【大阪国際大学】総合型選抜 面接の質問100|出願より前に終わる事前面談50点(2027年度)
【大阪国際大学】総合型選抜 面接の質問100|出願より前に終わる事前面談50点(2027年度)
塾に通わずに、大阪国際大学(大阪府守口市藤田町6-21-57)の総合型選抜を自宅で準備しようとしている人へ。最初に、この大学固有の事実を一つ置きます。大阪国際大学の総合型選抜(AO)は、出願する前に面接が終わります。正確には、面接に申し込み、そこを通った人だけが出願できます。
大学が公開している入試ガイド2027の誌面14ページは、この入試の流れをSTEP01からSTEP03まで図で示しています。STEP01が「申込み」、STEP02が「事前面談〜結果通知」、STEP03が「出願〜選考〜合格発表」。STEP02の最後の欄には、こう書かれています。「面談結果発送日に面談結果・出願可否通知を郵便にて発送」。つまり、事前面談の結果として送られてくるのは合否ではなく、出願してよいかどうかの通知です。ここで出願可の通知をもらえなかった人は、出願用紙を印刷する画面にも進めません。
そして、その事前面談が50点です。入試ガイドの誌面11ページ、POINT02の図は、事前面談に50点、①プレゼンテーション方式・②課題方式・③資格・活動方式にそれぞれ50点を割り当て、事前面談の点数と①から③のうち最高得点を足して合計100点になる、という形で示しています。インターネット出願要項2027の誌面7ページも同じ構造を、「〔プレゼンテーション、課題、資格・活動〕:50点満点+事前面談:50点満点」と表記しています。100点のうち50点、つまり半分が、20分から30分の個人面談で決まります。
日程を並べると、この入試の形がはっきりします。Ⅰ期の出願期間は2026年10月5日(月)から10月15日(木)。ところがⅠ期第1回の事前面談は2026年7月25日(土)、第2回は8月29日(土)、第3回は9月19日(土)です。出願が始まる2か月以上前に、配点の半分を決める面談が終わっている。これが大阪国際大学の総合型選抜です。
書いているのは、総合型・学校推薦型選抜を指導してきた塾講師です。あわせて、企業の人事として採用面接の席に座り、採否を決めてきた経験があります。この大学の総合型選抜は、評定平均の基準がなく、推薦書も要らず、筆記試験もありません。かわりに、申し込みの段階で自分の見せ方を自分で選び、それを面談で説明しきる設計になっています。何を選び、どの順で準備するかを決める作業は、塾に通っていれば講師がやってくれる部分です。その順序を自宅で進められる形に組み直したのが、このガイドです。
今日から4日後に、Ⅰ期第2回の申込みが閉じます
この記事を公開している2026年8月14日の時点で、動いている締切が二つあります。
一つ目。Ⅰ期第2回の事前面談の申込み期間は、2026年8月3日(月)から8月18日(火)です。締切日消印有効。今日から4日後です。
二つ目。短期大学部だけにあるトライアルクラス方式は、体験授業に参加すること自体が選考です。入試ガイドの誌面20ページの表に載っている開講日は、4月26日(日)、5月24日(日)、6月14日(日)、7月19日(日)、8月23日(日)の5回。このうち残っているのは8月23日(日)だけです。2027年度入試のトライアルクラス方式は、この1回で終わります。
さらに、課題方式で「テーマ2」を選ぶ人には、もう一つ日程が関わります。入試ガイドの誌面12ページ、POINT05は「課題方式でテーマ2を選択される場合、下表に記載されているオープンキャンパス等のイベントへの参加が必須となりますので、ご注意ください。」と書いています。参加していなければ、そのテーマは選べません。
そして、ここに大学自身のお知らせが重なります。入試情報サイトのお知らせ(2026年8月7日投稿)は「大阪国際大学 大阪国際大学短期大学部は、8月8日(土)~8月18日(火)夏季一斉休業期間となっており、同期間中はすべての事務局業務を休止させていただきます。」と書き、続けて「なお、メール等のお問い合わせにつきましては、8月19日(水)以降に順次回答させていただきます。」としています。Ⅰ期第2回の申込み締切である8月18日は、この一斉休業の最終日にあたります。締切当日に電話で確認する、という手は使えません。
