【鹿児島編】鉄道旧駅ノスタルジア(国内版)特急も停車した木造駅「嘉例川」‐霧島市‐
【はじめに】
バックパッカーを始める前から、
「やっぱり自分の国をゆっくり見てみたい!」
と感じて少しずつ国内旅を続けてきました。
学生の頃などは学会で地方に行くことも多くあったため、そのついでに数日かけて近隣の名所や温泉地を巡る旅をしてきたことは良い思い出です。
その後、世界へと足を向けていったあとでも、調査などにかこつけて折を見ては各所をこの目で確かめに行っていました。
最後訪問していなかった高知県を2020年に訪れたことで、ようやく47都道府県全到達を達成はしましたが、行けば行くほど、この日本という国には多くの魅力と奥深さがあり、まだまだ細部までそれを見ることなどできていないことを痛感しました😭
それ以降、国内においての魅力の深部を感じる旅を始めたのです。
この内容はそうした背景から生まれた紀行になっています🌟
さて、今回ご紹介したいのは鹿児島県霧島市にある嘉例川駅。
駅舎に入るとまるでタイムスリップしたかのような、古く懐かしい空気を味わうことができるのです🌟
◎歴史が息づく空港至近の木造駅
嘉例川駅は、鹿児島空港から北西側、霧島温泉郷に向かう途中に、現在ではJR肥薩線の駅として使われている古く歴史ある駅になります。

左手に無料駐車場もある
嘉例川駅が開業した年は明治36年にあたる1903年。
今から100年以上の時を超えてなお残るこの駅舎は、大隅横川駅と並んで鹿児島県内最古の木造駅舎の一つになっています。

堂々と現代においても姿を見せている駅舎を目の当たりにすると、本当に日本の建築技術のレベルの高さに感動します✨️

建設から100年以上経った2006年には歴史的価値が認められ、国の登録有形文化財にも登録されました。
現役で使われているとは思えないほどの歴史を感じさせる建物であり、この駅での日常を想像するだけで感動を覚えます✨️

駅構内では、普通の駅では立ち入れない駅員室が解放されており、中の展示物も含めて、当時の姿のまま見ることができます。

窓口の上には、月間収入目標などが掲げられており、国鉄時代の駅の様子を想像させます。

見ることができるとは…
鉄道関連の機器や古い看板、昔の写真や文献などが展示は、鉄道好きの方などは喜ばれる方も多いと思います✨️
このあたりは単線区間になっているため、列車の衝突を防ぐための赤い箱・閉塞機などが展示されているのはなかなかマニアックで、一見の価値があります🌟🌟🌟
衝突回避のために使われたこの閉塞機は、駅と駅の間にごとに「タブレット」と呼ばれる専用の通行証(金属製の輪に皮ケースが付いたもの)を一つだけ用意します。
列車が区間に進入する際には、駅員が閉塞器から取り出したこのタブレットを運転士に渡すことで、複数の列車の進入を防ぎ、単線での事故を防ぐのです。

一部区画には鉄道関係以外にも、当地で使用されていた農具なども展示されており、周囲の地の文化についても学ぶことができます。

歴史を作り上げている
◎特急が止まっていた嘉例川
以前は鹿児島中央と吉松を結ぶ特急「はやとの風」が停車し、全国的にも珍しい特急が停車する無人駅として知られていました✨️

非常に雰囲気が良くてオシャレな観光列車で大好きだったのですが、残念ながら2022年に運行を終了し、現在では基本的には普通列車のみの停車になっています。

「はやとの風」運行時には、「かれい川」というこの駅の駅弁を買うことができました
数分この駅で停車するため、その時間に購入し、駅舎を覗くこともできたのですが、それもまた今は夢。
現在は駅構内での販売は行われておらず、過去を感じる思い出の一つになってしまいました。
◎夜に訪れる魅力
また個人的に嘉例川駅は、夜に訪れるのがものすごくオススメです✨️

まるで、時が止まったかのようなレトロで味わい深い外観が、夕暮れの空と照らされるオレンジ電球と相まって、筆舌に尽くしがたい美しさを与えてくれるからです。

もちろん現役使用の駅舎ですから、夜に到着する列車もありますが、静けさに包まれた駅舎に身体と心を預けながら過ごす時間は、本当に格別な気分です✨️

JRはもちろん、地元住民のボランティアによっても大切に受け継がれている駅舎は、この先もまだまだ歴史を紡いでいくことだろうと感じるのです✨️

どこでもドアで過去に来たような気持ちになる
大切に保存されてきた駅「嘉例川」。
特急もなくなった今、列車で訪れるのは少し大変かもしれませんが、車で訪れ、その魅力を感じることは十分に可能です。
待合室などには、駅を訪れた人々がメッセージやイラストを書き残す「駅ノート」が置かれており、その感動を書かせていただきました。
鹿児島に訪れられた際は、過去に戻るような体験をし、歴史の息吹を感じに行かれませんか✨️
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