【育休1年パパの記録】出産編 ー 台湾で子どもが生まれた日
こんにちは、Watarです。
台湾人の妻と国際結婚、4月に第一子が誕生し、現在パパ育休1年取得中です。
今回は、台湾で立ち会った出産当日のリアルと、日本との違いを書いていきます。
1. 出産当日のこと
実は予定日を少し過ぎていて、翌日には陣痛促進剤を使うかどうか先生と相談する予定だった。
その前日の夜、私は気づけば朝3時までぐだぐだしていた。
ベッドに入ったのもそのくらい。
朝7時、「陣痛かも?」と妻に言われて、慌てて起きた。
夜中から違和感はあったらしい。
でも自分はぐっすり寝ていた。
一旦は家で様子を見ながら、痛みの間隔が定期的になってきたタイミングで病院に電話。
その間に、コンビニでゼリーや飲み物を調達してきた。
タクシーで病院に向かったのが11時頃。
自然な流れで陣痛が来てくれたので、「ついにきたか」という気持ちだった。
2. 産院の部屋と、8時間の待機
病院に着いて、陣痛の間隔が5分おきになったことが確認できたところで入院。
通された部屋は、ベッドひとつ、テレビ、少しのスペース。
外観は台湾の建物らしく少し古めで「ここで出産するの?」と正直思ったけど、中は清潔で、スタッフも丁寧。
見た目で判断しなくてよかった。
分娩室に移動するまで、そこから8時間ほど待った。
前日あまり寝ていなかったこともあって、待っている間に少し仮眠をとった。
寝てないのは自分のせいだけど(笑)
3. 移動してから10分で生まれた
陣痛の間隔が短くなってきたタイミングで、分娩室に移動。
そこからが驚くほど早かった。
移動してから、約10分で生まれてきました。
正直、もっと時間がかかると思っていたので、拍子抜け。
感動して泣くかなと思っていたけど、あっという間すぎて感情が追いつかなかった。
立ち会いはしっかりさせてもらえて、出産後は写真撮影もOKでした。
このあたりは病院によると思うので、希望がある人は事前に確認を。
4. 「泣いてない、大丈夫かな」と焦った瞬間
不安だったのは、頭が出てきた瞬間に泣き声がしなかったこと。
「大丈夫かな」って、かなりドキっとした。
でもこれ、調べてみたら自然なことらしい。
赤ちゃんはお腹の中では羊水に満たされた状態で過ごしていて、自分の肺では呼吸していない。
産道を通る際に羊水が排出されて、生まれてから初めて自分の肺で呼吸する「第一呼吸」が産声になる、という仕組み。
つまり、頭が出た瞬間ではなく、完全に生まれてから泣くのが自然。
事前に知っておくだけで焦らずに済むので、プレパパにはぜひ知っておいてほしい情報です。
5. 「目に入れても痛くない」の意味がわかった瞬間
生まれてすぐは、注射・身体測定・体を拭くなど、スタッフがテキパキと処置を進めていきます。
その後、ようやく抱っこさせてもらいました。
このとき初めて「パパになったんだ」という実感が、少しずつ湧いてきた気がします。
「目に入れても痛くない」っていう表現、今まで大げさだと思っていたんですが、この瞬間に意味がわかった。
本当にそうなんですよ。
めちゃくちゃ可愛い。
6. 入院中の食事(妻は豪華、パパは自力)
台湾の産院では、入院中のママには漢方の考えを取り入れた健康食が1日5回提供されます。
産後の体の回復を助けるための食事で、これがちゃんとしてる。
一方、パパへの食事は一切なし。
完全に自力です。
Uberで頼んだり、近くのお店に食べにいったり。
泊まること自体は問題なく、一緒に過ごせる環境は整っています。
7. 台湾独自の文化「坐月子」と産後ケアセンター
台湾には「坐月子(ゾウユエズ)」という産後ケアの文化があります。
出産後約1ヶ月、ママが体を休めて回復することを最優先にする、という考え方です。
この文化を支えるのが「坐月子中心(産後ケアセンター)」という施設。
私たちが利用したのは、産院と同じ建物内にあるので、出産してから移動することなく、入院が終わったらすぐに移ることができました。
日本ではあまりなじみがないけれど、台湾では一般的。
実際に使ってみて感じたこと:
• 好きなタイミングで赤ちゃんと過ごせる
• ケアの仕方をスタッフが丁寧に教えてくれる
• ミルクも準備してもらえる
• 夜は預けてしっかり眠れる
• ママの体力・精神面の回復に集中できる
• 医師の先生もいるので、困った時はすぐに相談できる
特に「夜に預けて眠れる」というだけで、助かり方が全然違います。
費用は1泊50,000円前後(プランによって変わる)。
決して安くはないけれど、台湾は出産費用自体が安いので、その分を産後ケアに充てられるという構造になっています。
このあたりのトータルコストの話は、別の記事で詳しく書く予定です。
8. 日本にも産後ケアホテルはある(妊娠中に見学した話)
実は妊娠中に、日本の産後ケアホテルも見学に行きました。
その中で印象的だったのが、神奈川・葉山にある「マームガーデン」。
リゾートホテルのような施設で、海が見えるレストラン、24時間預けられるベビールーム、SPAまで揃っている。
料金は1泊69,000円〜(スタンダードプラン・早割適用時)で、最低10泊から。
台湾の産後ケアセンター(1泊50,000円前後)と比べると、少し割安です。
日本でも産後ケアの選択肢は少しずつ増えてきている。
ただ、台湾のように「使って当たり前」という文化にはまだなっていないし、施設の数もまだ少ない印象でした。
9. 産後ケアセンターでの日々
産後ケアセンターの部屋には、テレビはある。
ただ、当たり前だけど中国語の番組ばかり。
日本語チャンネルがひとつだけあって、数年前の番組をランダムで流してくれる。
最初の数日はそれを見ていたけど、やっぱり飽きる(笑)
そこで活躍したのが、日本から持ち込んだPS5。
NetflixやYouTubeを見たり、ゲームをしたり。
台湾の産後ケアセンターにPS5を持ち込んでいる日本人パパは、たぶん少ない。
ミルクをあげている時間は、YouTubeで育児系の動画を見ながら情報収集している。
いろんなチャンネルがある中で、特に参考にしているのが「助産院ばぶばぶ」のHISAKOさんのチャンネル。
12人のお子さんを産んだ現役助産師で、YouTube登録者数は61万人。
「がんばらんでええ、テキトーでええ」が合言葉で、リアルな経験に基づいた話がわかりやすくて面白い。
初めての育児で不安だらけのパパにもおすすめです。
まとめ
台湾で出産を経験して感じたのは、「ママと赤ちゃんへのケアが手厚い」ということ。
産後の文化・サポート体制は、日本よりも整っている部分が多いと思いました。
産院の見た目は少し古くても、中身は問題なし。
パパの飯は自力でどうにかする必要があるけど(笑)、立ち会いも写真撮影もOK。
坐月子という産後ケアの文化が当たり前に根付いていることが、出産後のサポートとして本当に助かりました。
これから海外出産や台湾里帰りを検討している人の参考になれば嬉しいです。
次回予告
次は産後ケアセンター編。
産後ケアセンターのあれこれを、実体験ベースでまとめます。
よかったらマガジンをフォローしてもらえると嬉しいです。
Watar
