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No.372:「熱意があるから動く」のではなく「動くから熱意が生まれる」——意図的な情熱の作り方

シンガポールで、ある月曜の朝、モチベーションが上がらないまま顧客との面談に臨んだことがあります。

「今日は気乗りしないな」と思いながら椅子に座り、とりあえず笑顔を作って挨拶をしました。

不思議なことに、10分後には本当に会話が楽しくなっていました。

後で知ったことですが、これは神経科学的に説明できます。

熱意は「持つもの」ではなく「選ぶもの」

多くの人が「熱意は生まれつきのもの」「テンションが高い人が有利」と思い込んでいますが、実際は違います。

神経科学の研究によると、熱意ある態度で行動することで脳内のドーパミン分泌が促進され、実際にパフォーマンスが向上することが示されています。つまり「熱意があるから動く」のではなく、「動くから熱意が生まれる」という順番です。

熱意とは、状況に関係なく自分で選択できる態度なのです。これは朗報です。やる気がなくても、最初の一歩を踏み出す選択ができれば、熱意は後からついてきます。

顧客対応での「熱意の見せ方」

顧客との接点において、声のトーン・表情・言葉の選び方に熱意を込めることで、信頼感が格段に上がります。

比べてみましょう。「いつもありがとうございます」という定型文より、「先日のプロジェクトのご成功、心よりお喜び申し上げます。次のステップでも全力でサポートいたします」という具体的な表現の方が、顧客の心に深く刻まれます。

違いは情報量ではなく「この人は私のことを見ている」という感覚を与えるかどうかです。

チームに熱意を「伝染」させる

リーダーの熱意はチームに伝染します。朝一番のミーティングで、リーダー自身が今日の目標に対する期待感を言語化することで、チーム全体のエネルギーレベルが上がります。

テレワークが定着した現代では、熱意を意図的に「見える化」することが重要です。プロジェクト管理ツールのコメント欄に励ましの言葉を残す、Slackのリアクションを積極的に使う、週次でチームへの感謝メッセージを送る——デジタル空間でも熱意は伝えられます。

ここに落とし穴がある

「毎朝テンションを高くするのは、疲れませんか?」

熱意は「テンションを上げること」ではありません。「今この瞬間に全力を注ぐ」という静かな集中でも十分です。

また「作り笑顔は相手に見破られる」という心配もよく聞きます。しかし研究では、表情を先に作ることで本物の感情が後からついてくる「フェイシャル・フィードバック効果」が確認されています。最初は「演じている」でいい。続けることで本物になります。

あなたの今日の熱意レベル、10段階で何点ですか?

🌐 www.ronmiura.com





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三浦 龍太郎 🇸🇬, Ron Miura チップありがとうございます。 貴君の資産設計に少しでも役立つことを願っています。 今後も実務に根ざした情報を発信していきます。