見出し画像

「このままでいいんだっけ?」 ──39歳で向き合った『40歳の壁』と、「自分事」という処方箋

こんにちは、ライオです

私ごとですが、先日39歳になりました。
いよいよ30代最後の年が始まったなー、、、としみじみ感じています。

このタイミングで、ふと数年前に読んだ本を読み直してみました。
尾石晴さんの『「40歳の壁」をスルッと越える人生戦略』という本です。

Voicyというネットラジオサービスで以前は”ワーママはる”名義で発信されてた方で、当時から良く配信を聴いてました。それがきっかけで書籍を出されたタイミングで買って読んでみた本になります。

以前に一度読んだ時も「あぁーなるほどなぁ」と思った記憶はあるんですが、39歳になった今この瞬間に読むと、「40歳の壁」って言葉が、やはり前よりずっとリアルな重みで迫ってくる感じがありますね。。

あの、「このままでいいんだっけ?」という漠然としたモヤモヤ。
今日は、この本をきっかけに、僕がどう「自分事」と向き合い始めたか、そんな話を書いてみようと思います。




「得る」から「失う」へ


まず書籍のタイトルにもある「40歳の壁」の定義についてです。

本書によればそれは、"何か生活する上での困難や課題、例えばお金に困るとか、そういう分かりやすい「壁」のこと"ではなく、
むしろ、安定した仕事とか家庭とか、周りから見るとある程度「うまくいってる」ように見えてる人、でも本人としては「このままでいいんだっけ?」っていう、漠然としたモヤモヤを抱えているという状況を指してるということのようです。

この感覚を「人生のフェーズが『獲得』から『喪失』へと移行する転換点」みたいに表現しています。 体力とか、若さとか。今まで「得てきた」ものが、時間の経過によってちょっとずつ「失われていく」感じですね、

いやー、、、”喪失”というワードがなかなか物悲しいというか、戸惑うというか、あまり前向きにはなれない雰囲気が漂ってますよね。笑 

ですが40歳の壁をスルッと超えるためにはこれを受け入れ、そこから戦略を少しずつ調整していくことが重要のようです。



「自分業」というハードル


で、本書はその「壁」を越えるための戦略として、すごくパワフルな「自分業(じぶんぎょう)」っていう概念を提唱しています。

「自分業」というのは、単なる副業とか起業っていうよりも、もっと広い意味での「自分自身の仕事」みたいな感じです。人生の後半戦を見据えて、自分らしくあり続けるために、生涯にわたって主体的に取り組む仕事、と本書では説明されています。

その目的は、人生の後半戦で「お金」「つながり」「健康」の3つをちゃんとキープするための、自分自身の仕事を持とう!という感じです。

なんでこの3つなのかっていうと、これがいわゆる「幸せの3要素」だから、ということみたいです。

従来の「仕事をして、定年で引退する」っていうモデルだと、引退した瞬間に『つながり』(会社との関係とか)がプツッと切れて、『お金』の不安も出てきやすい。そうじゃなくて、この3つをぜんぶ持続的に生み出せるエンジンを自分で作っておこうよ、というのが「自分業」の目的なんですよね。

この考え方自体は、もう「いやぁほんとそれだなぁ、、」って感じで、すごく共感しました。

ただ、同時に、「業(ぎょう)」っていう言葉の強さというか重みというか。 「ビジネス」とか「収益化」みたいなニュアンスが乗っかってきて、現在会社員の自分にとっては「じゃあ会社辞めて独立しなきゃいけないのかな、、?」と、ちょっとハードル高いなあって感じちゃうのが正直なところでした

