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とりあえず踊っとけ。|日記 7月


わたしの日々のつれづれ。軽やかにテンポよくアンダンテで、とりあえず踊っとけ、とすこし先のわたしのために綴る日記。



7月4日
例の予言の前日にビビる母親。わたしは予言のソースも定かではないのでビビらない。虚無のわたしに対して、母親はアウトオブ眼中で、「今晩は必ず枕元に懐中電灯を置くように。」と指示を出す。けれど、わたしは常日頃から小さい懐中電灯を枕元へ置いて備えている。そのことを伝えると癇癪を起こされるので素直に「はい。」と返事をした。



7月5日
6:10分に起床。母親は昨夜の予言のことすら忘れた模様で、若干引くわたし。あんなに右往左往していたのに。たぶん母親は右から左へ受け流す能力者だろう。悪魔の実を貪る母親を想像すると、とても怖かった。



7月12日
暑い。セルフうどん店で明太釜玉うどんを注文した。すると明太子がチューブのもので、見た目がプラスチック製の明太子にしか見えなくてなんとなく損した気分になった。そのできたての損へ、エビ天とちくわ天とおむすびでトッピングした。うどんの良さを削ぎ落として短所を集めた味だった。



7月15日
体調不良。暑い。涼しいところで寝ていたい。帰りにソフトクリームをいただく。口の中いっぱいに広がる冷たさと甘さと溶解の心地よさ。何かが自分の体温で溶けることを気持ちがいいと感じる夏。美味しさの限界突破。ここ数年で暑いだけの夏になってしまったけれど、その暑さで食べるソフトクリームは格別だった。



7月22日
創作大賞2025に小説で応募しようと書いていたけれど間に合わず。またここで投稿しよう。



7月26日
ひさしぶりに好きな映画を観た。時系列も展開もセリフすら覚えているのに、いつまでも新鮮な目で観れる。すばらしいと思えることに触れられる日常は捨てたものじゃあない。2時間弱で得られるものは、とても滋味で幸せなことだと切実に感じた。



7月28日
わたしの人生においてのヘアスタイルはほぼロン毛ゼネレーションである。ちょっと何言ってるかわかんないんですけど、と思ったあなた、すこしお時間をいただきたい。過去にはカラーやパーマやショートカットやボブやたくさんのヘアスタイルを楽しんでいたけれど、ある日からロン毛がしっくりくることをビビビと察知したわたしはそれからずっとロン毛だ。美容師さんからも「半端ないキューティクル。」とお墨付きがついていた。けれど、最近ロン毛ゼネレーションから卒業しようと思い立った。理由はかんたんで、ボブのパーマかわいい、それだけです。


7月31日
ある都市伝説のYouTubeを夜に観た。わたしが幼かった頃のワクワクするような未知の世界の話というよりも、わたしたち自身の日常の地続きにある都市伝説や陰謀論は、ワクワクよりも湿った感じがした。まことしやかなことを近場で設定するよりも遠方を目的地に据えるとロマンがある。たとえば近場のコンビニもいいけれど、遠くの道の駅にある夏野菜にドキドキできるし想像力が伸びてロマンがある。わたしはロマンを選びたい。それからトークの確信はピー(放送自粛)ばかりでつまらない。エンタメ的にピーを入れた方が視聴者が考察や憶測をして楽しめるからなのか、それともシンプルに発言したら訴えられるのか、またはエンタメ界から消されるのか、わからないけど途中で観るのをやめた。


𓀓 𓀞 𓀟 𓀠 𓀢 𓀣 𓀤 𓀥 𓀡 𓀒


暑い。

夏が夏すぎる。

子どもの頃の夏に感じた、古い扇風機の首振り、蚊取り線香の煙たさ、西瓜の匂い、川で泳いだあとの倦怠感を焼き尽くす暑さ(熱さ)だ。

いまは窓を閉め切りエアコンで涼む夏。

夏らしくない。

もう戻らない夏が薄く伸びてゆく。



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