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「ねぇ、おうちでお祭りしない?」

コロナ禍で外遊びも制限されていたころ。

家ではプールをしたり、クレープをつくったり
毎日「今日は何をしよう」と考えていた。

その中でも好評だったのは
「おうち駄菓子屋」。

小さいお菓子をたくさん箱に詰め、
おうち内通貨を発行。
1日いくつまでと決めて販売した。

おうち通貨は、お手伝いによって
貯めることができる。

『ママー、これいくら?』


「これは2つで40円かな」


『えーーー足りないーーー』



(よし!)
思わずガッツポーズが出そうになる。


「じゃ、お風呂洗おうか!」


お菓子を食べ過ぎて、
すぐお金が足りなくなる子どもたち。


絶妙な金額設定のおかげで
お手伝いがはかどる。



おうち駄菓子屋は、
家でゲームや動画だけだと飽きてしまう。

子供たちにとっても良い刺激だったようだ。

私のおばあちゃんは
小さな駄菓子屋さんをやっていた。


私も小さい頃は
駄菓子を買いに行くのが好きだった。


とくに買わなくても、小さな駄菓子たちを
見にいくだけで、なんだかしあわせな気持ちになる。


それを思い出して、
好きなお菓子たくさん並べて、
太らない程度に
楽しんでもらうことにしていたのだ。




お盆の頃。


ゴロゴロしている子供たちに

「ねぇ、おうちでお祭りしない?」

と、聞いてみた。



「なにそれー!やりたい!」


漫画やゲームを置いて
子どもたちが食いついた。


「お祭りと言ったら、何かなぁ?」

子どもたちには、
焼そばの屋台屋さんを担当してもらうことにした。

壁には、お祭りらしい飾り。
ポップも子どもが担当。


焼き鳥も買うだけ🤭


紙コップに唐揚げ。

ホットプレートでつくった
ベビーカステラも入れる。

冷やしキュウリ、枝豆。

買ってきたものでも、
ちょっと入れ物を変えるだけで
なんだかお祭りらしくなる。


「BGMどうする?
 やっぱりお祭りと言ったら、東京音頭だよね!」



『いや、俺は出身地違うし…』
と、旦那がぽつり


「え?そういうもんなの?」


東京音頭が全国区だと思いこんでいた
私は衝撃を受けた。


お囃子の音をBGMに
タオルで鉢巻き。
子供たちは完全に屋台屋さんの気分。

フランクフルトに、かき氷。
そのあと、チョコバナナもどきを作成。
駄菓子のソースせんべいを片手に
宝つりと輪投げ。

タコ糸で繋いだ景品で宝釣り


おうちお祭りは大盛り上がりした。



おうちお祭りも、子供たちの中で
印象深いイベントの1つ。



夏になると
「おうちのお祭り、おもしろかった」
とよく言う。



「今年は、ママがあまり出れないから
 おうちでお祭りやろうよー」
と、娘から意見が出た。



母はじゃがバタとチョコバナナ、
めちゃくちゃ食べたい。
あと焼き鳥を買ってきてもらって…
あぁ、妄想が止まらない。


あの頃は、私が考えていた。

あれから数年。

子供たちも大きくなった。



「おうちでお祭りやろうよ」
そう言ってくれるようになった。

コロナ禍で始めたおうちお祭り。
あの頃は感染症のためだった。

でも今は、病気の私にとっても
大切な夏の楽しみになりそうだ。


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