そこで僕は、この「自分業」っていう大きな目標の手前に、書籍内でも言及はされてるのですが、まずは「自分事(じぶんごと)」から始めてみることにしました。

「業(=ビジネス)」にしなきゃ、というプレッシャーを感じる前に、まずは「事(=こと)」として、自分の内側にあるものを小さくても少しずつ育てていくような感覚です。

この『40歳の壁』という本がくれたヒントの中から、僕が「自分事」を育てる上で大事だなと感じたことを、いくつかピックアップしてみたいと思います。



ヒント1:「人生の目的を言語化してみる」


まずこれ、すごく大事だなと。

本書では「人生後半の目的を言語化してみる」ことが推奨されています。

といっても、いきなり「あなたの人生の目的は何ですか?」みたいに言われても難しいじゃないですか。 なので、本の中で紹介されている具体的な演習から取り組むのがいい感じでした。例えば「やりたいことを100個書いてみる」みたいなワークがあるんです。

これ、自分に課しているいろんな制約(「時間がない」とか「お金がない」とか)を一旦取っ払って、とにかく思考を発散させるための作業らしいです。

僕も改めて「じゃあ、僕が本当にやりたいことって何だっけ?」って考えてみたんです。

そうやって棚卸しして出てきたことの一部が、
今「自分事」としてやっている「グアバー(gwavr.com)」というサイト運営の活動につながる、以下の3つの想いでした。

  1. 「本業ではなかなか機会が得られない"0→1"でのサービス開発をまずは小さくてもいいから自分なりに作ってみること」

  2. 「自分がこれまで経験してきたことを活かして、社会が今よりも少しだけ滑らかになるような何かしらの貢献をすること」

  3. 「当事者として、LGBTQ+の方々のコミュニティが、今よりももう少し生きやすい世の中になるお手伝いをすること」

この「目的」がぼんやりしてたら、多分続かなかった気がするんです。
「なんとなく」で始めたことは、「なんとなく」辞められちゃうんですよね。

「自分事」として何かを育てるには、まず「僕は(私は)なんでこれをやるんだっけ?」っていう大義?みたいなものを、ちゃんと言葉にしておくのがスタートラインなのかもしれません。



ヒント2:「『みんなの正解』はない。『私の正解』が価値になる」


この言葉も、今の僕にすごく響きました。 本書では、周りが決めた「みんなの正解」みたいなものに合わせようとするんじゃなくて、自分なりの「私の正解」をちゃんと設計していくことが大事だ、みたいに書かれているんです。

これを読んで、まさに僕のモヤモヤもそこにあるんじゃないかなーと思いました。

というのも、本業の仕事は、幸いなことに充実しています。 今勤めている会社でも勤続10年になるところで、自分がやりたいと思えることもある程度やらせてもらえているし、自身の成長につながる挑戦もできていると思います。これは本当に本当にありがたいことです。

でも、それってあくまで「会社員としての正解」、つまり「みんなの正解」のひとつ、みたいなところがあって。 だからこそ、「このままでいいんだっけ?」っていうモヤモヤが出てきているのかなと思っています。

一方で、グアバーの活動は、すぐにお金になるわけじゃありません。 本書には「金銭的報酬以外の報酬を得ることを考える」という言葉も出てきますが、グアバーの活動は、まさにそのための実践の場になっている気がします。

もちろん、すぐに大きな「金銭的報酬」につながるわけじゃない。でも、僕にとってはそれ以上に大事な報酬がある気がしています。

グアバーの活動を通じてクリエイターさんと「つながる」ことや、「生きやすい世の中のお手伝いができてるかも」っていう実感。 こういう「金銭以外の報酬」こそが、僕にとっての「私の正解」であり、心の満足度につながってる気がします。

「みんなの正解」からちょっと外れたところに、「私の正解」っていう、すごく大事な「自分事」が隠れてるんじゃないかな、と感じました。



ヒント3:「アウトプットは『打席に立つ回数』がものをいう」


そして、最後はこれです。 「自分事」を育てようと思ったら、やっぱり何かしら「アウトプット」していくことが大事。 でも、完璧なものを出そうとすると、足がすくんでしまうのではと思います。

以前、『不完全主義』の記事で「完璧な毎日」より「だいたい毎日」がいい、って話を書きましたが、それとすごく近いなと思いました。

本書の「アウトプットは『打席に立つ回数』がものをいう」っていう言葉。完璧な100点のアウトプットを1回だけ狙うのって、ものすごくハードルが高いし、それがもし空振りしたら心が折れちゃうと思っています。

