【藤田嗣治(Léonard Foujita)】─フジタと犬。——あの猫たちの横で静かに眠るもう一匹 油彩 査定 鑑定 買取 致します
藤田嗣治(Léonard Foujita)の代名詞といえば、もちろん“猫”。
けれども、彼が描いた動物はそれだけではありません。
実は、フジタは“犬の画家”でもあったのです。
猫が自由と気まぐれの象徴なら、犬は忠誠とやすらぎの象徴。
この対照的な存在を、フジタは見事に描き分けています。
🖋️藤田の犬——優しさと孤独のあいだで
猫たちの線描が軽やかに弾むのに対して、犬を描くフジタの筆致はどこか穏やかで、柔らかい。

🖼️「犬を描くフジタ」
猫のシリーズが数多く復刻され、リトグラフやエッチングとして広まったのに対し、
犬の作品は国立西洋美術館に所蔵されています。
藤田嗣治《犬(Dog)》は、1925年に制作されたリトグラフ作品です。
本作は、藤田が「東京田原広子様 巴里 嗣治」と書き添えて贈ったことでも知られ、
フランス・パリでの活動期に、親しい知人へ向けて送られた一点です。
藤田嗣治《犬(Dog)》
1925年 リトグラフ 24.5×32.5cm(版寸)
サイン・年記あり:「嗣治 Foujita/1925」
献呈書込み:「東京田原広子様 巴里 嗣治」
国立西洋美術館蔵(早川家寄贈)
※現在は展示していません。
(出典:国立西洋美術館『新収作品一覧』No.55, 2022)
この作品には、藤田らしい細密な線描が息づいています。
毛並みを描く線は猫と同じほどに緻密ですが、犬の体温を感じさせるような重さと落ち着きがある。
猫の「しなやかさ」に対して、犬の「誠実さ」を見つめる視線。
藤田がパリのアトリエでどのようにこの動物と向き合っていたのか——
その時間の静けさまでが、版面から伝わってくるようです。
💬査定・買取ポイント
藤田嗣治の犬や猫の作品。
現在では以下のような形式で流通しています。
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