティ」も、その延長にある気がします。
応援すること、共にいること、仲間であることに喜びを感じる。
それはもはや“消費”ではなく、“共犯関係”です。

ホリエモンが「WAGYUMAFIA(和牛マフィア)」を語るとき、そこには「ブランド」ではなく「同志」としての熱がある。

ただの客ではなく、仲間。
この構造こそが、現代のビジネスを動かしているように思います。


結局、「構造」と「熱量」は両輪だ


GMOの熊谷正寿氏はこう語っています。
「企業の在り方は財閥に学び、組織の在り方は宗教に学ぶ。」

つまり、ビジネスは合理的な“構造”を持ちながら、人の“信仰”や“熱狂”を生み出せるかどうかで決まる。

ホリエモン式の4原則は「構造」を教えてくれる。
そして「熱狂」は、私たち一人ひとりが見つけていくものです。

どんなに効率的なモデルでも、そこに魂がなければ続かない。
逆に、熱だけでも形にはならない。

在庫を持たず、利益率を高く。それは正しい。
けれど、人の心を動かすのは、いつだって「熱を持った人」。

どれだけ優れたノウハウを学んでも、ビジネスの原点は「私はこれがやりたい!」結局この一言に尽きるのだと思います。


参考資料

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