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第5話:「出たぞ!ランカー!千葉県某所、緑深き野池に潜む巨大ブルーギルの巣窟」

(……ふぅ。ようやく辿り着いた。木々が折り重なり、陽光さえも遠慮がちに差し込む、静かな野池。だが、水面の下は何やら騒がしい。)

(さて、お手並み拝見……。シュッ。……ん? 落ちた瞬間か?)

(いきなりひったくるようなアタリ。重い。おいおい、バスか?……いや、この叩くような引きは……。)

(......上がってきたのは、まあまあサイズのあるブルーギルだ。)

(……また同じ方向へ投げてみる。
ゴンっ!とさっきよりも強烈なアタリ!デカい!……20センチオーバー!)

(手のひらを完全に覆い尽くす、この圧倒的な厚み。ギルという概念を覆す、
堂々たる「ランカー」だ。)

(……。……おっ。また来た。……これもデカい。あっちも、こっちも。
……なんだここは。
巨大ギルのパラダイスか、それとも精鋭部隊の巣窟か。)

(投げるたびに襲いかかる、ランカー級の猛攻。小気味いいなんてレベルじゃない。腕にズシリとくる、この確かな生命の重み。……いい。こういう「想定外」は大歓迎だ。)

(……。一息ついて、水面を眺める。静かな湖面の奥底に、まだあんな奴らが無数に潜んでいるのか。)

(名もなき野池の、底知れぬ実力。恐れ入ったよ。)

(……。さて、そろそろ引き上げるか。戦士たちに敬意を表して、リリース。……元気でな。次は30センチになって俺を驚かせてくれ。)

(……。……。……腹が、減った。)

(巨大ギルとの連戦で、エネルギーを使い果たした。今の俺の胃袋を満たせるのは、並大抵の定食じゃない。)

(この近くに、どんぶり飯をガツガツいける、野武士のようなメシ屋はないか……。)

(よし、探そう。勝負の後の飯こそ、真のメインディッシュだ。)

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