発達が気になる子のお母さんへ〜あの頃悩みに悩んでいた自分が近くにいて欲しかったこんな専門家〜
今の私は、分子栄養学や発達支援の専門家として、主に発達特性のあるお子さんを持つお母さんの相談に乗る立場にあります。
でも、ふとした瞬間に思い出すのは、かつての自分自身の姿です。
出口の見えない育児の中で、「どうしてできないの?」「私のやり方がいけないの?」と自分を責め、孤独の淵で震えていたあの頃の私。
あの時、一番欲しかったのは、正しい理論を振りかざすだけの指導者ではありませんでした。 「大丈夫だよ、そのままでも道はあるよ」と、隣で一緒に歩んでくれる、そんな伴走者の存在でした。
この度立ち上げたWebサイト「発達ちゃんとママの栄養セラピー」は、かつての私のように悩み、もがき、それでも一生懸命に子どもを愛そうとしている「あなた」に届けるために作りました。
今日はサイトのご紹介を兼ねて、私の想いをお話しさせてください。
専門家として見てきた、お母さんたちの葛藤
日々のカウンセリングの中で、私が一番もどかしく、そして変えたいと感じていたこと。 それは、「正しい知識」を手に入れたはずの親御さんが、かえって自分を追い詰め、孤独になってしまうという現状でした。
例えば、こんな壁にぶつかっている方がたくさんいらっしゃいます。
1、正しい栄養知識を知るほど苦しくなる「偏食」の壁
分子栄養学を学び、発達を促すための栄養摂取の大切さを発信してきましたが、現場で返ってくるのは「うちの子、偏食で・・食べられないんです・・」という切実な声です。
発達が気になる子には、食べられるものが極端に少ない子が本当に多いのです。
実は私自身の娘も、発達障害のある偏食っ子でした。「小麦は良くない」と知識では分かっていても、娘が食べられるのは「うどん」だけ。 「このままでは、もっと症状がひどくなる。一刻も早く止めさせなければ」と、私は知識に追い詰められていました。
2. アレルギーという逃げ場のない制限
アレルギーで食べられないものが多く、その上さらに偏食がある。 「このままでは栄養不足になって、成長が止まってしまうのではないか」と、狭まっていく選択肢の中で、親御さんは呼吸をするのも苦しいほどの不安を抱えてしまう。
そんな親御さんにも出会ったことがあります。
3. 「良かれ」と思って届かないケア
「タッチケアで過敏さをとりましょう」と言われても、そもそも触れられることさえ拒否される。「楽しい雰囲気でやればできる」と言われてやってみても、娘には全く通用しない。 そんな時、「私は楽しい雰囲気すら作ることができない、ダメな親だ」と、学んだはずのメソッドに自分を否定されてしまうのです。
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誰のための「正解」なのか
栄養、タッチケア、感覚統合遊び……。
専門家が提示する「改善策」や「療育の正解」が、時に当事者を苦しめる刃になってしまう。
本来、サポートとは「今」を楽にするためのものであるはずなのに、いつの間にか「理想のゴール」に届かない自分を責める道具になっている。
これは専門家が悪いわけではありません。でも、その教えの先にいる「切実な現実」を拾いきれていないというのも、また一つの事実です。
私は、こうした「知識の刃」に傷ついている人を助けたい。 その思いでこのサイトを形にしました。
「発達ちゃん」に込めた、専門家としての裏テーマ
私は分子栄養学の視点から、体の仕組みを整えることの大切さを伝えています。しかし、それ以上に大切だと痛感しているのが「心の安全基地」です。
どれだけ完璧な栄養管理をしても、心が「今の自分じゃダメだ」という否定感でいっぱいでは、健やかな成長は望めません。
私が発達の専門家として活動していく上で、webサイトに込めた裏テーマはこちらの3つ
親御さんの「肩の荷」を下ろす 「この子はこのままでいいんだ」と思える瞬間を増やすことで、結果として家庭内のストレスが減り、発達への良い循環が生まれると考えています。
「正論」をお休みする場所 理論や対策を教える前に、まずは「特性があるからこその面白さ」や「あるある」を共有し、笑い合える空気感を作ること。
「できない」を「機能」として捉える 忘れ物や集中力の欠如を、個人の努力不足ではなく「脳や体の特性(機能)」として、キャラクターを通して客観的に、愛らしく可視化すること。
最後に
専門家としての私の使命は、ただ発達障害を改善したり、困りごとをなくしたり、行動を正したりすることではありません。
あなたが、あなた自身の、そしてお子さんの一番の理解者であり、味方でいられるようにお手伝いすることです。
もし今、あなたが育児やお子さんの特性に悩み、「もう頑張れない」と立ち止まっているのなら、専門書を閉じて、またはいろんな情報を収集するために検索するのをやめて、一度「発達ちゃんとママの栄養セラピー」を覗いてみてください。
そこには、あなたを否定する言葉は一つもありません。
この場所が、あなたにとっての「心の深呼吸」ができる場所になりますように。
