天国は実在するの?〜葬送のフリーレンより〜
こんにちは、ハルです。
独学でペットロスやグリーフについて学んでおりますが、そこで得られた情報など共有できればと発信しております。
お盆も近いことですので、”あちらの世界”について私の好きなお話をご紹介させていただきます。
(約2,000文字)
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(※『葬送のフリーレン』アニメ第一期のネタバレ含まれているのでご注意ください🙇♀️)
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有名な漫画(アニメ)で、お好きな方もいらっしゃるかと思いますが、私はにわかファンでアニメシリーズしか見たことがありません。
当初は、魔法使い(フリーレン)が愉快な仲間と旅をするお話かと思っていました。
公式のあらすじなどでも、魔王討伐後の後日譚の物語と紹介されています。
ただ、内容を深く知ると、これは悲嘆(グリーフ)と向き合うお話でもあったのです。
主人公の”エルフの魔法使い”である「フリーレン」は、魔王討伐で”10年も”共に旅をした勇者(人間)ヒンメルが、討伐後数十年経過し、年老いて亡くなった際に、最初うまく悲しむことができませんでした。
というのも、フリーレンがあまりにもヒンメルのことを知らなかったためです。
長寿のエルフであるフリーレンはいつでも(いつまででも)ヒンメル達と過ごせると漠然と思っていたのですが、思いがけずヒンメルの死別に遭遇したのです。
フリーレンは、「”たった10年”一緒に旅しただけだし…」と心に湧く得体の知れない感情に戸惑います。
そして、
「人の寿命は短いってわかっていたのに…」
「…なんでもっと知ろうと思わなかったんだろう…」
と、涙をこぼして悔やみます。
そして、フリーレンは「人間」を知る旅に出発するのです。
(↓ここまでのお話は以下のサイトで無料で読めます。)
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最初に視聴したときは、仲間を失った悲しみを描いていると受け止めていたのですが、2回目に視聴したら、ここで号泣してしまいました。
まるで、人間とペットさん達の関係みたいではないですか?
”長寿のエルフ”と比較して、”短命の人間”
”長寿の人間”と比較して、”短命のペットさん”
私たち人間は、ペットさん達の寿命が短いと知っていても、
希望的観測から”ずっと一緒にいられるもの”と思いがちです。
そして、見送りの際にたくさんの後悔を抱えてしまいます。
そう考えると、これは悲嘆に向き合うお話なのだと理解できました。
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その後、フリーレンは新たな仲間と共に、ヒンメル達との旅路を遡りながら、ヒンメル(人間)が何を大切にしながら生きていたのかを知り、自分が人間に何をしてあげられるのかを知る旅に出るのです。
その旅の中で、天国の捉え方について描かれた回があります。
(アニメ第一期の第4話「魂の眠る地」)
勇者ヒンメルと旅をしていた時の回顧シーンで、「人は死んだら無にかえる」というのが昔(数千年前)の考え方の主流だったけど、僧侶がいる時代(作中の現代)になり、「人は死んだら天国にいく」という考え方に変わって来ているというくだりがあります。
実際のところは天国が実在するかどうかは証明できていないので、信じるしかないということなのですが、そこで僧侶のハイターがこう述べます。
『たとえ、実在しなかったとしても、在るべきものだと思います。』
『そのほうが都合がいいからです。』
『必死で生きてきた人の行き着く先が無であっていいはずがありません。』
『だったら天国で贅沢三昧していると思ったほうがいいじゃないですか♪』
…泣き笑いしちゃうくらいに私はこのセリフが愛おしくて大好きなのです。
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日本人は「無宗教」と自認しているかたも多いかと思いますが、死後の世界とか、亡くなったペットさんが行き着くところを想像する時に、天国(キリスト教)とか極楽浄土(仏教)とかを自然と想像しているのではないかと思います。
無宗教と言いながらそんな想像をすることに、私はずっと不思議さを感じていたのですが、とある死生観の本を読んで納得しました。これは日本独特の神仏習合の歴史からくるものだそうです。
そういった曖昧な宗教観を持つ者には、このハイターのセリフのような考え方がとてもしっくりくるのではないかと思ったのです。
そして、何より、誰にでも何にでも優しいこの死生観がこんなにもコンパクトなセリフで完結できていることに感動したのです。
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大切な存在がこの地を離れて、どこでどんなふうに存在しているのか?
人それぞれに思うところがあると思います。
…それぞれで、いいんだって思います。
残されたものが、生きる勇気を持てる考え方であればなんだっていいんだと思います。
いつか自分がそこに行くときに、行きたいと思える場所を思い描けばいいのだと思わせてくれたお話でした🌿
本日も最後までお付き合いくださり有り難うございます💜

いい絵だと思っていたのですが、暗くてAIさんに編集お願いしたのがトップ画像です。
(2002.8.13"18:00"撮影、暗いわけだ(^_^;))
