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めがねの種類 ”メタルフルリム”深掘り編

こんにちは、ふくこです。今日もじわ…じわ…メガネのデザインをしてます。

早速ですが、メガネにはざっくり大きく分けて「メタル素材」のメガネ、「プラスチック素材」のメガネがあります。

そして、メタルフレームにも、色んなタイプがございます。

今回は、メタルフレームの中でも”フルリム”についてピックアップいたします。フルリムとはどんなモノなのか、どんな特徴があるのか、作り手側の視点で深堀ご説明させていただきますね!👓

👆メタルフレームカテゴリーをイラストで紹介。色々ありますよね👓。
(めっちゃ会社の資料使ってる)

フルリムは、”リム”をぐるっとレンズに沿って巻きつけたものです。

「フル(full)リム」ということで、レンズに沿ってフルに一周してるという意味ですね。 フル(full)があるならハーフ(half)もあるの?っていったら、あるんですよね。それはまた後日!
この一本の針金みたいなリムが、玉型に合わせて形を成していきます。

“リム”には色んな模様が入っているものがあります。

そしてこの“リム”には、色んなデザインの種類があるのです^o^

凹模様でデザインされたもの、幅や厚み、素材…。この手のリムは、クラシカル系デザインのメガネに使われているのが多いですね。
フツーな感じのメガネには、取り入れているのは少ないです。理由としまして、デザインされた“リム”は、それだけで存在感が大きいので、“個性的“なデザインには似合うかもしれませんが、一般的な“フツーな感じ“には、あまり向きません。
メガネもデザインを盛りすぎると、ガチャガチャしたよくわからない仕上げになり、誰に向けてのデザインなのか、不透明になる恐れがあります。

大切なのは、どんなデザインのメガネにするか? が明確になってることです。
今回はシンプルでフツーでいくなら細身の無地リムで、細さは素材と強度を考えてこのタイプにしようか。はたまた、装飾的なデザインリムを使って、後の方はめっちゃシンプルにしていこうか…などなど
着地点、大事です!(自分にも言い聞かせる)
使い方間違えると、売れるものも売れなくなっちゃう。

リムの内側にはフルリム専用の溝があります。

フルリム用には、レンズをはめ込んで固定するための“溝“があります。

この溝は“ヤゲン溝“と言います。 レンズをこの“溝“にはめ込む為に△にカットしてある箇所が“ヤゲン“だからですね。👇🏻

フルリム用のレンズは、このように△のヤゲンにカットして、“ヤゲン溝“に挟み込んで固定しています。ちなみに、△部は0.5㎜ほどの深さで統一されています。
また、ハーフリム用の溝は、別の形状になります。それは後日ハーフリム編で^^

リムとレンズをかっちり留める“ブロー智”とは。

一本の針金のような“リム“を、どこかでくっつけなければ玉型になりません。
そこで、リムとリムの先端をくっつける部品があります。
それが“ブロー智”といった部品になります。👇🏻

フルリムフレームの内側の、写真のような位置に、このような部品をみたことはございませんか? コイツです。ブロー智は、後付けです。付け方はロウ付けという手法で、かなりの高温(700度以上)で“銀ロウ“を使って、リムを接合します。その後に、リムが開閉できるようにカットを入れます。

ブロー智の下には、ネジが組まれています。(大体、日本向けメガネのネジ頭は±頭、海外向けは−頭になっています)
そのネジを緩めると、リムが開いてフルリム用レンズを組み込むことができるようになっています。

ブロー智にも色んな形があります。

ブロー智にも、様々な形があります。大量生産されてるものや、一つ一つデザインに合わせているもの。これらも、用途に合わせて使い分けします。

例えば、一個智。他のブロー智と比べると、収納がよくてすっきりしてる。シンプルに仕上げたいとき、フレームのデザインがトータルで見て、仕上げは一個智がしっくりくるなと思った時など。でも加工賃が横智・縦智と比べて高くなるわよ👛 ※ちゃんとコストも考えないといけないんですよね🙃

縦智の場合。後ろにくっつける場所が狭く横智が入らない場合に使うことが多いです。あと、フレームを正面から見て横智だと鎧(ヨロイ)から見えちゃってみっともないから使う!などなど。(👇🏻ヨロイとは)

いかがだったでしょうか!
メタルのフルリムメガネでも、すごい色々種類があって、部品も色々あって、その中からデザインに合わせて選んで使っているんですぜ…という、作り手目線からのレポになります!

一つ一つの部品が丁寧な作りの“鯖江メガネ産業“

今回はフルリムの特徴として、「リム」と「ブロー智」について取り上げてみました!(多分眼鏡屋さんに行ってもあまり聞けない内容だと🗿)
上図のメガネフレームの各部名称を参照していただけるとわかりますが、メガネの部品は多い…! (これ以外にもっとある)そして、それぞれの部品を作っているプロフェッショナルカンパニーがゴロ…ゴロ…いる鯖江市。レベル高い分業生産でございますよ!

我々メガネのデザイナー、これらの部品をいかに適切に選んで使っていくか。デザインにプラスされた付加価値でもございます。
以上、ここまで読んでくださってありがとうございました! 新型デザイン頑張ります!👓

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