第2回に間に合わない場合、次はⅠ期第3回です。申込み期間は8月31日(月)から9月8日(火)、事前面談は9月19日(土)。ここまでがⅠ期で、Ⅰ期の出願期間・合格発表・入学手続の日程は第1回から第3回まで共通です。つまり、第2回を逃してもⅠ期は終わりません。ただしトライアルクラス方式だけは8月23日で終わり、Ⅰ期第3回に該当する開講日はありません。
でも、いざ準備しようとすると、情報が見つかりません。予備校の入試情報ページは「総合型選抜(AO)」の欄に「面接」とだけ書いてあり、その面接が出願より前に来ることも、それが配点の半分であることも書いていません。しかも、この入試の詳しい中身は、7月に更新された出願要項のほうには載っていません。出願要項2027に載っているのは出願期間・小論文提出期限・合格発表日だけで、事前面談の日程も、4つの方式も、学科ごとの課題テーマも、3月公開の入試ガイド2027の側にしかありません。要項だけを開いた人は、自分がいつ何をすればいいのかが分からないまま8月を過ぎることになります。
ここで、視点を一つ変えます。この入試は、何を聞かれるか分からない面接ではありません。あなたが何を聞かれるかは、あなたが申込みフォームに何を入力したかで、かなりの部分が決まります。
入試ガイドの誌面21ページと22ページは、申込みフォームで入力する内容をそのまま紙面に再現しています。基本情報と顔写真データ、志望学科。そして方式ごとの欄。プレゼンテーション方式なら「選択したテーマ:」と「どのようなプレゼンテーションをするのか具体的に入力してください。(250字まで)」。課題方式なら「選択したテーマ:」と「内容:」。資格・活動方式なら「取得日・期間等」「資格、大会名、活動実績」「学年」の表。そして最後に、方式を問わず全員が書く欄があります。「自己PRと本学に入学したい理由や、将来どのようになりたいか等を具体的に入力してください。(400字まで)」。
この400字が重要です。大阪国際大学の総合型選抜の出願書類には、志望理由書がありません。出願要項2027の誌面10ページ、総合型選抜(AO)の出願書類欄は「入学志願票」「調査書」「入学検定料免除届」の3点だけで、志望理由書は入っていません。同じ要項の中で、スポーツ・吹奏楽特別選抜やファミリー特別選抜には「出願登録時に、本学や受験学科の志望理由を400字程度で入力」という項目があるのに、総合型選抜(AO)にはそれがない。つまりこの入試では、申込みフォームに書く400字が、志望理由書の役割を引き受けています。面談官の手元にあるのは、あなたが申し込みのときに書いた文章です。
このガイドを読むと、どうなるか
105問を暗記するのではなく、初見の問いでも「今、大阪国際大学の、選んだ方式・志望学科と学びの接続・全人教育と礼節・制度理解と受験計画のどこを問われているか」を判断してから答えを組み立てられるようになる
申込みフォームに入力した志望理由400字・プレゼン内容250字・資格や活動の一覧が、面談でどこから掘られるかを事前に把握できる
事前面談50点と方式50点という配点を前提に、どちらに準備時間を配分するかを自分で決められる
専願であること、既卒は2026年3月以降の卒業に限られること、同じ学科には2回までしか申し込めないことという3つの前提を、自分の言葉で説明できるようになる
出願より前に面談があるという順序と、共通テストの出願締切、そして不合格だったときの受け皿の日程を、カレンダー上で押さえられる
経営・経済・心理コミュニケーション・人間健康科学・スポーツ行動・国際コミュニケーション・国際観光の7学科と、短期大学部の幼児保育・ライフデザインで、聞かれ方がどう変わるかが分かる
プレゼンテーション方式で当日使う機材、課題方式で提出する文章、資格・活動方式で出す証明書類のそれぞれについて、面談での扱われ方が分かる
優先度Sの必須20問から始めて、1日30分・7日間で本番の受け答えの形に近づけるための手順が分かる
保護者の方が印刷した資料を読み上げるだけで、模擬面接の相手役になれる
収録しているのは、申込みから合格発表までの流れの整理、4つの方式それぞれの中身、評価軸4本、優先度S/A/Bつきの想定質問105問(すべて自作。一問ごとに、確認されやすいこと・弱い回答とその理由・回答の組み立て方を付けています)、代表30問の回答例、申込みフォームと提出書類ごとの追撃質問、方式別の対策、回答設計ワークシート、NG回答パターン8つ、7日間メニュー、当日の直前チェックリスト、印刷用の資料です。
