路地裏を見ていた
私は最近noteを始めたので、私がここにきた時は既に「なんのはなしですか」の路地裏にたくさん人がいました。
だから、そこができたてほやほやの路地裏だと気づいたのはこの記事を読んでからです。
それに、「なんのはなしですか」のタグも使ったことがありません。そんな、ただの傍観者の書く記事です。
# なんのはなしですか
最初にこのタグの存在を知った時、うまいことを考える人がいたもんだなあと感心しました。
オチのない話にタグでオチがつく。
オチのない話でもいいのだから、誰だって書こうと思えば書けるし、逆に構成を練って書けば一目置かれる。
そういう、バランスのいいフレーズ。
noteにはいろんな人がいて、その中にはnoteで名前を売って仕事につなげたり、お金を稼ぎたい人がいることを知っています。
私もやっぱり、どうせ生きてるなら人気者になりたいので、そういう人の記事を見てすごいなあ、なるほどなあ、と思うことがよくあります。
「なんのはなしですか」もそういう戦略で作られた、センスのあるうまいタグだと思っていました。
なので、まず3年もコニシ木の子さんが「なんのはなしですか」という言葉を育てていたことを知り驚きました。
そんなに大切にしてた言葉を人に貸しちゃっていいのか、と。
使い勝手の良くてセンスのあるフレーズは、誰にだって使い勝手が良くてセンスがいいのです。
つまり、自分にとってすごく嫌な考え方を持った人が使う可能性だって大いにあるわけで。
最初から戦略的に作ったフレーズなら、消費されることも利用されることも前提にあると思います。
けど、ずっと自分が使ってきた愛着のある言葉でそれをするのは、かなりの勇気と覚悟が要るんじゃないか。少なくとも、今の私ではできないです。
しかもコニシ木の子さんは「なんのはなしですか」とタグのついた全ての記事に感想を残してマガジンに追加しているとのこと。
その間にすり減っていく時間と精神を、お金に変えるでも仕事にするでもないのです。
コニシ木の子さんは記事の最後の方でこう書いています。
コンテンツとしてnoteの街の路地裏文化をもっと楽しむために、もっと笑えたり、泣いたり、考えたり出来るために、何か方法はありませんか?
これを読んだ時、感心を通り越して、失礼ながらちょっと引いてしまいました。
ガチすぎる。
この熱量はどこから来るんだ。
そう思って気づきます。
この記事は、創作大賞に応募されているのだと。
ああつまり、この「なんのはなしですか」という大きな動きは、コンテンツは、路地裏は、コニシ木の子さんが身を削り作った創作物なわけだ。
コニシ木の子さんは心底からクリエイティブな人なのだと思います。自分の生み出した創作物を愛しているのだと思います。
だから、自分の作った「なんのはなしですか」というコンテンツを育てるために、貪欲にまだ動いている。そう考えると、この人ほど今「創作大賞」を獲るにふさわしい人は中々いないんじゃないかという気がします。
もちろん、創作大賞は「記事」で戦う場所とはわかっているのですが、「人」で選出するならこの人こそが創作大賞にふさわしいと思います。
コニシ木の子さんは記事の中で、自分が本気で動き出すきっかけになった人の話をしています。
大勢のnoteの街の方々を一斉に紹介する記事に出会いました。それは到底一時間や二時間で書ける記事ではありませんでした。愛が入っていました。
そして何も見返りを求めていませんでした。
ただ彼女は「noteの街を面白くしたい」と叫んでいただけでした。
私には、それを笑うことは出来ませんでした。ぶん殴られた気分でした。
私は、コニシ木の子さんのこの記事も、誰かをぶん殴って新しいエンタメやコンテンツを産むんじゃないかと思っています。
創作大賞の概要にはこのように書かれています。
noteの街で生まれた作品たちが、その外にいる多くの人のもとにも届くように。それが、クリエイターすべての可能性を押し広げる未来につながるように
この、クリエイターすべての可能性を押し広げる未来につながる記事は、まさしくコニシ木の子さんの記事でしょう。
こんなに創作大賞に相応しい人がいることを知ってしまったら、感想を書かずにはいられませんでした。
私は「なんのはなしですか」という路地裏の人通りの多さにビビり、けれどその雑多で楽しげな空気には憧れて、さらなる影からこっそり眺めていたモブです。傍観者です。
今回取り上げたコニシ木の子さんの記事には、きっと「なんのはなしですか」を作ってきた人たちが感想を寄せ合って、同窓会みたいになるんじゃないかと思っています。
同窓会にただの名も知らぬモブが顔を出すのは本当に場違いな気がしていたのですが、ただの傍観者がうっかり顔を出すくらい素敵な同窓会だということが誰かに伝わればと思い、感想記事を書きました。
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