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50「自分を大切にすること」が、なぜこんなにも難しいのか

「自分を大切にしよう」
「無理しないで」
「もっと自分を労わっていい」

そう言われても、
頭では分かっているのに、心がついてこない日ってありませんか。

むしろ、
“自分を大切にする”という行為そのものが、なぜか苦手。

そんな人は、とても多いんです。

■ 自分を大切にできないのは、性格の問題ではない
自分を大切にできない人は、
決して自己肯定感が低いわけでも、弱いわけでもありません。

むしろ、
ずっと誰かのために生きてきた人。

・家族のため
・職場のため
・子どものため
・パートナーのため

誰かを優先することが当たり前になっていると、
「自分を大切にする」という行為が“わがまま”のように感じてしまう。

でもそれは、
あなたが優しいからこそ生まれる感覚なんです。

■ 「自分を後回しにする癖」は、長年の優しさの結果
自分を大切にできない人の多くは、
心の奥でこんな思いを抱えています。

「自分のことは後でいい」
「自分が我慢すれば丸く収まる」
「自分の気持ちより、相手の気持ちが大事」

これは“欠点”ではなく、
長年の優しさの積み重ね。

ただ、その優しさは時にあなたを静かに削ってしまう。

■ 自分を責めることで、一番つらいのは誰か
自分を大切にできない人ほど、
自分を責める癖があります。

「もっと頑張れたはず」
「こんな自分じゃダメだ」
「弱音を吐くなんて情けない」

でもね。

自分を責めることで、一番つらい思いをしているのは自分だ。
そう思いがちですが——

実は、
それを傍で見ている人のほうが、もっと苦しんでいる場合もある。

あなたの笑顔がなくなり、
落ち込んだ顔を見るたびに、
心を痛めている人がいるかもしれない。

そう考えると、
あなたの心が軽くなり、笑顔が増えることこそ、
周りの人々の心を軽くすることにもなる。

あなたが笑うと、救われる人がいる。

■ 「誰かのために」生きる人ほど、空っぽになりやすい
いつも「誰かのために」という美しい心で生きてゆくことは、
本当に素晴らしいことです。

でも私は、
気が付いたら“自分が空っぽ”になってしまい、心が潰れてしまう人をたくさん見てきました。

優しさが深い人ほど、
自分を後回しにしてしまうから。

だからこそ、
「誰かのために」生きてゆくためにも、「自分の心」を大切にすることが必要なんです。

そしてここで、あなたに伝えたい。

自分を大切にできる人が、人を大切にできる人だよ。

これは真理です。
自分の心が満たされているとき、人は自然と優しくなれる。
無理をしているときの優しさは、長く続かない。

■ 私たちは「善悪」で心を判断しがち
自分を大切にできない人は、
自分の感情にも厳しくなりがちです。

「こんなことで疲れるなんてダメだ」
「もっと強くならなきゃ」
「弱音を吐くなんて情けない」

でも本当は、
感情に善悪はありません。

大切なのは、
「今の感情をありのままに承認すること」。

その感情は善でも悪でもない。
ただ“そこにあるもの”。

その事実をいったん承認できれば、
心はふっと楽になります。

■ 自分を大切にするための、最初の一歩
いきなり自分を優先する必要はありません。

まずは、
「自分の気持ちに気づく」こと。

・疲れてるな
・無理してるな
・本当は嫌だったな
・本当はこうしたかったな

この“気づき”が、
あなたの心を守る最初の一歩です。

■ 今日できる、たった30秒の“自分への承認”
自分を大切にできない日には、
たった30秒でいいので、こうつぶやいてください。

「今日もよく頑張ったね」
「自分を後回しにしてきたのは、優しさがあったからだよ」
「少しずつ、自分も大切にしていい」

このひとことが、
あなたの心に“余白”を戻してくれます。

■ 最後に
自分を大切にできないあなたは、
弱いんじゃない。

むしろ、
誰かを大切にできる、優しさの深い人。

だからこそ、
その優しさを自分にも向けてあげてほしい。

あなたが自分を大切にすると、
あなたの人生は静かに、確実に変わり始めます。

次回は「“ちゃんとしなきゃ”が家族を苦しめる。ゆるさと安心安全は、愛の実力です。」
についてお話します。

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