昔は1枚100ドルだったウォーホルが、1,500万ドルのシリーズになるまで|アートの価値はどう決まるのか【買取井浦】
今では数億円、数十億円で取引される作品もあるウォーホルですが、実は最初から高かったわけではありません。
今回は、「ウォーホルがどれだけ評価されたのか」がよくわかるエピソードをご紹介します。
■ 実は、昔は1点100ドルで販売されていました
面白いのは、今ではとても高額なウォーホル作品も、最初から今のような評価だったわけではないことです。
有名な《Campbell’s Soup Cans》は、1962年の最初の展示で、当初1点100ドルで販売されていました。

引用元:https://www.moma.org/explore/inside_out/2015/04/29/serial-singular-andy-warhols-campbells-soup-cans/

引用元:https://www.moma.org/explore/inside_out/2015/04/29/serial-singular-andy-warhols-campbells-soup-cans/
その後、ギャラリストのアーヴィング・ブルームが32点をまとめて1,000ドルで購入したというエピソードが残っています。
だから最終的には1枚あたり31.25ドル。1点100ドルからさらに約69%引きで売ってしまったんですね。
今のウォーホル人気を知っていると、少し信じられないような話ですよね。
その32点は、現在ニューヨーク近代美術館(MoMA)に収蔵されています。
1996年にMoMAへ収蔵された際には、約1,500万ドル規模の取引だったとも報じられています。
最初は1点100ドルだった作品が、今では美術館を代表するコレクションのひとつになっているのです。
ブルームが実際に支払った金額で計算すると、当時から30数年後には約15,000倍の評価になった計算になります。
昔は手に取りやすかったものが、時代を経て大きく評価を変えていく。
アートコレクションの面白さは、こういうところにもあると思います。
Artsy|An L.A. Gallerist Bought Out Warhol’s First Painting Show for $1,000—and Ended Up with $15 Million
1962年の《Campbell’s Soup Cans》32点を、ギャラリストのアーヴィング・ブルームが1,000ドルで購入したというエピソードが紹介されています。
https://www.artsy.net/article/artsy-editorial-la-gallerist-bought-warhols-first-painting-1-000-ended-15-million
■ なぜ、ここまで価格が上がったのか。
一言でいえば、ウォーホル本人の評価と、現代美術の価値観そのものが大きく変わったからです。
ウォーホルは、スープ缶やスターの顔、広告、商品といった、当時の人々が日常的に見ていたイメージを作品にしました。
それは「美しい風景」や「特別な人物」を描く従来の絵画とは、かなり違うものでした。
けれど、時代が求めていた表現と、ウォーホルが「いま描くべきだ」と感じたものが重なっていた。
だからこそ、ウォーホルの作品には、その時代に生まれるべきだったという必然性があります。
そして、その必然性が時代を超えて共有されると、作品は単なる流行ではなく、美術史の中で重要な意味を持つようになります。
その評価が、美術的な価値となり、やがて市場での価格にも反映されていったのだと思います。
1962年に《Campbell’s Soup Cans》が発表された当時は、「スーパーの商品を描いただけ」「これが芸術なのか」といった反応もあり、展覧会も大きな成功とは言えませんでした。
しかしその後、ウォーホルはマリリン・モンローやエルヴィス・プレスリー、ドル紙幣などを題材にした作品で注目を集め、大量生産や消費社会を映し出すポップアートの代表的な存在になっていきます。
さらに、この32点は単なるスープ缶の絵ではなく、ウォーホルの出発点とも言える最初の《Campbell’s Soup Cans》のオリジナル一式でした。

引用元:https://www.moma.org/explore/inside_out/2015/04/29/serial-singular-andy-warhols-campbells-soup-cans/
その歴史的価値も加わり、1996年には約1,500万ドルという評価につながったのです。
→ ウォーホル版画の市場も、今なお安定した人気があります。
次回は、多くの方が目にすることのある「サンデー・B・モーニング」と、本人サイン入りの正規エディションの違いについてご紹介したいと思います。
■ ご売却やコレクションのご相談について

🔗【公式サイト】スマホ写真で簡単に査定スタート
https://art-kaitori-iura.online/
※フォームからの写真送信もOK。LINEが苦手な方におすすめです。
💬【LINE査定窓口】
https://line.me/ti/p/JYGd9rTEUw
井浦がすべてのご相談に直接対応いたします。
✅ スマホで写真を2枚(全体+共シールなど作品内容がわかる写真)送るだけ
✅ 美術商歴30年の専門家が直接拝見
✅ 無理な即決はなし、安心してご相談可能
📱 LINEから簡単にご相談いただけます。売却するかどうかは査定後にゆっくりご検討ください。そんな方には、まずスマホ写真2枚(全体+サインや裏面)をご用意いただければ、初回のご相談は無料で対応可能です。
➡️お問い合わせ・ご連絡先
井浦携帯直通 090-2494-0390
メール roid1@me.com
井浦個人LINE あなたのアートのコンシェルジュとしてお気軽にご登録ください。
https://lin.ee/eTCfxLv
