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映画『国宝』観てきました

3時間近い上映時間ということで、AIさんにも2回に分けて見に行ってもいいんじゃないか、と提案されていました。そりゃ、年寄りですんで、👵どっこいしょ。

6月9日に、行ってきたのですが、問題はここに書くかどうか、ですね。Yahoo映画のコメント欄にでも、書いてりゃ良かったのかも。歌舞伎は好きですが、そう再々見に行っているわけではありません。

好きなので、たまに観に行っていた、という程度なので、歌舞伎座の1998年12月の千秋楽に見に行った時、筑紫哲也氏や、元文部大臣の赤松良子氏らを見て、改めて歌舞伎ってすごいものなんだと、実感した田舎者です。

あ、そうだ、2004年5月5日だったか、今の十三代目團十郎白猿が海老蔵を襲名した時も、結構いい席で見ました。その頃の友人が、やり手で、チケットを取ってくれたんでした。歌舞伎を観に行くって、この時期の飛び飛びぶりで、わかってもらえると思いますが、私にとってはスペシャルなイベントなんです。庶民なんで。

庶民なればこそ、いついつの何を見た、とか国宝ならぬ「家宝」ぐらいに思って大切にしてますよ。2006年2月の玉三郎・菊之助の「二人道成寺」(あれよ、あれ。シネマ歌舞伎になったやつ)も、これは自力でチケットを取って行きましたよ。買いまけて😭二階席の舞台に向かって右の端の方。良かったですよ。感動でした。二人とも本当に綺麗で、神よ神!!! 二人上背が違うでしょ? 立ち位置で調整してるのも、二階席からで、よくわかりました。最後、鐘の上に上がる時、玉三郎さんが菊之助さんを介助してるのが見えて、「なんていい人なんだろう」と思い込んだ私は、それ以来❤️玉三郎❤️です。

映画『国宝』に田中泯さんをキャスティングして「万菊」という女方の大御所が出てきましたね。例の團十郎襲名のチケットを取ってくれた友人は、❤️四代目雀右衛門❤️な人で、芝雀も大好きだったから、今も五代目雀右衛門を贔屓してるはず。ちょっとあの雀右衛門を思わせる役どころでした。ちょっと六代目歌右衛門も入ってたかな。田中泯さんすごい。様になってました。

ただ、本物の歌舞伎役者のすごいところは、綺麗なのね。四代目雀右衛門さんも六代目歌右衛門さんも、意地でも綺麗。最晩年も娘になって、本当可愛い。長年の修練があるのだろうけど、もうほとんど超能力。映画にする際に、中村鴈治郎さんは、大御所の役者として出てこられたけど、あまり「競演」させませんでしたね。多分、混ざると差が出るから、競演なしだったのだと了解しました。

香川照之氏が「中村中車」を名乗って、歌舞伎役者をしておられるけど、大変失礼ながら、ちょっと小汚く見えてしまう。大昔だけど、大川橋蔵というテレビや映画で活躍した役者がいたけど、舞台で娘役をしているのを動画で見てやはり「小汚い」と思ってしまった。これって、歌舞伎役者の「職能」のうちで、致し方ないのかも。ちょっと考えてみたいです。

で、何が言いたいかというと、吉沢亮さんの「喜久雄」→「半二郎」が綺麗でぶったまげた。いやほんと。例によって小汚い「徳兵衛」が相方で、ちょっと気の毒になったぐらいだ。初役で大当たり、出世のきっかけになる「代役」が曽根崎心中の、「お初」っていうのも、原作由来なのだろうけど、さもありなんと納得させられる選択である。

今の鴈治郎の祖父の二代目鴈治郎が「曽根崎心中」の舞台を前に倒れ、その時慶応大学生だった智太郎(今の鴈治郎)が「徳兵衛」の代役に立ったのが、懐かしく思い出される。初役のあと、二回目の舞台がテレビ放映されて、ソニーのβのビデオカセットで録画して、見倒したのを覚えている。心理の流れを自然に演じられるので、やりやすかった、と後日述べていたかと思う。

吉沢のお初は、良かった。泣かされた。これでもう十分で、文句言う気がしない。見に行ってよかった。大満足。なんか文句ある? 実際の歌舞伎公演では、こんな位置にカメラが入るはずがないところに、カメラが入って撮ってくれているのも、ありがたかった。


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