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ライフライン停止の恐怖、私が神戸で見た現実Vol.2

【第2回】
電気が止まるとどうなる?
神戸の闇と情報遮断の中で私が体験したこと

「停電くらい、少し我慢すれば…」 普段の生活で時折経験する短時間の停電とは、災害時の停電は全く次元が異なります。それは、私が1995年の阪神・淡路大震災で、神戸市灘区岩屋のマンションで体験した、深く、長く、そして不安な闇でした。
今回は、電気が止まることによる具体的な影響を、あの日の私の体験を交えながらお伝えします。

電気が止まると、こんなに困る! 私が神戸で体験したこと

照明の喪失:突然の漆黒の闇と、余震の恐怖

1月17日の早朝、激しい揺れで叩き起こされた直後、部屋は真っ暗になりました。マンション自体は幸い頑丈で大きな被害はありませんでしたが、電気が完全に止まったのです。窓の外も、まだ夜明け前で暗く、そして何より怖かったのは、暗闇の中で何度も襲ってくる余震でした。懐中電灯を探すのも一苦労で、家具が倒れていないか、ガラスが割れていないか、手探りで確認するしかありませんでした。日が暮れてからのマンションの廊下や階段は、本当に一寸先も見えない闇。ろうそくを灯している家もありましたが、火事の危険も感じました。
※東京にお住まいの皆様には、
首都直下型地震をイメージしてほしいと思います

情報網の遮断
何が起きているのか分からない孤立感

テレビもつかない、ラジオもすぐには見つからない。携帯電話など普及していない時代です。何が起きているのか、被害の全容は?家族や親戚は無事なのか?情報が全く入ってこない状況は、経験したことのない大きな不安と孤立感をもたらしました。
近くの岩屋公園ではラジオを持っている方のニュースがなっていました。時折、外から聞こえてくるサイレンやヘリコプターの音が印象に残っています。またラジオ関西の生中継の音声が、神戸市長田区での火災を様子を伝えていました。以下に参考としてリンクを示しますね。
その音声は、怪我をした方の家族の方が倒壊建物に挟まれ逃げ出すことができず、火災の巻き込まれたというものでした。
当時、公園で避難してきた人たちの中で、驚きの声があがりました。
自分たち以上に被害に遭っている方が長田区にいるのだと知りました。
神戸っこには馴染みのあるラジオ関西なので驚きでした。

ラジオ関西の記録音声

阪神・淡路大震災の発生直後、ラジオ関西(神戸市中央区)は神戸・長田の火災現場から生中継を行いました。「息子が一人、死んでると思う」。長男を亡くした住民男性の語りに「えっ…」と絶句する記者。保存されている音源から、約3分のやりとりを聞くことができます。

東日本大震災では、スマートフォンが普及していましたが、停電による充電切れや基地局の被災で使えなくなるケースが多く、やはり情報入手の困難さが課題となりました。

通信手段の麻痺
安否確認もままならない

固定電話も当然使えません。公衆電話には長蛇の列ができていましたが、それもいつまで使えるのか分からない状況。離れて暮らす家族や親戚に無事を伝えたい、安否を知りたいという気持ちが、情報がない不安をさらに増幅させました。

家電製品の全面ストップ:日常が一変する不便さ

冷蔵庫・冷凍庫: しばらくは大丈夫だろうと思っていましたが、日が経つにつれ、中のものが傷んでいくのが分かりました。貴重な食料を無駄にしないよう、計画的に消費する必要がありました。

冷暖房器具: 幸い1月でしたが、日中でも部屋の中は寒く、夜はさらに冷え込みました。ガスも止まっていたため、暖をとる手段が限られていました。

調理家電: 避難所でもらえるお弁当や公園で避難する仲間の炊き出しが唯一の食料でした。

洗濯機: もちろん使えません。下着など、手洗いするにも水が貴重でした。

エレベーターと給水ポンプ: 私は高層階ではありませんでしたが、そ上層階の方はエレベーターが止まると階段の上り下りは大変そうでした。そして何より困ったのが、断水になったことです。仮に水道管自体は無事でも、電気がなければ水が出ない。この事実は、多くのマンション住民にとって盲点だったかもしれません。
階段で皆さん水タンクを持って自宅に持っていかれました。

医療への深刻な影響:見えない場所での危機
私自身は医療機器を必要としていませんでしたが、周辺には病院もあり、停電が医療活動にどれほど深刻な影響を与えているだろうかと案じられました。
交通渋滞のおかげでしばらく救急車は来てくれない状況なので、不要な自動車の運行は、命の危険を感じる原因と理解できました。

社会インフラの麻痺:街の機能停止
信号機は消え、道路は瓦礫で寸断され、緊急車両以外の車はほとんど動けない状態でした。街全体が機能を失っていくのを目の当たりにしました。
大震災の時は、消防車も救急車も警察官も来ない!!
この現実を目の当たりにしました。

当時の私の感じた神戸の状況に近い番組がありました
皆さんの自分事にしていただきたいと思います

10時間かけて被災地へ
食料や水が届かない…救援物資が届くまで
手話ボランティア、被災地へ
自治体の職員、警察官、消防署員、
気象台職員らの1.17
阪神淡路大震災〈カンテレNEWS〉

ご参考にいただけると騒いです
私の見てきた神戸の状況です

※東京に住む方には、よく知ってほしい
大災害時には公助は来ません!!
あなたのところに辿り着けないのです

神戸での経験は、電気が単に「便利なもの」ではなく、私たちの安全、情報、そして生活の基盤そのものであることを痛感させました。電気がなければ、水も出なくなる(マンションの場合)。情報も途絶え、夜は深い闇に包まれる。この現実を、私たちは忘れてはなりません。

次回は、私たちの生活に欠かせない「ガス・水道・下水道」が停止した場合の影響について、神戸での体験も交えながら詳しく見ていきます。これらが止まると、私たちの「当たり前」はどこまで失われるのでしょうか。

次回予告
【第3回】
ガス・水道・下水道が止まると?神戸で直面した「当たり前」の喪失


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