氷花の流れる
氷花と呼ばれる流氷現象がある。
茨城県北部を流れる久慈川で、「花のように」とは言わないが、シャーベット状の氷が「咲いたように」川面に浮かび、流れる。
久慈川の清流に不思議な現象が現れます。シガです。
冬の久慈川を幻想的に彩るシガ。
氷点下5度以下の日が5日程続いた時に、様々な条件が整って発生します。
川底や水深の中間で発生したシガは、川面に浮かび上がり、冬の久慈川をゆっくりと漂います。
シガは川の流れに合わせ、時に繋がり、時に離れ、サラサラとかすかな美しい音色を奏で流れて行きます。
「サラサラとかすかな美しい音色を奏で流れて行きます」、か……
小学生の頃に何度か久慈川には行ったことがあるが、氷花を見たことはない。いつか見てみたいという40年来の(でも密やかな)憧れがあるだけだ。
道民以外に誰が喜ぶのか分からない「都道府県魅力度ランキング」で、長年茨城県は47位だった。たまたま46位になった時に県民が喜んだと聞いて、おれは「プライドねえのかアホどもが」とキレていた。最下位じゃないから喜ぶなんて(志が)最低じゃねえかと憤ったのだ。47位だなんて「売り」でしかない。1位になれないなら47位を目指すべきだろう。46位だなんてつまらないにも程があるというものだ。
それにしても「あなたの街は〇位です」と言われて誰が嬉しいんだろう。
とは言え、茨城県はいいところだ。山も川も滝も湖も沼も海もあって、水も米もうまい。秋田小町なんて、おれは茨城産のが一番うまいと思ってる。
そして今、入泉したことがある「福寿荘」の湯のにおいを、40年ぶりに思い出したところなのだが。現在は施設老朽化のため改装を行なっており、宿泊と入浴ができず食事のみ提供しているのだとか。久慈川のほとりにあって、ひなびてて、好きな旅館。復活したら泊まりに行きたい。
いいトコだよ茨城。これで46位なら、他はよっぽどすげえんだろね。
