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安野光雅『旅の絵本』が今も愛される理由【買取井浦】

安野光雅といえば、やはり思い浮かぶのは『旅の絵本』シリーズではないでしょうか。

文字を使わず、風景の中に物語や遊びをそっと忍ばせた絵本。
一見すると静かな旅の風景なのに、よく見ると人々の暮らしや昔話の登場人物、名画へのオマージュが隠れている。ページをめくるたびに、見る人それぞれの発見がある名作です。

福音館書店でも『旅の絵本』は、旅人が農村や街を進みながら、その土地の暮らしや自然、物語の世界を楽しめる絵本として紹介されています。1977年に第1作が刊行されて以来、長く読み継がれてきたシリーズです。

■ 文字がないからこそ、何度でも見たくなる

『旅の絵本』の大きな魅力は、文字がないことです。

説明がないから、読む人は自分の目で風景を追いかけます。
馬に乗った旅人を探したり、村の広場を眺めたり、畑や市場、人々の行列に目を留めたり。

子どもは遊びのように楽しめますし、大人は風景画を見るように味わえます。
同じページでも、見るたびに違うものが見つかるところが、安野光雅作品の奥深さだと思います。

■ 安野光雅の作品には、こんな風景作品もあります

安野光雅は絵本作家として広く知られていますが、美術作品としては水彩原画や版画作品も流通しています。

たとえば、旅先の風景、日本の町並み、ヨーロッパの街角、草花や静かな田園風景など。
絵本の世界と同じように、淡い色調と細やかな描写で、見る人をゆっくり作品の中へ引き込んでいきます。

市場に出てくる作品では、水彩による一点ものの原画のほか、リトグラフやジークレーなどの版画作品も見られます。
見た目には同じように水彩風に見えても、原画か版画かによって見られ方は変わります。

参考画像としては、安野光雅による《Asuka village》のような風景作品もあります。
日本の風景をやわらかく描いた作品で、絵本とはまた違う、画家としての安野光雅の魅力が感じられます。

参考画像:Anno Mitsumasa《Asuka village》watercolor on paper引用元:MutualArt引用URL:https://www.mutualart.com/Artwork/Asuka-village/8B31EFE5837401AD3A4290642AB6DED9

■ 絵本の人気と、作品の見られ方

安野光雅は、絵本、装幀、挿絵、エッセイ、風景画など、幅広い分野で活躍した作家です。

1984年には、児童文学・絵本の分野で国際的に評価される国際アンデルセン賞画家賞を受賞しています。JBBYでも、安野光雅の業績について、『ふしぎなえ』や『旅の絵本』シリーズをはじめ、多彩な絵本で読者を楽しませてきた作家として紹介されています。

そのため、安野光雅作品を見るときには、単に「絵画作品」としてだけでなく、絵本や出版文化と結びついた作家として見ることも大切です。

水彩原画、絵本や書籍に関わる原画、旅の風景作品、版画作品。
それぞれに見どころがあり、市場での評価も作品の種類や資料の有無、保存状態によって変わります。

■ 詳しい記事はこちら

買取井浦のブログでは、安野光雅作品について、水彩原画と版画の違い、旅の風景作品の見方、市場での評価、査定時に確認されるポイントを詳しく解説しています。

・水彩原画と版画では何が違うのか
・『旅の絵本』に通じる風景作品はどう見られるのか
・共シールや文献掲載は査定に関係するのか
・ヤケやシミがある紙作品でも相談できるのか
・写真だけで確認できるポイントはどこか

安野光雅作品をお持ちの方や、原画なのか版画なのか気になっている方は、ぜひこちらをご覧ください。

▶ 安野光雅の買取・査定|水彩原画と版画、旅の風景作品の見方

■ ご相談は、売却前提でなくても大丈夫です

安野光雅作品は、紙に描かれた水彩原画や版画作品が多いため、作品の種類や状態を確認することが大切です。

作品全体、サインや印、共シール、額裏、紙裏の書き込み、文献掲載資料、状態が気になる部分などの写真があると確認しやすくなります。

無理に売却をおすすめするものではありませんので、まずは分かる範囲でお気軽にご相談ください。


➡️井浦歳和・絵画、美術品取引の専門家

📷 作品全体+サイン・共シールの2枚あるとベストです。

🔗 公式サイトはこちら|買取フォームから写真送信OK
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その他の絵画、美術品の事でもなんでもお気軽にご相談ください。


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