新時代の創造者たちとの対話から見えた、地域再生の「5つの役割」。還流エコシステムのアップデート
シニア世代として生きていくために思い描く環流エコシステム。
どうすれば、地域に真に根付く仕組みができるのか?
先日の「美味しいごはん」の鑑賞から始まった新たなチャレンジ。踏み出した一歩をとめたくなくて、コミュニティの活動拠点に伺ってみました。
そこには映画鑑賞のときに最初に話してもらった方がいてくれたので、スタッフさんや、そこから巣立った他の卒業生の方たちとの会話にスッと入らせてもらえました。みなさんに感謝です。
彼らの活気あふれる熱量を楽しんで、気づけば、あっという間の3時間。それなりに整った環境の自宅でひとり引き篭もっていては得られない刺激を受けて、自律的かつ持続的な環流エコシステムへのアップデート案がふと浮かんできました。それが以下の「5つの役割」の構成です。
1. 地域住民(土台となる人) その土地の歴史、文化、水脈や農地といった「環境・インフラ」の保持者です。彼らの存在そのものが、地域の背景となる「テロワール(地域性)」を担保し、すべての土台となります。
2. 生産者(データを創る人) 地域のインフラを活かして農産物を生産し、同時に「生きたデータ」を創り出す主体です。自らの手で農地の一筆一筆をデータ化し、土地への愛着を深めていく、いわば「地域のソースコードを書く人」です。
3. 消費者(スポンサーとして守る人) 彼らはデータを作る人ではありません。食事を楽しみ、特産品を購入することで、経済的な「血液」をシステムに流し込む存在です。生産者が創り出した物語に共感し、適正な価格で買い支えることで、地域の農地と生産者を防衛(プロテクト)します。
ここまでの3つは、システムと経済の基盤です。しかし、この仕組みに本当の血を通わせるのは、以下の「次世代を担う人々」の存在です。
4. これから学ぶ若者たち(意味を見出す人) コミュニティに集う、これから大学等へ進学していく若者たち。彼らが実社会の土に触れ、生産者と共に地域のデータを創る経験は、「自分は社会で何のために学ぶのか」という、より具体的な目標をもった進学への強力な意味づけ(動機)になるのではないでしょうか。
5. 現場のスタッフと、巣立った実践者たち(共創パートナー) コミュニティを最前線で支えるスタッフの方や、理念を体得して社会で活躍する卒業生の人たち。彼らの熱量を受けながら地域活動に自らの時間を投資する場面がさらに増えていくことを願っています。そしてできれば、彼らと一緒にこのエコシステムのモデル構築をやっていきたい。

地域と生産者がデータを創り、消費者が守り、若者がそこで学ぶ意味を見出し、実践者たちが共にシステムを構築・展開していく。
この「地域還流エコシステム」を、私は単なる構想で終わらせず、「明日を(あすを)」見据えた地域再生プロジェクトとして、現場の実践者たちと共に、泥臭く実装していきたいと思います。
