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〈断食で治る?〉7年実践して分かった癌に対する断食の効果


末期の癌、病院での治療をしないという当人に対して、それでも治していく方向で何かを頑張ってみようと提案を考える上で、最も有名な自然療法は「断食」でした。

どうすれば癌は癒えるのか、それを調べる上で国内外の医療関係者の講演会をいくつか拝見していましたが、もし自身が癌になれば薬は出来るだけ使わずに断食で治すと考えている方は意外にも多く、これは私たちにとってはとても好都合で、なぜそれが良いのかという解説も論理的に説明されていたことが断食を試してみる大きな理由になったと思います。

断食を行うメリットとデメリットはいくつかあって、まずメリットの部分から考えると

・内臓の休息
・オートファジー(自食作用)
・糖質制限
・腸内細菌の多様性の変化

私たちの内臓は食べ物を食べてから、消化・吸収するまでに莫大なエネルギーを使っています。実際に食べてから消化器官を抜けるまでにかかる時間は約11時間とされていて、断食はそもそも食べないことでこの身体のエネルギーを消化に割かず回復に充てるという狙いがあります。

そして、細胞内のオートファジー(自食作用)があります。
栄養が枯渇すると、細胞は自分自身の古いタンパク質や酸化した汚れ、壊れた小器官を分解してリサイクルをはじめます。
ただし、これはオートファジーが選択的に癌細胞を排除する、と単純に考えるのは正確ではないと思いますが、治った経験から「身体のサビをいかに取り除くか」は自然療法の核心のひとつと言い切って良いと思っています。

一部頭頚部のがんを除く多くの癌は糖質が大好物です。
その糖を断つことで、成長しにくくさせるという考え方もあるにはあります。
ですが、注意して頂きたいのは正常な細胞(特に赤血球)もブドウ糖を主要なエネルギー源として利用している為、糖質制限に限定した断食は私は危険だと思っています。

断食を行うと、栄養が腸内に入らなくなってしまう為、腸内細菌たちのごはんも無くなります。よって起こることは腸内細菌の減少、なのですがラマダンを用いた実験で面白いことがわかっています。
断食を行うと、腸内細菌の数は減りますが種類はむしろ増えるのです。
これは飢餓状態を乗り越えようと菌(微生物)が変化(進化)して、酪酸生産菌などの腸や免疫にとって有用な菌群が多く腸内で誕生するようになります。

では、断食を行うことで被るデメリット、リスクはどのようなものがあるのかと云えば、「悪液質(カヘキシア)」の問題です。
これは病気が原因での体重の減少や筋肉量の低下が起こる代謝異常の状態のことです。私たちも悪液質でした。
栄養状態の低下がやり方によっては起こり得るリスクです。

当時(2017年12月)の私たちの状態(腫瘍マーカー)は下記メモにある数列の上段で、CEAが247.3、CA19-9は1137.3、CA125は50.1と大変ひどいものでした。

彼女の身長は167cmで、この時の体重は腹水込みで46kg。
10年で10㎏体重が落ちていました。
かなり痩せており炎症が強く、栄養状態も悪い。腹水もある状態での断食というものは、100人の自然療法医がいれば100人が反対するような状態であっておかしくないと自負しています。
私たちはそれでも強行したのですが、悪液質の問題に何の対処も無しに行ったというわけではありません。

まず、完全断食でなく断食は1日1食にしました。それと併用して食事はケトン食に代えました。
以前までのnoteにそのあたりは詳しく記載しています。
簡単に云うと、糖に変わるケトン体でエネルギーの供給を補いました。

そして、ビタミンやタンパク質等の栄養の問題は「植物複合酵素」と「玄米乳酸菌」を生産している農家さんから買って補っていました。

がん腫瘍は分泌する物質(サイトカインなど)が腸管の消化吸収機能を低下させるという仮説は昔からありましたが、近年漸くその裏付けを示唆するようなレポートも増えてきました。
栄養の吸収は腸から行われる為、その働きを免疫のサポートと兼ねて土壌菌を培養した発酵おからを食事に加えることで腸内細菌を増やしながら私たちは断食を行っていました。

少しまとめると、
・完全断食でなく1日1食の断食。
・糖を摂らない代わりにケトン体の体質にする。
・薬草主体の植物複合酵素と玄米乳酸菌で栄養をしっかり補う。
・腸内細菌に自然の土壌菌を加えて、腸機能を向上させる。

実際にやってみてわかったこととして、十分なケトン体質に至るまでは断食で体重は減っていきます。ですが、しっかりとケトン体を作ってからは1日1食(それも粗食)でも体重の減少は収まり、栄養状態の回復と共に徐々に安定していきました。

ケトン体質は、市販のケトンチェッカーなどで調べる方法もありますが、私たちは点滴療法学会に加盟されている癌内科の先生にケトン体の数値を図って頂いていました。
市販のチェッカーは尿で調べたり、息から図ったりと手軽ではあるのですが、精度の面で云うとそれほど高くはありません。
なので、あくまで目途としてであれば使いようもありますが、実際にケトン体というものは血液一滴から詳細に調べられるものなので、完全なケトン体に移行できているかどうかはクリニックでしっかりと調べられるのも良いと思います。

結論としては、断食単体を癌治療の主体にするにはリスクが大きすぎる。しかし、包括的に行えば末期からでも治り得る可能性は確かに持っている。
十分なBMIと血中アルブミンが既にあり、断食のリスクがそれほどないのであれば試す価値は大いにあるものだと個人的には思っています。

まだまだ闘病時の失敗談や体験談は多くあるのですが、これからも少しずつ書いていきたいと思っています。
また、直接ご相談をされたい方、話を聞きたいという方は下記よりお気軽にお申し込みください。ZOOMにてご相談請け負います。

腸活堂
闘病をきっかけに当時私たちが健康の為に実際に使用していた物をそれぞれ全ての生産者さんから認可を頂き、取りまとめたお店をオープンしました。(取り扱いの商品は特定の病気や疾患の治療・治癒を目的とするものではありません)美容や健康面でお役立てください。

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