特殊設定
ここ何年かで急に目立つ印象の「特殊設定ミステリ」。
最近出現したわけでなく、以前はSFミステリと分類されてた。まあこれは、「SFなんだけどミステリ要素もある」というニュアンスで、アイザック·アシモフの『鋼鉄都市』『はだかの太陽』とか、ジェイムズ·P·ホーガンの『星を継ぐもの』あたりが含まれるかと。
また、西澤保彦の作品の多くはこの類。個人的には『七回死んだ男』がベスト。次いで『人格転移の殺人』。
市川憂人の「マリア&漣シリーズ」はこの特殊設定をうまく活かしてて評判が高い。
シリーズ5作目『ヴァンプドッグは叫ばない』は、シリーズ通しての傑作。
とはいうものの、その特殊ネタのクセが強いというか文字通り特殊なので、ガチガチの本格ミステリファンには受けが良くないかもしれない。
しかし伏線の張り方は見事だし、ストーリーそのものも完成度が高く感じる。
このシリーズを読み進めてるなら絶対に読んだほうがいい。