なので、30点でもいいから「打席に立つ回数」を増やしたほうが、何が読者に響くのか、何が自分に向いてるのかっていう「実験」がたくさんできるのではー、ということに気付かされました。

それに、アウトプットって「種まき」みたいなもので、打席に立った回数だけ(=記事やコンテンツを公開した分だけ)、それが「資産」としてネット上に蓄積されていくんですよね。

この考え方は他の書籍でもインフルエンサーの方が説いていたりして、すごく勇気をもらえました。

グアバーの活動も、このnoteも、100点満点の完璧なものを狙うより、まずは「打席に立つ」こと。つまり、記事を公開してみる、活動を完全に止めずに超ユルくても継続してみる。 その回数が、「自分事」を継続させていくコツなんじゃないかな、と思いました。



さいごに


『40歳の壁』を読んで、僕なりに「自分事」を育てるヒントをまとめてみました。

  • まず「人生の目的」を言葉にしてみる。

  • 「みんなの正解」より「私の正解」(=金銭以外の報酬)を大切にする。

  • 完璧を目指すより、「打席に立つ回数」を信じる。

こうやって「自分事」を育てていくことって、まさに序盤で触れた「自分業」の3要素=「お金」「つながり」「健康」を育てること、そのものなんだと思うんです。

「人生の目的」を言語化して(ヒント1)「私の正解」を大切にしながら(ヒント2)「打席に立つ」(ヒント3)こと。
このプロセス自体が、グアバーで多くのクリエイターさんと出会えたみたいに、会社とは別の新しい「つながり」を生んでくれますし、何より「やりたいことをやれてる」っていう実感が、僕のメンタル的な「健康」を支えてくれてる。

そして、何より大事なのは、この「自分で何かを新しく育てている」っていう感覚こそが、あの「40歳の壁」の正体だった「失っていく(喪失)」ことへの戸惑いに対する、一番の解決策になるんじゃないかな、と感じています。

「自分業」として、すぐに「お金」を生み出すっていうのは、まだ僕には遠いゴールかもしれません。

でも、幸い僕には「本業」っていう安定した場所がありますし、そこで得た経験や人とのつながりが、「自分事」の活動を助けてくれてると感じます。

そして、面白いことに、逆もありまして、「自分事」で得た新しい視点とか、本業ではできない経験、クリエイターさんとのつながりが、巡り巡って本業の方の仕事に新しいアイデアをくれたりもしています。

本業で得たものを「自分事」に持って行って、「自分事」で学んだことを本業に持って帰ってくる。

このサイクルを、あんまり焦らずに、でも丁寧に回していくことで、「自分事」がいつか自然に育った結果、本書が言うところの「自分業」っていう、次の「なりわい」になっていったら、それは最高だなぁ、、と思います。

そんな感じで、あんまり「壁」って構えすぎずに、向き合っていこうと、 39歳になった今、そんなことを考えています。

いつか気づかないうちに”スルッと”壁を越えられてることに、気づくタイミングが来るのかなぁ。。。



もし「少しでも面白かったな〜」と思っていただけたら、
「スキ」してもらえるとめちゃくちゃ励みになります🙏

フォローもぜひ!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


お知らせ


筆者が運営しているQueerなPodcastやBlogを掲載しているサイトGWAVR(グアバー)では、掲載にご協力いただけるPodcasterやブロガー(note、はてブロ、アメブロに対応)を募集しています!

ご興味のある方は下記のリンクよりサービス内容をご確認の上、ページ上のフォームからぜひ申請いただけますと幸いです🙏


または、2025年10月にnoteにDM機能が実装されたので、僕のnoteをフォローいただければこちらからこっそりお願いのDMさせていただくかもしれません☺️



紹介した書籍はこちら⇩

尾石晴さんのVoicyの番組はこちら⇩


いいなと思ったら応援しよう!

ライオ@GWAVR よろしければ応援お願いします!運営しているキュレーションサイトGWAVR(グアバー)のサーバー維持費等に充てさせていただきます🙏