【児島 善三郎(KOJIMA Zenzaburo)】──油彩・水彩 作品、 版画(リトグラフ) 査定・鑑定・買取いたします
■ 児島善三郎・プロフィールと評価の軸
児島善三郎(1893–1962)は、日本近代洋画史において極めて重要な位置を占める画家のひとりです。
大分県に生まれ、東京美術学校(現・東京藝術大学)で学んだ後、1919年に渡仏。パリ滞在中に本格的に西洋近代絵画と向き合い、セザンヌやフォーヴィスム以降の色彩感覚を吸収しました。

帰国後は、日本の洋画界において「色彩の画家」「花の画家」として確固たる評価を築きます。
独立美術協会の創設メンバーとして活動し、戦前・戦後を通じて洋画壇の中心に位置し続けた存在であり、単なる一作家にとどまらず、日本近代洋画の方向性そのものに影響を与えた画家といえます。
また、児島善三郎は制作点数が非常に多く、しかもその多くが 文献・画集に体系的に整理されている という点が、市場における信頼性の高さにつながっています。

■ 児島善三郎作品のメディア構成
① キャンバスに油彩
市場評価の中心となるのは、やはり キャンバスに油彩による本画 です。
特に以下の条件を満たす作品は、安定して高値がつきやすい傾向があります。
1930〜1950年代制作
画集掲載・鑑定書付
裏面サイン・タイトル・年記あり

② 板に油彩/パネル貼付作品
初期〜戦前期を中心に、板に直接描かれた油彩、またはキャンバスを板やパネルに貼り付けた作品も多く見られます。
これらは経年によるヒビ・剥落が出やすい一方で、
制作年代が古い
戦前の児島を示す資料性が高い
という点から、状態を考慮しても一定の評価が維持されます。
③ 紙に水彩・鉛筆・クレパス(素描・習作)
児島善三郎は、紙作品も非常に多く残しています。
紙に水彩
鉛筆・クレパスによる人物・裸婦素描
スケッチブック作品
④ 版画(リトグラフ)
版画も存在しますが、市場では本画とは明確に区別されます。
⑤ 彫刻(ブロンズ)
点数は多くありませんが、裸婦像などのブロンズ作品も確認されます。
■ 児島善三郎作品を売却・相談する際のポイント
✔ メディアの確認
まず 油彩か/紙作品か/版画か を正確に切り分けることが重要です。
✔ 鑑定書の有無
児島善三郎作品は、
兒嶋俊郎鑑定書
児島善三郎作品鑑定書
の有無が 査定額に直結 します。
✔ 文献掲載歴
2012年刊行の『油彩画総覧』、2023年刊行の『秀作選』への掲載は、
評価を支える大きな材料になります。
✔ 裏面情報
裏面サイン、タイトル、年記、画廊シール(日動画廊、梅田画廊、FUJIKAWAなど)は必ず確認対象です。


■児島善三郎作品をお持ちの方へ
作品点数が多い
年代幅が広い
メディアが多様
という特徴を持つ一方で、
文献・鑑定・来歴が非常に整理された作家 でもあります。
つまり、
「どの時期の、どのメディアの、どの位置づけの作品か」
を正しく読み解けるかどうかで、評価は大きく変わります。
作品全体と、サインや裏書が分かる写真を
スマートフォンで 2枚ほど お送りいただければ、
内容を整理したうえで、ご案内可能です。
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