子どもの困った行動が増える理由|「誤学習」を防ぐ家庭での関わり方
子どもの困った行動が続くのはなぜ?
子どもが
・泣き叫ぶ
・強く要求する
・大きな声を出す
といった行動を繰り返すと、
「どうしてこんな行動が続くのだろう」
と悩むことがあると思います。
何度注意しても変わらないと、
「わがままなのでは」
「言うことを聞かない子なのでは」
と感じてしまうこともあるかもしれません。
しかし実は、
こうした行動の背景には
誤学習(ごがくしゅう)
が起きていることがあります。
誤学習とは何か
誤学習とは、
望ましくない言動に対して
大人が無意識のうちに
・注目してしまう
・結果的に報われてしまう
ことで、
その行動が定着してしまうこと
を指します。
つまり、
子どもにとって
「その行動をすると良いことが起こる」
と学習されてしまう状態です。
誤学習のよくある例

例えば、
お店で子どもが
「これ買って!」
とおもちゃを欲しがったとします。
最初は
「今日は買わないよ」
と伝えていたとしても、
子どもが泣き続け、
周りの目が気になって
最後に
「じゃあ今日だけね」
と買ってしまうことがあります。
このとき子どもの中では、
次のような学習が起こります。
泣き叫ぶ
↓
欲しい物が手に入る
つまり、
「泣けば願いが叶う」
という学習が成立してしまうのです。
これは大人が意図して教えたわけではありません。
しかし結果として、
困った行動が強化されてしまう
ことがあります。
大人は「困った行動」に注目しやすい

私たちはつい、
困った行動に目を向けてしまいます。
例えば、
・大きな声を出したとき
・ルールを守らなかったとき
・トラブルが起きたとき
このような場面では、
大人はすぐに反応します。
しかし、
子どもが
・静かに待っている
・ルールを守っている
・落ち着いて行動している
ときには、
意外と声をかけないことがあります。
つまり、
子どもの立場から見ると
困った行動の方が注目されやすい
という状態が生まれてしまうことがあります。
望ましい行動に目を向ける
子どもへの支援で大切なのは、
困った行動ばかりに注目するのではなく、
望ましい行動に意識的に目を向けること
です。
例えば、
・静かに待てたとき
・お願いを言葉で伝えられたとき
・落ち着いて行動できたとき
その瞬間を見逃さず、
「待てたね」
「ちゃんと伝えられたね」
と声をかけることが大切です。
こうした関わりを続けると、
子どもは
どんな行動が認められるのか
を学んでいきます。
行動は「注目」で変わる
子どもの行動は、
大人の反応によって変わることがあります。
困った行動にばかり注目すると、
その行動が強くなってしまうことがあります。
一方で、
望ましい行動に注目すると、
その行動が増えていくことがあります。
つまり、
大人の関わり方は
子どもの行動を育てる力
を持っているのです。
誤学習とは、
望ましくない言動に対して
大人が無意識のうちに注目したり、
結果的に強化してしまったりすることで、
その行動が定着してしまうことです。
しかし、
子どもの行動は
関わり方によって変わることがあります。
困った行動ばかりを見るのではなく、
望ましい行動に意識的に目を向けること。
その小さな積み重ねが、
子どもの行動を少しずつ
良い方向へ導いていきます。

▶『計画的無視』についてさらに知識を深めたい方はこちら
最後に
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ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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