「iPS細胞偏重」という言葉に驚いた|科学をめぐる静かな違和感|iPS細胞|再生医療|ノーベル賞|研究|科学技術|科学の話|読書メモ|思考エッセイ
皆さん、こんにちは。
HSP×アンチ東大主義の、@おはようございますです。
最近、本屋で一冊の本を手に取りました。
『誰が科学を殺すのか』
という本です。
ぱらぱらと目次をめくっていると、あるタイトルが目に飛び込んできました。
「iPS細胞偏重によってひらく世界との差」
正直、少し驚きました。
というのも、日本では
iPS細胞は
再生医療の希望
最先端の研究
日本発の大発見
という文脈で語られることが多いからです。
その研究を発見した
山中伸弥氏
が
ノーベル生理学・医学賞
を受賞したこともあり、日本では非常にポジティブなイメージが強い。
だからこそ
「偏重」
という言葉が、少しショッキングに感じられました。
科学の成功は、物語になりやすい
考えてみれば、日本では
ノーベル賞
日本発の研究
世界最先端
という言葉がよく強調されます。
それ自体は決して悪いことではありません。
しかしその一方で、
成功した研究だけが強く語られる
という傾向もあるのではないかと思います。
iPS細胞は、確かに画期的な発見でした。
しかし科学というものは本来、
どこから突破口が生まれるか分からない
多くの基礎研究の積み重ねで進む
という側面があります。
一つの成功に集中するという構造
おそらくこの本が言おうとしているのは、
「iPS細胞が問題だ」
という話ではありません。
むしろ
一つの成功例に研究資金や注目が集中する構造
に対する問題提起なのだと思います。
科学は本来、
生物学
物理
数学
情報科学
など、多くの分野が同時に進むことで発展していきます。
ところが、もし特定の研究だけが
メディアで強調され
国家プロジェクトになり
研究資金が集中する
ようになると、
他の分野の基礎研究が弱くなる可能性もあります。
科学は「目に見えない研究」で支えられている
科学の世界では、
目立つ研究の裏側に
膨大な基礎研究があります。
たとえば
何十年も成果が見えない研究
小さなデータを積み上げる研究
地味な理論研究
そうしたものが、長い時間をかけて
大きな発見につながることがあります。
しかし、そのような研究は
ニュースになりにくい。
だからこそ、私たちは
科学の一部だけを見ている
のかもしれません。
科学を支えるもの
目次のたった一つの言葉から、そんなことを少し考えました。
科学というのは、
一つのスター研究
一つのノーベル賞
だけで成り立っているわけではない。
むしろ
見えにくい多くの研究
が支えているのだと思います。
だからこそ
科学を支えるためには
多様な研究
長期的な基礎研究
幅広い視点
が必要なのかもしれません。
そんなことを、本屋でページをめくりながら考えていました。
皆さんはどう思いますか?
読者の中には、科学を越え、人生の寓意を読み取る方もいらっしゃるかもしれませんね。🍀
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@おはようございますでした。
