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『稲盛和夫一日一言』3/26 Review

 こんにちは!R&P企画 emuです。
 2024年8月1日より、連続投稿3年目に入りました。文末に、過去2年分のレビューを掲載しておりますので、本日分と併せてご一読ください。

 3月26日、今日の一言は『製品の語りかける声に耳を傾ける』です。

 愛情を持って、謙虚な目で製品をじっと観察することで、神の声にも似た「製品の泣き声」が必ず聞こえてきます。つまり、製品の不良や機械の不具合が自然と見えてきて、製品のほうから、また機械のほうから、「こうしたらどうだ」と問題解決の糸口をささやきかけてくれるのです。それはちょうど、優れた医師が心拍音や心拍数の異変から、立ちどころに患者の身体の異常を感知するのに似ています。

 会社をつくる前も、つくってからもそうでしたが、私はしょっちゅう現場に出ていきました。そのときには必ず、ポケットにルーペ、拡大鏡を入れ、小さな製品を手に取っては見ていました。 
 製品寸法そのものが非常に小さく、また高い仕上がり精度を要求されるものでしたから、肉眼ではわからない、非常に細かいところまでチェックしなければなりません。そのため、いつもルーペを使い、それでもわからない場合は顕微鏡を使って1時間も見ていました。つまり、そうしながら製品の語りかける声に耳を傾けていたわけです。
 セラミック粉末を調合し、それをプレス成形して、焼成窯に入れると焼き上がって出てきます。製品はそうしたさまざまな工程を通ってくるわけですが、「この子(製品)はいったいどこでケガをしたのだろう」と、その製品が通ってきた工程を想像しながら観察していると、私にはその製品がどこでケガをしたのかがわかるのです。
 製品の歩留りを良くするためには、必死になって製品を見る、観察をすることです。すると、その製品はどこが痛いと言っているのか、どこでケガをしたのか、観察者に対して客体が語りかけてくれ、その原因がわかるという。今、「語りかける」という擬人法を使いましたけれども、事実、そのような心境になるぐらいの真剣さで自分の製品を見るということが、たいへん大事だと思います。

2000年 盛和塾関東地区塾長例会 講話より

 本記事を通して「京セラフィロソフィ」「稲盛経営哲学」に接することで、皆さんが少しでも毎日を活き活きと過ごされんことを願っております。


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