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ライフライン停止の恐怖

【第3回】
ガス・水道・下水道が止まると?
神戸で直面した「当たり前」の喪失

前回の電気編では、停電がもたらす暗闇と情報遮断の恐怖、そしてマンション生活特有の困難について、私の神戸での体験を交えながらお伝えしました。しかし、大地震で停止するのは電気だけではありません。今回は、私たちの生活を支えるもう一つの重要な柱、「ガス・水道・下水道」が止まった場合に何が起こるのか。神戸市灘区岩屋のマンションで無事だった私が、それでも直面した「当たり前の喪失」について具体的に解説します。
これらのライフラインは、食、衛生、そして健康に直結しており、その停止は想像以上に過酷な現実を突きつけます。

【ガス】が止まると… 温もりと調理の手段を失う

調理ができない
阪神・淡路大震災の直後、当然のようにガスは止まりました。カセットコンロは持っていましたが、ガスボンベの備蓄は十分ではありませんでした。温かいものが食べられないというのは、想像以上に堪えます。特に寒い1月のこと、冷たい缶詰や乾パンを口にするたび、温かい味噌汁やお茶がどれほどありがたいものだったかを痛感しました。近所では、プロパンガスを使っている家が炊き出しをしてくれて、その温かさが身に染みたのを覚えています。

お風呂に入れない・シャワーが使えない
ガス給湯器が使えなくなり、当然お風呂には入れませんでした。電気も止まっているので、追い焚きもできません。身体を拭くだけの日々が続き、衛生面も気になりましたが、それ以上に精神的に滅入りました。温かい湯船に浸かるという日常の行為が、こんなにも贅沢なことだったのかと思い知らされました。

暖房が使えない(ガス暖房の場合)
我が家はガスファンヒーターを使用していましたが、それも使えません。電気ストーブも停電で使えず、部屋の寒さは厳しかったです。毛布にくるまり、厚着をして寒さをしのぎましたが、心の底から温まることはありませんでした。

【水道】が止まると… 命の水が枯渇し、衛生が悪化する

飲料水の不足、そしてトイレ問題
電気編でも触れましたが、私の住んでいたマンションは停電により給水ポンプが停止し、すぐに断水状態になりました。水道管そのものが無事でも、電気がなければ水が出ないのです。これは本当に困りました。飲み水は備蓄していたペットボトルで何とかしのぎましたが、それも限りがあります。そして、最も深刻だったのがトイレです。水が出ないので、当然流せません。マンションの住人で協力して、近くの公園の仮設トイレまでバケツで水を運び、それで流すという生活が続きました。しかし、その水もすぐに底をつき、その後は使用済みの汚物をビニール袋に入れ、ベランダに一時的に保管するしかありませんでした。あの臭いと不衛生な状況は、今思い出しても辛い記憶です。
能登半島地震の報道でも、断水によるトイレ問題の深刻さが繰り返し伝えられています。これは他人事ではありません。

洗濯・洗い物ができない
貴重な水は飲料用やトイレ用に優先されるため、洗濯や食器洗いは後回し。汚れた衣類や食器が溜まっていくのは、衛生的にも精神的にも良くありませんでした。

【下水道】が止まると… 見えないけれど深刻な「出口」の問題

汚水の逆流・溢水、そして臭気
幸い私のマンションの敷地内で直接的な下水の逆流はありませんでしたが、周辺地域では液状化現象によりマンホールが浮き上がり、下水管が破損している箇所が多く見られました。そのため、街全体に言いようのない臭気が立ち込めていました。自宅のトイレは使えても、地域全体の下水道が機能していなければ、いずれ自分の生活にも影響が及ぶということを実感しました。
避難してた公園では、当初地面に穴を掘り足場板を2つ置きその上にまたがり用を足していました。
その穴もいっぱいになるとマンホールに板を2つ敷き、簡易のマンホールトイレが生まれました。

衛生環境の著しい悪化
水が出ない、トイレが流せない、下水が機能しない。この三重苦は、衛生環境を劇的に悪化させます。感染症のリスクも高まり、目に見えない不安が常にありました。

神戸での体験は、マンションが無事でも、ライフラインが止まれば生活は成り立たないという厳しい現実を私に突きつけました。特に水と衛生の問題は、日々の生活の質を著しく低下させ、精神的にも肉体的にも大きな負担となります。
では、こうした状況下で自宅での生活を続ける「在宅避難」は可能なのでしょうか?
次回は、私の体験も踏まえ、在宅避難を選択する場合の具体的な備えやライフスタイルについて、そして注目の防災アイテムについても詳しく解説します。あの時、これがあったら…と思ったものについても触れたいと思います。

東京に住む皆さんに自分後おtにしていただきたいと思います
私の体験に近い番組がありました。
ご参考にしていただければと思います

【壮絶な100日間】
ともに励まし生き抜いた・・・
地震で家を失った人たちが共同生活した
“仲よしテント村”の記録 
阪神淡路大震災から29年
エール117【newsおかえり特集】

頼ることは頼って
自分できることは自分でやる
この言葉に大変共感しました

次回予告
【第4回】
在宅避難という選択肢 - 神戸の教訓を活かす備えとサバイバル術
お楽しみに

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