テレビっ子、深夜番組を愛す
新聞もテレビ欄も触れない家で育つということ
ふと子供の頃に見てたテレビのことを思い出してしまって。
私の地元が僻地で、しかも「新聞は父が読むもの、子供が触るな」みたいな家だったんですよ。今思えばけっこうな男尊女卑なんだけど、当時はそれが普通だと思ってました。
だから4コマ漫画が新聞に載ってること自体知らなかったし、テレビ欄を見てアニメの放映時間を事前に把握するなんてこともできない小学生でした。インターネットもない時代の話です。
そして僻地あるあるなんですが、東京や大阪で毎週やってるような面白い番組って、こっちでは毎週放映されなかったりする。かと思えば「どこからこれが?」みたいな攻めた内容の番組がある日突然ぽろっと放映されることも多くて。
そんな環境で育ったからこそ、不意に出会えた番組への思い入れがすごいんだと思います。
「いとしの未来ちゃん」と「音効さん」という宝
「いとしの未来ちゃん」
確か我が地域では金曜の夜中(23時ごろ?)に放映されていた1話完結のドラマです。少し先の未来に暮らす未来ちゃんと、そのお姉ちゃんが登場して、「ちょっと未来に流行ったけどもう廃れた商品や文化」をお姉ちゃんがベッドで話して聞かせるという構成でした。
SF色強めの「世にも奇妙な物語」というか、星新一の短編集を毎週1話ずつ映像で読んでいるような感覚。とにかく面白かった。
直前には「ワーズワースの庭」という近藤サトアナウンサーがパーソナリティを務める、それはそれは上品でアカデミックな番組があって。なぜその前番組を鮮明に覚えているかというと…その時間まで起きていられたから、です。毎週楽しみにしていたのに毎週力尽きて眠ってしまってた、というオチがつくんですが。(意識が飛ぶ直前の記憶だけがなぜか鮮明という)
「音効さん」
こちらは我が地域では定期放映すらなかったので、見られた時はかなりラッキーでした。生涯で3、4回しか見たことがない。それでもこれだけ記憶に残っているのは、それだけ好きだったからだと思います。
「音響効果」のお仕事を面白おかしく紹介してくれたり、テレビにおける音響効果の重要性を体感させてくれる番組でした。NHKではなかったと記憶していて、今はYouTubeの違法アップロードに一部が残っているのみ。ほぼ見ることができないのが惜しい。
同系統で好きなのはNHKの「笑わない数学」「植物に学ぶ生存戦略」あたりです。
サカナクション山口一郎「シュガー&シュガー」への愛
このジャンルで断トツに好きだったのが、山口一郎の「シュガー&シュガー」です。
音効さんと似た構成なんだけど、あの"試運転感"がたまらなく好きで。毎回何か新しい試みがあったり、マイナーチェンジがあったり。特に、同じ映像に様々な方々がBGMを当てて「こういうイメージで作りました」とコンセプトを出してくるのを山口氏がいじり倒すコーナーが最高でした。他にもコーナーが盛りだくさんで、本当に大好きな番組でした。
すでに放映を終了してしまいましたがいつか復活することを強く願っています。
もう一つNHKで大好きな番組がありまして、その「シャキーン!!」については、もう語り切れないほど思い出があるのでまたの機会に。
