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【昭和音楽大学】総合型選抜 面接の質問100|実技だけでない、音楽への向き合いを言葉にする(2027年度)

【昭和音楽大学】総合型選抜 面接の質問100|実技だけでない、音楽への向き合いを言葉にする(2027年度)

塾に通わずに、昭和音楽大学(神奈川県川崎市・新百合ヶ丘)の総合型選抜を自宅で準備しようとしている人へ。最初に、この大学固有の事実を一つ置きます。昭和音楽大学の総合型選抜は、実技試験などの個別検査だけで合否が決まる入試ではありません。実技等に加えて、面接と、出願時に出す入学希望理由書・活動報告書によって、あなたが多面的に評価されます。つまり、演奏や作品の力を磨くのと同じくらい、「なぜこの音楽を、このコースで学びたいのか」を自分の言葉にできるかが、合否を分ける準備になります。

この記事は、演奏や実技そのものを教えるものではありません。実技指導はレッスンの先生にかないません。この記事が引き受けるのは、そこではない部分です。あなたが取り組んできた曲や作品、これまでの活動、目指すコースへの志望を、面接の場で伝わる言葉にどう置き換えるか。昭和音楽大学の面接が見ているのは、ちょうどそこです。技術は実技試験で見られます。面接で見られるのは、あなたが音楽とどう向き合い、多様な人々の中で主体的に学べる人かどうか、という姿勢のほうです。

もう一つ、この大学を知るうえで外せないことがあります。昭和音楽大学の建学の精神は「礼・節・技の人間教育」です。礼儀・節度・技術という三つをそろえて備えた、高い品性とコミュニケーション能力を持つ音楽人を育てる、という考え方です。だから面接で見られるのは、技術の高さそのものよりも、その技術を支える人としての姿勢です。仲間や指導者への敬意、自分を律する節度、そして音楽を通じて社会に貢献しようとする気持ち。昭和音楽大学が公開しているアドミッションポリシーも、卒業後に「音楽人として社会に貢献するために必要な基盤」を身につけることを期待しています。

書いているのは、総合型・学校推薦型選抜を指導してきた塾講師です。あわせて、企業の人事として採用面接の席に座り、採否を決めてきた経験があります。答える側を教える視点と、聞いて判断する側の視点。昭和音楽大学のように、演奏系から音楽療法・アートマネジメント・舞台スタッフまで幅広いコースを持ち、しかも実技と面接と書類で多面的に見る大学では、自分の志望コースの中身を理解し、それを自分の経験と結びつけて語れるかどうかで、準備の質が大きく変わります。塾に通えば、講師がその整理をしてくれます。通わないなら、その設計を自分で持つしかありません。塾で使ってきた面接準備の順序を、自宅で親子だけでも進められる形に組み直したのが、このガイドです。

昭和音楽大学の面接対策で、最初にやることは志望理由をきれいに書き直すことではありません。あなたが受けるコース(ピアノ演奏家、声楽、弦・管・打楽器、作曲、電子オルガン、ジャズ、ミュージカル、バレエ、音楽療法、アートマネジメント、舞台スタッフなど)を一つに特定し、そのコースがどんな学びで、どんな仕事につながるのかをつかむところから始まります。同じ「昭和音楽大学の面接」でも、演奏家を目指す人と、音楽療法士や舞台スタッフを目指す人とでは、面接で語る話の重心がまったく変わります。ここを外すと、練習の的がずれます。

でも、いざ準備しようとすると、情報が見つかりません。昭和音楽大学の名前で検索して出てくるのは、コースの紹介や入試日程、実技課題の話ばかり。実技のほかに面接で何を見られるのか、建学の精神「礼・節・技」を面接でどう自分の言葉にするのか、入学希望理由書に書いたことと面接の受け答えをどうそろえるのか。それを整理して並べた情報は、ほとんど出てきません。音楽の実技には熱心な先生がついても、面接の言葉づくりまで見てくれる人は少ない。多くの受験生が、実技は仕上げたのに、面接だけ手つかずのまま本番を迎えます。

ここで、視点を一つ変えます。音楽大学の面接は、演奏の上手い下手をもう一度確かめる場ではありません。実技は実技試験で見られています。面接は、あなたが音楽とどう向き合い、なぜこのコースで学びたいのか、そして多様な人々の中で主体的に学べる人かを見る場です。昭和音楽大学は、その評価の骨組みにあたるものを、自分から公開しています。建学の精神「礼・節・技の人間教育」、音楽学部のアドミッションポリシー(求める人物像)、そしてコースごとの学びです。求める人物像には、音楽・芸術の基礎的な知識と技能、それについて思考し判断し自ら表現する力、そして「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」が挙げられています。評価の的を推し量る材料は、すでにあなたの手の届く場所にあります。

ただし、「昭和音楽大学は、礼・節・技と、多様な人々と協働する態度を見るらしい」と分かったところで、準備はまだ一歩も進んでいません。自分のどの経験を、どの順序で、どんな言葉に置き換えれば、その姿勢が面接官に届くのか。取り組んできた曲や作品を、どう語れば「調べて弾いている」と伝わるのか。それは方針を知ることとは別の問題です。方針の理解と、本番で口から出る答えとの間には、まだ距離があります。

