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偏食・少食 うまく食べられないのでは?という視点

うちの偏食っ子だった娘。
マクドナルドに行けば、きっと喜んで食べてくれるはず。 そんな淡い期待を抱いていた時期がありました。

「マックなら、どの子も好きだから」 そう思って連れて行っても、わが子が口にするのはポテトだけ。 ハンバーガーには手が出ず、食べることはありませんでした。
うどんしか食べなかった当時、ハンバーガーでも食べてくれれば、少しタンパク質が稼げる、と思ったのでしたが、残念!
そういえば、サンドイッチやホットドッグも、食べませんでした。

当時の私は、どの子も好きなマックですら、なんで食べないのか、訳がわからなかったのですが、今なら分かります。。。

あの子は、食べたくなかったわけではない。「どうやって食べていいか、分からなかった」だけなのだと。


「はーむ」と捉える、その一歩の手前で

食べ物を目の前にして、大きく口を開ける。唇で「はーむ」と捉え、前歯で「一口分」を適切に齧りとる。 これらは高度な「口腔機能」の賜物です。

実は、この「齧りとる」動作こそが、自分で食べられる量を測る「物差し」を育みます。当時のあの子は、その設計図が描けず、食べ物をどう処理していいか分からず立ち尽くしていたのでしょう。

それは「行儀」ではなく「発達」のサイン

振り返れば、あの子の日常には、お口の機能がまだ準備中であることを示すサインがいくつも散りばめられていました。

これらは決して「行儀が悪い」といった問題ではなく、乳幼児期に卒業するはずの「原始反射(吸啜反射など)」が、まだお口に残っていることで起こる、発達途上のあらわれです。
お子様に、こんな様子はありませんか?

  • 食事の様子:

    • クチャクチャと音を立ててしまう(口を閉じるのが難しい)

    • 丸呑みするか、いつまでも口の中に溜めている

    • ストローを「吸う」のではなく「噛んで」しまう

    • 偏食が激しい(特定の食感への過敏さ)

  • お顔周りの特徴:

    • 指しゃぶりが抜けない、服の襟や鉛筆を噛む

    • よだれが多い、または常に口が開いている(ポカン口)

    • 舌が常に前歯の間から出ている

  • 意外なつながり:

    • ハサミを使うとき、一緒に口がモグモグ動く(連合反応)

    • 発音が少し不明瞭(サ行、タ行、ラ行など)

これらは、お口が「赤ちゃんから大人へ」と切り替わる学習のステップを、少しだけ逃してしまっている状態かもしれません。
それが、偏食へとつながる理由の一つであり、食べ物を目の前にして「どうやって食べていいか分からない」に繋がるのです。

離乳食の忘れものを、遊びの中で取り戻す

もし「うちの子もそうかも?」と思っても、焦る必要はありません。 離乳食の時期に学びきれなかったのなら、また今から練習すればいい。 お口の機能は、いつからでも育て直すことができます。

家庭で楽しく取り組める「お口の遊び」をいくつかご紹介します。

  • 「吹く」遊び: シャボン玉や吹き戻し(ピロピロ)で、唇をすぼめる力と呼吸を整える。

  • 「うがい」遊び: ブクブク、ガラガラうがいでお口の筋肉を刺激する。

  • 「体幹」を育てる: 意外かもしれませんが、お口や喉周りの筋肉、舌(これも筋肉)は、体幹の筋肉と繋がっています。全身運動で体幹がしっかりすると、唇、舌、喉の動き、咀嚼、などの口腔機能が適切に働くようになります。

いつからでも、何度でも

今のあの子は、あんなに食べられなかったものが嘘のように、いろいろなものを口にできるようになりました。

「偏食」という言葉で片付けてしまう前に、お子さんのお口が何と言っているか、耳を傾けてみてください。 「食べ方が分からない」のなら、一緒に練習すれば大丈夫。
焦らなくても大丈夫。 その一口の積み重ねが、いつかあの子の「美味しい!」という満面の笑みに繋がることを信じています。


お子様の偏食・少食にお悩みのおやごさん向けに、他にも色々ご提案がございます。
ご相談お待ちしています。


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