収録質問から、見出しだけ10問
「ネットで拾える質問を並べただけでは」と思われるかもしれません。そこで、有料部に収録している105問の中から、大阪国際大学固有度の高い質問文だけを10問、先にお見せします(ここでは解説を伏せています)。
志望する学科と、その学科でなければならない理由を教えてください。
本学の総合型選抜は専願です。合格した場合は本学に入学するという前提で申し込んだ、という理解で間違いありませんか。
申込みフォームの最後に、自己PRと入学したい理由を400字までで入力していただきました。そこに書いた内容を、要約して話してください。
今回、プレゼンテーション方式・課題方式・資格・活動方式のうちどれで申し込みましたか。その方式を選んだ理由も教えてください。
本学の総合型選抜は、この事前面談が50点、方式が50点の合計100点です。この配点を知ったうえで、どちらに多く時間をかけて準備してきましたか。
本学園の建学の精神は「全人教育」です。あなたはこの言葉を、どう受け取りましたか。
本学は大学と短期大学部が同じ守口キャンパスにあります。あなたが大学(短期大学部)のほうを選んだ理由を教えてください。
出願したあと、動画を視聴して小論文(作文)をWebで提出していただきます。この段取りは把握していますか。
同じ学科には2回まで申し込むことができます。今回は何回目の申込みですか。
本学の合格発表は11月6日ですが、大学入学共通テストの出願は10月2日で締め切られます。あなたはこの順番をどう考えていますか。
この105問すべてに、このあとの試し読みと同じ解説が付いています。質問文を眺めるだけでは対策は終わりません。解説にこそ、その場で言葉にするための組み立て方があります。
有料部の中身を、1問だけ試し読み
有料部の想定質問から1問をそのまま出します。105問すべてを、この形式で扱っています。
質問:本学の総合型選抜は、この事前面談が50点、方式が50点の合計100点です。この配点を知ったうえで、どちらに多く時間をかけて準備してきましたか。
この質問で確認されやすいこと
配点表を読んだかどうかを確かめる問いです。入試ガイドの誌面11ページ、POINT02の図は、事前面談に50点、①から③の方式にそれぞれ50点を割り当て、事前面談の点数と①から③のうち最高得点を足して合計100点になる、という形で示しています。インターネット出願要項2027の誌面7ページの表も、総合型選抜(AO)の欄を「〔プレゼンテーション、課題、資格・活動〕:50点満点+事前面談:50点満点」としています。
ここには二つの意味があります。一つは、方式でどれだけ良い出来でも、それは50点分でしかないということ。もう一つは、複数の方式で申し込んだ場合に加算されるのではなく、最高得点の1つだけが採られるということです。入試ガイドの誌面11ページ、POINT02の見出しは、1回の事前面談で複数の方式を選ぶことができる、という趣旨で書かれていて、図のほうは事前面談と①から③のうち最高得点を足す形になっています。
3つ申し込んでも150点にはなりません。この問いは、その構造を読めているかどうかを見ています。
弱い回答
「プレゼンの資料を作るのに一番時間をかけました。面談のほうは、当日に自分の言葉で話せばいいと思っています。」
なぜ弱いか
準備した事実は伝わりますが、配点の半分を占める面談を「当日なんとかする」対象として扱っていることも同時に伝わります。しかもこの入試の面談は、あなたが作った資料や課題について説明を求める場でもあります。資料に時間をかけたのなら、その資料について話す練習にも時間を割いているはずで、その接続が語られていないのは準備の設計が甘く見えます。
回答設計
まず、配点を自分の言葉で言い直す。次に、どちらにどれだけ時間をかけたかを、時間の単位(週◯時間、何日間)で具体的に言う。三つ目に、その配分にした理由を配点の構造とつなげて説明する。四つ目に、少ないほうにも何をしたかを一言添える。配点を読んだうえで自分で決めた、という筋が通れば、どちらに寄せていても構いません。
ここまでが、105問すべてに付いている解説の形です。有料部では、この問いを含む優先度Sの20問と、深掘り30問のうち10問に、「回答例」「この回答の良い点」「さらに良くするには」「さらに聞かれそうな質問」まで付けています。合計30問で、実際の言い回しまで確かめられます。
保護者の方へ
