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ランニングのこと #133 又兵衛桜ン!

変わったお題。

コロナ禍になる前、毎年のように地元奈良県のレジェンドランナーさんから、この季節にお誘いの連絡をいただいていました。

そのときの企画の名前が、又兵衛桜ン、つまり「マタベエサクラン」というランニング企画でした。ランニングエントリーサイトのモシコムでたまに見かけるお題、カマクラン…と、同じ趣向です。

奈良県桜井市は、奈良盆地の南東の角にある中規模の街で、吉野や宇陀方面からの木材の集積地です。そうめんが特産品の三輪エリアには大神神社(これで、おおみわじんじや、と読む)があり、奈良市から天理市へ南下してきた山の辺の道の端であり、伊勢街道の通過点、参詣者が多い長谷寺は奈良からおおよそ30キロあまり、一日で移動すると到達地。さらに安倍文殊院もしくは談山神社のいずれかを経由すると明日香村へ続きます。



又兵衛桜は宇陀市大宇陀エリアにあります。大宇陀といえば森野薬草園が有名で、ここに縁がある大手製薬会社は少なくないようです。そんな街の中心地から数キロ西へ、音羽三山といわれる音羽山、経ヶ岳、熊ヶ岳の山裾にあたる場所に、その一本桜があります。

桜井市から、音羽三山の南側を撫でるように峠をひとつかふたつ超えた先、距離は15キロくらいだろうか。実際にその間を移動してみると、隣村、という感覚で、のんびりと走って行けるところです。街を経由しないで、峠からの直線を走り切った突き当りが、又兵衛桜。
直線といっても、それは平面上で左右に折れることが少ない、というだけで、垂直に見ればかなり上下に歪んでいるような、つまり起伏の変化を楽しめるところ、わりとキツかった…という記憶。

到着すると、菜の花畑とその前を流れる川、いい雰囲気に包まれます。環境協力金のような、決して高くはない入場料を支払って、その直下へ。このときに撮った画像は、今でもこれ以上はないほどのインパクトを、私のなかに残しています。

陽射しに透けて見えるけれど、空の青さと桜色がしっかりとした存在感を持っています。

緑の芝とのコントラストも素晴らしい!
石垣の端に根を張って、毎年咲き続けています。

満開のときに、花の下で空を見上げようとしたけれど、満開に満開が幾重に重なり、花しか見えない画像になりました。


又兵衛桜ンでは、ずっと舗装されたロードを走りましたが、別日に2回ほど山越えのトレイルを経由して、ここに行ったことがあります。それなりの体力があれば、そして山に慣れていれば、道標があるので迷うことなく又兵衛桜まで行くことができます。

ひとつは、たまにテレビに登場する音羽観音寺から音羽三山へ上がって、3つのピークから宮奥ダムへ降りるルート。もうひとつは、吉野町から龍門岳を経由して同じく宮奥ダムへ降りるルート。どちらも変化に富んだコースでした。

まあ、山なので…こんなところもありますね。

そしてその時に到着して見た又兵衛桜。
緑色が濃く、背後の桃園の濃いピンクがキレイです。

今年は機会を逃しそうですが、またこの一本桜を見に行こうと思います。

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