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森の静寂を聴く夜 — バリ島 5日間の記録 day4 —

いつか訪れたかった町、ウブド。
既に訪問した友人などからその魅力を聞いていて、一日だけでもその魅力を味わってみたい、とワンデートリップへ。

チャーターしていた車に乗り込み、約2時間ほどのドライブ。
スミニャックの、人と店の混沌とした景色から、北上していくと次第に緑深くなっていく。
町並みもこれまでのおしゃれな服やインテリアショップなどから、石屋や寺院が目立つように。
行き交う人々は、老若男女みな美しい民族衣装を纏ってお祈りを捧げている。

ちょうどその日は、バリ・ヒンドゥ教のお祭り、クニンガン(Kuningan/クニンガン祭)の日とのこと。
朝早くから色鮮やかなお供えを捧げ、お祈りをするそう。
バリの人々にとって最も大切な宗教行事の一つであり、島全体が静かな祈りに包まれる特別な行事を目の当たりにすることができた。

道中、美しく飾られた寺院や人々の祈る様子を眺めながら、途中アタやバティックの工房をめぐり、あっという間にウブドに到着。

色とりどりのバティックが並ぶ工房


蓮池が美しいサラスワティー寺院(Pura Taman Saraswati)やウブド王宮を訪ねて、歴史的なバリの建物の中に身を置く。
多くの観光客でひしめき合うメインストリートのお店をひやかしながら散歩。
バリの昔と今が、ギュッと凝縮したような人々のエネルギーを感じながら。

水の寺、Pura Taman Saraswatiの一角

さらに、ウブドの緑豊かな奥地へと向かい、庭園と建築が美しいニカ美術館Neka Art Museumで、バリの伝統絵画から現代アートに浸る。
バリアートを全身に感じて、さらに森の中へ。

陽が沈む時間を狙って向かったのが
Ambar Ubud Bar

ゲートをくぐると、目の前にウブドの深い森が広がった。

森の向こうに陽が沈んでいく

息をのんだ。
鳥肌がたった。

こんな場所があったなんて!
そして
この風景が、見たかったのだ、と。

席に案内され、タワーのようなドリンクセットがサーブされた。
素敵なウェルカムドリンクに、やられてしまった。

素敵な道具で抽出する様もうっとり


グラスの中の黄緑色のカクテルが、
夕暮れの光の中で、きれい。
ほろ酔いで、ソファーに身を埋めて、空を仰ぐ。

ゆっくりと、陽が沈んでいく。

空がオレンジに、紫に、深いブルーへと
刻一刻と色を変えていく。

森のシルエットが浮かび上がって、
水面がその色を静かに映していた。

静かに染まるトワイライトタイム


ウブドの森に身を沈める感覚。

ジャズのライブが始まる。
やわらかなギターとボーカルが、夜の空気に溶けていく。
話さなくても、満たされていく。

深い森の中で、音楽と月夜と。

ようやく、ここに辿り着いたことへの感謝と
そして、また訪れたい気持ちで
手を合わせる。

— day5 へ続く —
Mihoko

Good night

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