このガイドを読むと、どうなるか

  • 105問を暗記するのではなく、初見の質問でも「今、昭和音楽大学の礼・節・技、志望動機と目的意識、音楽を言葉にする表現力、多様な人々との協働のどこを問われているか」を判断してから答えを組み立てられるようになる

  • 志望コース(演奏系・ミュージカル・バレエ・音楽療法・アートマネジメント・舞台スタッフなど)を特定し、その学びと将来の仕事に合わせて話す重心を決められる

  • 建学の精神「礼・節・技」を、暗記した説明ではなく自分の音楽経験に翻訳して語れるようになる

  • 自分が取り組んできた曲・作品・活動を、実技の話に逃げず、面接で伝わる言葉にできるようになる

  • 出願時に提出する入学希望理由書・活動報告書と、面接で話すことの食い違いを、事前に確認できる

  • 音楽芸術表現学科と音楽芸術運営学科の違いを理解し、自分の志望学科の軸で答えられるようになる

  • 優先度Sの必須20問から始めて、1日30分・7日間で本番の受け答えの形に近づけるための手順が分かる

  • 保護者の方が印刷したPDFを読み上げるだけで、模擬面接の相手役になれる

そのために収録しているのは、昭和音楽大学の総合型選抜と面接がある方式の整理、2027年度に向けた最新情報、建学の精神・教育目的・アドミッションポリシーから推定した評価軸4本、優先度S/A/Bつきの想定質問105問(すべて自作。一問ごとに、その質問で確認されやすいこと・ありがちな弱い回答とその理由・回答の組み立て方までを付けています)、代表30問の回答例、提出書類ごとの追撃質問、コース別・実技連動など選考形式別の対策、書き込む回答設計ワークシート、NG回答パターン8つ、7日間メニュー、当日の直前チェックリスト、そして印刷用のPDFです。

収録質問から、見出しだけ10問

「ネットで拾える質問を並べただけでは」と思われるかもしれません。そこで、有料部に収録している105問の中から、昭和音楽大学固有度の高い質問文だけを10問、先にお見せします(ここでは解説を伏せています)。

  • 昭和音楽大学の総合型選抜は、各コースの実技試験等と面接、そして入学希望理由書・活動報告書によって選考されます。あなたが志望するコースと、そこで課される選考をどう理解しているか教えてください。

  • 昭和音楽大学の建学の精神は「礼・節・技の人間教育」です。この言葉を、あなたはどう受け止めましたか。

  • 「礼・節・技」のうち、あなたが音楽や活動に取り組む中でいちばん大切にしてきたものはどれですか。理由とともに教えてください。

  • あなたが志望するコースを選んだ理由を教えてください。昭和音楽大学には演奏系から音楽療法・アートマネジメント・舞台スタッフまで多くのコースがあります。

  • なぜ数ある音楽大学の中で昭和音楽大学を志望したのですか。昭和音楽大学でなければ、と感じた理由を教えてください。

  • 昭和音楽大学のアドミッションポリシーは、卒業後に「音楽人として社会に貢献するために必要な基盤」を身につけることを期待しています。あなたにとって「音楽人として社会に貢献する」とは、どういうことですか。

  • あなたが音楽(または舞台・芸術)を始めたきっかけと、続けてこられた理由を教えてください。

  • 出願時に提出する入学希望理由書で、あなたがいちばん伝えたかったことは何ですか。

  • 活動報告書に書いた活動の中で、あなたにとっていちばん意味の大きかったものを教えてください。

  • あなたが今取り組んでいる曲(または作品・演目・課題)について、どんなところに惹かれているか、言葉で説明してください。

この105問すべてに、このあとの試し読みと同じ「確認されやすいこと・弱い回答とその理由・回答設計」の解説が付いています。質問文を眺めるだけでは対策は終わりません。解説にこそ、実技だけでは合否が決まらない昭和音楽大学の面接で、足を止めないための組み立て方があります。

有料部の中身を、1問だけ試し読み

中身を判断してもらうために、有料部の想定質問から1問をそのまま出します。有料部にある105問すべてを、この形式で扱っています。

質問:あなたが今取り組んでいる曲(または作品・演目・課題)について、どんなところに惹かれているか、言葉で説明してください。

この質問で確認されやすいこと:これは、昭和音楽大学の面接の核心を突く一問です。昭和音楽大学の総合型選抜では、実技試験(多くのコースで200点、指揮コースは300点とされます。配点は年度・コースで変わるため要項で確認してください)で演奏の力そのものが見られます。だからこそ面接では、演奏では測れない部分、つまりあなたが音楽をどう感じ、どう考えているかを言葉で確かめます。「うまく弾けます」では答えになりません。その曲の何に心が動いているのか、なぜその表現を選ぶのかを、自分の言葉にできるかが問われています。実技と面接は別々のようで、この一問でつながっています。

