「お金とは何か?」を自然から学ぶ――『ロマンチック金銭感覚』
ご無沙汰しています。りょくまゆです。
ただいま長野・上田に来ています。まもなく映画『ロマンチック金銭感覚』が上田映劇で上映されるため、その告知をかねて滞在中です✨いや〜上田、面白すぎます!ちょっとここではまだ言い表せない(笑)
『ロマンチック金銭感覚』は、人と人とのつながりや循環、自然との共生を背景に「お金とは何か?」を問いかける映画です。
人間が作った既存のお金のシステムを見つめ直し、自然から学ぶお金のあり方(腐るお金)から学び、私たちに何ができるか?どんな未来が描けるのかを探りました。
監督は、私、緑茶麻悠と佐伯龍蔵の2人。2024年にテアトル新宿で公開されてから、各地をゆっくりと旅するように上映が続いています。
noteの更新は少し間があいてしまいましたが、上映の旅はずっと続いていました。
大分にある映画館、日田シネマテーク・リベルテのあと、新宿ケイズシネマでの上映は毎日素敵なトークゲストをお迎えして、私たちもずっとロビーにおりました。朝9時50分という早い時間にも関わらず、足を運んでくださった皆さん、本当にありがとうございました。

ケイズシネマは、私が東京に出てきて最初に通った映画館。ロビーで過ごしていると、15年ぶりの仲間に再会したりして、まるで同窓会のような時間でした。お客様にお渡ししていたプレゼント「ロマンチックトークン」もあり、緑茶のタロット占いや人生相談、佐伯氏おすすめ映画の紹介など交流ができる通貨で、一日に一人くらい、ゆるやかに交流していました(笑)。
来てくださる方がいないときは、同時開催されていたペルー映画祭の方々とお話したり、毎日変わる催しを体験して楽しんでいました。



広島の横川シネマでは、支配人の溝口さんが一人で映画館を運営されていてびっくりしました。上映後には「Social Book Cafe ハチドリ舎」さんでのトークイベントもあり、心に残る時間になりました。平和記念公園と資料館にも初めて足を運びました。入ってすぐ胸が苦しくなりましたが、世界中の人が一つの場所で何かを感じている、その光景に不思議な希望を感じました。
滋賀の「水と木の祭」では、仲間たちと作り上げた空間、野外上映のピースフルな空気の中での上映。2年に一度の大好きなお祭りで上映できる機会がくるとは!なんだかこんな奇跡的な写真も撮ってくれていました。

最近、立て続けに言われたことがあります。
「『ロマンチック金銭感覚』はまだ始まったばかりじゃない?」
びっくりしました。だって、私はもう走りきったつもりだったので。(笑)「まだやってるの?いつまで?」なんて言われることも多かったですし。
でも、2025年の秋風を感じる今になって、「始まったばかり」と言われると、あぁ、そうかもしれないな、と少し思うのです。
この映画は、派手に広がるというより、ゆっくりじわじわと浸透していくもの。もしかしたら、数年後にカルト的な映画として火がつくのかも…なんて妄想もしています🔥あの時、色んな映画館でやってたらしいよ〜!なんてね。
宣伝のプロではないので、あれこれ試しましたが、結局のところ「人に直接会って話す」しかないと思っています。
めちゃ泥くさいロマンチック、コツコツ続けてます。
でもやればやるほど、見えない価値を受け取っている気がします。
『お金とは何か』というテーマを掘り下げたからこそ、次の映画では「どう掘り下げよう?」と日々考えてきました。
そして最近、ようやくひとつの兆しが見えてきました。
この数年間で、私の価値観はすっかり変わりました。
畑を始めて、土に触れ、作物を育てる喜びを知ったこと。(近所の方が畑は足音を聴いてるからね〜という言葉、驚きました。)
生ごみをコンポストにして、四年間ゴミゼロの生活を送っていること。
コンポストトイレに変えてからは、水を使わずに過ごせる安心感を知ったこと。
虫やカエルの声を聴くようになり、家の中にヤモリが遊びに来るようになったこと。
お金に対する考え方が変わり、本当にやりたいことが少しずつ分かってきたこと。
偽物と本物の違いを感じ取れるようになったこと。
すべてのものに生命を感じるようになり、地球全体の調和を意識するようになったこと。
そして、同じ志をもつ仲間とたくさん出会えたこと。
映画という世界を通して、人間社会の構造や違和感がよりクリアに見えてきました。
もはや、それを無視した映画づくりはできません。
でも、真面目すぎるのも違う。
ユーモアやドキドキ、ワクワクを散りばめた作品をこれからも作りたい。これは必ずそうします。自分自身が映画や演劇、物語にたくさん支えられ、助けてもらった感謝は忘れません。だからこそ根底には人を楽しませたいと思っています。
ただただもう人を疲れさせるコンテンツは作りたくないんです。だって私自身が現代の情報過多には本当に疲れてますから。
ミヒャエル・エンデの『モモ』に登場する“時間どろぼう”。
今の時代、あれが現実になっている気がします。
共同監督の佐伯龍蔵氏とも「現代版モモを作りたいね」とよく話しています。
でも、その前にちょっと“時代劇”を挟ませてください。(なんで?!)
それはまた次回、そのお話をゆっくり書きますね。
りょくまゆ
映画『ロマンチック金銭感覚』上映情報
上田映劇(長野県上田市)にて上映予定
2025年10月17日(金)〜10月23日(木)
上田映劇公式サイト
今後の上映スケジュール:filmromakin.com/schedule
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