第707話 Sunoプロンプト実験記録:英語の主体性と日本語のニュアンス、再現性の境界線⑮
概要
本実験では、童謡や歌謡曲をベースに、ファンクやメタルなどのジャンルと融合させたインストゥルメンタル曲をAIで生成し、その構成や演奏指示がどの程度反映されるかを検証しました。特に英語プロンプトで楽器演奏指示、日本語プロンプトで曲構成を指定する形式を用いました。
設計思想
元曲ジャンル:童謡、歌謡曲
融合要素:ファンク、メタル、スラップベース、ギターソロ(ヌーノベッテンコート、スティービー・ルカサー風、ドリアンスケール、ディミニッシュスケール、ホールトーンスケール)、ダブルストップ、ユニゾン
楽器編成:ギター、ベース、ドラム、キーボード
演奏スタイル:リズムはファンキー・タイト、バッキングは単音カッティングや半拍三連、テンションコード使用
曲構成の例
イントロ:ベース+ドラムでビルド、ギターがメロディのヒント
Aメロ:リードギターで主旋律、バックギターはコードとリズム補強、スネアとギターでアクセント
Bメロ:ベース・ギターのユニゾンスタブで緊張感、タムで変化
サビ:全体でグルーヴ、リードギターが装飾
間奏:ベース・ドラムのブレイク、短い余白
ギターソロ:表情豊かな泣きのフレーズ、スライド・ビブラート・ベンド、ヨナ抜き音階や各種スケール駆使
アウトロ:Aメロのグルーヴに戻り、リードギターの装飾でフェード
実験での気づき
童謡や歌謡曲を元にした融合曲では、Lyrics(歌詞)に何も指定していなくても、AIが勝手に歌を入れてしまう現象がありました。
原因は未解明ですが、恐らく元曲の「歌唱要素」やスタイル情報がAI内部で解釈され、styleタグとして反映されている可能性があります。
今後は、歌詞を空にするだけでなく、明確に「Instrumental / No Vocals」と指定することが重要です。
実験結果
曲の再現度は高く、指定した構成・演奏要素(ユニゾン、ダブルストップ、ギターソロなど)が概ね反映されました。
ファンク感、メタル感、リズムの緊張感も十分表現され、元曲の雰囲気を損なわず融合できたと判断できます。
今後の課題
Lyricsなしでも歌が入る現象の原因解明
童謡や民謡など歌唱主体の楽曲を、完全インストで忠実に生成する手法の確立
ギターソロや装飾フレーズの表現力向上
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