弱い回答:「有名な曲で、難しいけれど頑張って練習しています。うまく弾けるようにしたいです。」

なぜ弱いか:「有名」「難しい」「頑張る」だけで、その曲のどこに惹かれているのかが入っていません。技術の話に寄っていて、自分の感じ方が言葉になっていません。面接官は実技試験であなたの技術をすでに見ています。ここで聞きたいのは、その曲とあなたの心の間にある、あなただけの言葉です。

回答設計(構造を示します。中身はあなたの経験に置き換えてください):

  1. まず、その曲のどの部分に心が動くのかを一つ挙げる。全体ではなく、具体的な一場面に絞る。

  2. 次に、なぜそこに惹かれるのかを、自分の感じ方の言葉で言う。音楽用語で飾らず、正直な言葉で。

  3. その感じ方を、演奏でどう表そうとしているかを言う。感じ方と表現の意図をつなぐ。

  4. 締めに、その曲と向き合う中で気づいたことへつなぐ。技術ではなく、学びの言葉で。

この型ができると、「その部分を、どう演奏で表そうとしていますか」「なぜその曲を選んだのですか」「作曲家について、何を調べましたか」といった、面接で続けて来る深掘りにも、同じ軸で答えられるようになります。

有料部では、必須20問・深掘り30問・コース別と書類追撃を含む全105問を、この形式で扱います。

保護者の方へ

このガイドは、受験生本人だけでなく、支える保護者の方が使うことも想定して作っています。総合型選抜・学校推薦型選抜は、保護者のみなさまが受験された頃には無かった、あるいは大きく形が変わった入試方式です。音楽大学の入試というと「実技がすべて」という印象を持つ方も多いのですが、いまの昭和音楽大学の総合型選抜は、実技に加えて面接と入学希望理由書・活動報告書で多面的に評価します。面接で見られる点も当時とは異なり、「自分のときはこうだった」が通じにくいのが特徴です。本ガイドは、いまの評価軸と想定質問をコース別に整理しているので、お子さんと一緒に準備の材料としてお使いください。印刷用PDFには想定質問がそのまま載っているので、保護者の方が質問を読み上げるだけで、模擬面接の相手役になれます。音楽の専門知識は要りません。お子さんの演奏に点をつける必要もありません。むしろ「今の話、入学希望理由書に書いたことのどこと一番つながっているの?」と一つ問い返すだけで、練習になります。7日間メニューは1日30分の設計なので、実技のレッスンと並行しても、家庭の中で面接の準備を進められます。合否を保証するものではありませんが、初めて人前で音楽への思いを声に出す場を家庭に作ることには、確かな意味があります。

このガイドを読み終えた7日後

回答設計ワークシートを書き上げ、入学希望理由書や活動報告書に書いた内容と、面接で話す内容を一本の線でつなげるところまで進められます。優先度Sの必須20問については、実技とは別に、面接での受け答えを一度は通しで練習できる設計です(保護者の方が印刷したPDFを読み上げれば、相手役はそれで足ります)。

そして、初めて見る質問が来たときに、いきなり答え始めるのではなく、「これは昭和音楽大学の礼・節・技、志望動機と目的意識、音楽を言葉にする表現力、多様な人々との協働のどこを確かめに来た質問か」を判断してから組み立てられるようになります。自分が受けるコースと学科も特定済みで、志望コースの学びと仕事に合わせた練習に時間を使えます。

本ガイドは昭和音楽大学が公開する建学の精神・教育目的・アドミッションポリシー・入学者選抜要項等をもとに評価軸を分析・構造化したものです(2026年8月時点の公開情報を確認しています)。評価軸は公開情報からの推定・整理であり、大学が公式に定めた採点表ではありません。総合型選抜の科目や提出書類、配点は公開されている範囲で整理していますが、面接時間・面接官の人数など公表されていない事項、または年度・コースで変わりうる事項は本ガイドでも断定しません。合否を保証するものではありません。実施方式・学科・コース・選考内容・配点・日程・募集人員は年度で変わります。出願前に必ず、志望コースの最新の入学者選抜要項本体を確認してください。

このガイドは、塾で面接指導に使ってきた準備の順序を、自宅で親子だけでも進められる形に組み直した一式です。総合型選抜・学校推薦型選抜と面接がある方式の整理、2027年度に向けた最新情報、評価軸の分解、想定質問105問、回答例30問、提出書類ごとの追撃質問、コース別・形式別の対策、ワークシート、7日間メニュー、印刷用PDFが入っています。

同じ実技と面接で受ける人へ:関連する大学の面接ガイド

併願・比較の参考に。昭和音楽大学と同じく、実技や作品と面接で受け、「なぜこの表現を、この道で学びたいのか」を言葉にする力が問われる大学の面接ガイドです。同じ「準備の設計図」で対策できます。

・【多摩美術大学】総合型選抜 面接の質問100 → https://note.com/rtutptmt/n/n99ca43c71cfa
・【武蔵野美術大学】総合型選抜 面接の質問100 → https://note.com/rtutptmt/n/n36201844a48c
・【京都精華大学】総合型選抜 面接の質問100 → https://note.com/rtutptmt/n/n0863fc0dbcae
・【大阪芸術大学】総合型選抜 面接の質問100 → https://note.com/rtutptmt/n/n9c482789672b

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