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思ってたんと違う話

皆さんには、

「思ってたんと違う。」

そんな経験はあるだろうか。

例えば、

服屋さんでマネキンが着ている服を見て、

「めっちゃカッコいい!」

と思って試着したら、

鏡の前には、

マネキンではなく、

休日のお父さんが立っていた。

とか。

「クッキーシュークリーム」と書いてあったから、

ザクザク食感を期待したら、

想像以上にふわっふわだった。

とか。

ネットで見た料理が美味しそうだったから注文したら、

写真では大きかったのに、

届いた瞬間、

「あれ?試供品?」

くらいのサイズだったり。

人生は、

思ってたんと違う。

この連続である。

マネキン…女性だな…🙇


私は壮大な計画を立てていた


以前の記事で、

私は妻にお願いをした。

「ランニングシューズが欲しい。」

ここだけ聞くと普通だ。

しかし、

問題はその後である。

私は記事の最後に、

しっかりと書いた。

「買っていいよ、ではありません。」

「会社から帰宅したら玄関に置いてあるやつです。」

「サプライズ形式です。」


ここまで具体的に書けば、

誰が読んでも理解できる。

そう、

これはもはやお願いではない。

プレゼン資料である。

しかも妻は、

「記事読んだよ。」

と言っていた。

つまり、

私は確信していた。

来る。

これは来る。

サプライズが来る。


帰宅が楽しくなった


会社が終わる。

車を降りる。

玄関まで歩く。

心の中では、

「あるかな。」

「いや、今日はあるかも。」

「もしかして今日じゃない?」

毎日クリスマスイブである。

玄関を開ける。

……

無い。

靴しかない。

いや、

ランニングシューズは欲しいけど、

今欲しいのは私の靴じゃない。

リビングを見る。

無い。

ソファを見る。

無い。

ダイニングを見る。

無い。

犬でも飼っていたら、

首輪にぶら下げてくれてる可能性まで探したと思う。

でも無い。

数日続いた。

もう、

サンタさんを待つ子どもより探していた。


ここで作戦変更


待っていても来ない。

ならば、

こちらから攻めるしかない。

ある日、

ネットを見ていたら、

NIKEのペガサス42が、

びっくりするくらい安くなっていた。

「これだ!」

私はすぐ妻へLINEを送る。


「これどう思う?」

数分後。


「安くなってるね!」

おっ。

いい流れだ。

さらに続く。


「いいんじゃない?」

よし。

これは来た。

完全に来た。

私は心の中でガッツポーズ。

「このあと『注文しといたよ』って来るやつだ。」

そう思っていた。



思ってたんと違う


妻から次のLINEが届く。

私はワクワクしながら開く。

そこには、

たった一言。

「買ったら?」

……

……

……

えっ?

私が?

一瞬、

スマホが壊れたのかと思った。

読み直す。

やっぱり、

「買ったら?」

である。

違う。

そうじゃない。

私は、

「買っていい?」

と聞いているわけじゃない。

私は、

「買ってもらう未来」

について話しているのである。

サプライズを期待していたのに、

いつの間にか、

購入許可をいただいていた。

思ってたんと違う。



最後の抵抗


私は諦めない。

ここで引いたら男じゃない。

LINEを返した。


「買ってくれる?」

すると、

妻からすぐ返信。

「わかったー。」

……

最初からそうしてくれ。

この数日間の私の妄想を返してくれ。


妻は記事を読んでいる


ここで一番不思議なのが、

妻はちゃんと記事を読んでいることだ。

つまり、

サプライズ希望も知っている。

玄関希望も知っている。

プレゼント希望も知っている。

全部知っている。

そのうえで、

「買ったら?」

なのである。

この人、

天然なのか。

策士なのか。

もう分からない。

パソコンがキーボードしか無いな🤣



思ってたんと違うけど


でも、

よく考えたら、

これも妻らしい。

遠回しな駆け引きなんてしない。

思ったことをそのまま言う。

だから、

結婚して20年以上経っても、

毎日ツッコミどころがある。

ネタが尽きない。

もしかしたら、

私のnoteの共同制作者は、

妻なのかもしれない。


ちなみに…


この記事を書いている今も、

私は会社から帰るたびに、

一応、

玄関を見ている。

もう約束もした。

LINEでも返事はもらった。

それでも、

「サプライズで置いてあるかもしれない。」

という淡い期待だけは捨てていない。

……いや、

ここまで書いて気付いた。

一番の「思ってたんと違う」は、

妻ではなく、20年以上一緒にいてもまだサプライズを期待している私の学習能力だった。

今日はそんな話。

今日も皆さんが心豊かに過ごせますように♪
いってらっしゃい♪

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