気になるあの子/そらのかなた
あの子のことは気にはなるけど、あの子と私は違う人。
何を映しているのかわからない瞳。
私は横顔を盗み見るし、
あなたの中の世界の景色が知りたい。
あなたの世界の見方が知りたい。
あの子の瞳は、周りの誰も見ていない。あの子自身のことも見てない。
あの子が届かない。
大切な何が壊れることが嫌か。
いてもいなくてもって、別にそれは別にいいってさ。
だからね、意味とか現実とか、人生とか、一旦置いておく。
だからそれでいえば、あの子だって、いてもいなくても。
最近思う。
気にしなければ、楽になるか、さ?
だって海は眺めるもの。私は泳げない。気持ち良くもない。
みんなひとりじゃん。
それぞれが宇宙船で浮かんでる。
ハルを呼んできてよ。
あの子、また屋上にいるの?
ハル、寒いから戻っておいで。
そんなところにいつまでもいたら、風邪引くよ。
ふっと、星が消えた。
時計が針を早めた。
そらのかなた。
心を自由にしてくれ。
傷つけないでくれ。
心を切るナイフが、ひと振り。
奪われたのは、時間? あるいは世界。
自然と癒えるのは、躰の傷だけ?
階段の踊り場で、顔に白い布を巻いた子どもに会った。
教室でバンドが演奏してる。
より良い日を。
不安があっても、幸せには関係ないよ。
君には人の痛みが癒せる。
そばにいてくれるだけでも。
夏のドライブ。
雲がデカいと最高の瞬間になる。
約束なんてないけど、未来のささやきに耳をかたむけて、今に乾杯すればいい。
大して金もないけど。
何かつくりたいんだ。
それで神さまにけんかを売りたいんだ。
