職場のデスクにタヌキを迎える
龍沼樹里さんの note では、デスク周りにちょいちょい動物が姿を現す。ガチャのハリネズミであったりタヌキであったりする彼らは龍沼さんの編み物や書き物、きっと介護も見守っている。表情の陰りも疲れも、アイディアに輝く瞬間も見ている。東京にいる私は龍沼さんの日常を記事で読むだけだから、龍沼さんのことを知っているようで知らない。存在に励まされていながら、知らない。その何となしの心もとなさ、さびしさ。
そのせいにして、どうしても同じタヌキが欲しくなった自分を許す。うん、不可抗力だ。ポチりましょう。


おいコラ。龍沼さんの新しい記事がアップされたら教えろよな。

こんな話がある。練馬区(東京)は区内のタヌキについてその生息域を石神井公園までと考えていた。しかしそうではなかった。住民からの目撃情報でタヌキたちが西武豊島線「豊島園」駅周辺にもいることが分かったのだ。

ただしタヌキたちは住宅街を彷徨っていた。推測ではあるが、それ自体が広大な緑地であった商業施設「としまえん」が解体され「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」の建設が開始されるなかで、新たな住処が必要になったのだろう。いにしえより人を化かしてきたというさしものタヌキも、巨大資本の魔法の前には敵わなかったのかもしれない。
しかし疥癬による毛の抜けも見当たらない健康的なタヌキたちの姿は、近隣住民の心に強く残ったはずだ。よおごめんな、人間の魔法がもっと優れていたら、お前らが生きる環境を真っ先に保全しただろうに。おれたち未熟なんだよ。でも、信じてる。それまで近隣住民にも知られず密やかに生きて来たタヌキたちは、ドロンが上手い。また化かしてくれよなあ。たまに「そんなところでしぶとく生きてやがったのか!」と驚かせてくれ。そう祈っている。