このガイドは、支えるご家族が使うことも想定して作っています。総合型選抜・学校推薦型選抜は、保護者のみなさまが受験された頃には無かった、あるいは大きく形が変わった入試方式です。面接で見られる点も当時とは異なり、「自分のときはこうだった」が通じにくいのが特徴です。とくに大阪国際大学の総合型選抜には、ご家庭で先に確認しておいたほうがよい点が3つあります。
1つ目は、専願であることです。インターネット出願要項2027の誌面10ページは、総合型選抜(AO)の見出しの横に「専願」と明記しています。合格したら入学する前提の入試です。
2つ目は、出願資格に卒業年の下限があることです。同じ誌面10ページの出願要件は「2026年3月以降に高等学校または中等教育学校を卒業した者および2027年3月卒業見込みの者で、本学を専願とする者。」と書いています。2025年3月以前に高校を卒業した方は、この総合型選抜には申し込めません(通常の課程による12年間の学校教育を修了した方や学校教育法施行規則第150条該当者は、2027年4月1日時点で19歳までなら出願できる場合があります)。
3つ目は、日程です。この記事を公開している2026年8月14日の時点で、Ⅰ期第2回の申込み締切が8月18日(火)、短期大学部のトライアルクラス方式の最後の開講日が8月23日(日)。しかも大学は8月8日から8月18日まで夏季一斉休業で、問い合わせの回答は8月19日以降と告知されています。ここだけは、ご家庭のカレンダーに書き写しておいてください。
印刷用の資料には想定質問がそのまま載っているので、保護者の方が読み上げるだけで模擬面接の相手役になれます。専門知識も、点をつける必要もありません。「それはなぜそう思ったの」と一つ問い返すだけで、この大学の面談の練習になります。合否を保証するものではありませんが、初めて人前で自分の考えを言葉にする経験を家庭で作っておくことには、確かな意味があります。
このガイドを読み終えた7日後
回答設計ワークシートを書き上げ、申込みフォームに入力した内容と当日話す内容を一本の線でつなげるところまで進められます。優先度Sの必須20問は、声に出す練習に一度は取り組める設計です。初めて見る問いが来たときも、4本の軸のどれを確かめに来た問いかを判断してから組み立てられます。事前面談の当日の流れと、その後に来る出願・小論文・合格発表の順序も確認済みの状態になります。
本ガイドは、大阪国際大学が公開するインターネット出願要項2027、入試ガイド2027、アドミッション・ポリシー、建学の精神、入試情報サイトの総合型選抜(AO)ページ・オープンキャンパスページ・トライアルクラス方式ページ・検定料及び学費ページ・お知らせ、オープンキャンパス当日プログラムをもとに評価軸を分析・構造化したものです(2026年8月14日時点の公開情報を確認しています)。
評価軸は公開情報からの推定・整理であり、大学が公式に定めた採点表ではありません。配点は事前面談50点と方式50点の合計100点までしか公表されておらず、その先の基準や合格ラインは示しません。事前面談の面接員の人数は、確認した範囲の公開資料に記載がありませんでした。実施方式・選考内容・日程・募集人員は年度で変わります。申込みと出願の前に必ず、最新の入試ガイドと出願要項を確認してください。
合否を保証するものではありません。
関西の私立大学を受ける人へ:関連する大学の面接ガイド
併願・比較の参考に。同じ関西圏で面接を選考に置く私立大学のガイドです。それぞれ別の大学ですので、要項も個別に確認してください。
・【摂南大学】総合型選抜 面接の質問100 → https://note.com/rtutptmt/n/n4619f248525b
・【追手門学院大学】総合型選抜 面接の質問100 → https://note.com/rtutptmt/n/n323eec16d820
・【桃山学院大学】総合型選抜 面接の質問100 → https://note.com/rtutptmt/n/nc016b08543ef
・【四天王寺大学】総合型選抜 面接の質問100 → https://note.com/rtutptmt/n/nf29249a79b7b
・【大阪産業大学】総合型選抜 面接の質問100 → https://note.com/rtutptmt/n/n8c6b52ca9d02
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