極小アクションで自己肯定感上がる!
コーチング終盤におけるアクションの決め方で、どこまでチャンクダウンすればいいのか、考えを書きます。
1. コーチングにおけるアクションとは
コーチングは、「行動を変容する」事を目的に受ける方が大半ですので、その変化をもたらすために、セッションの後半に「明日や来週以降にできるアクション」を決めていき、コミットをしてもらいます。
そのアクションの積み重ねが習慣となり、習慣を幾つか束ねていくことで変化が起き、実感をし、それが経年的に堆積されていくことで、目標を達成する原動力になる、という企図です。
結論から言いますと、このアクション設定は、できるだけ小さく、確実にできるものになるように、私は問いを重ねていく傾向があります。その理由について、幾つかの側面から書いていきます。
2. 極小アクションから習慣化を始める
習慣化を始めることができる、もしくは、根付かせるためのポイントの一つとして、「習慣化のためのアクションをできるだけ小さくする」ことが挙げられます。「こんな小さなステップ、やってもまったく意味がない」ぐらいまで、アクションを小さくしていきます。同時に、その着手時期(いつからやるか)は、可能な限り近い日程、例えば、今日か明日に設定します。
この理由として、「やると決めた瞬間」が最もモチベーションが高く、その後で、漸減的にやる気は下がっていくことをイメージしています。今日に「やろう」、と思ったことが、明日には「まあいいか」となっているような事例は身の回りに溢れています。何か本を読んだり、研修を受けたりして、「よーし、やるぞ!」となっていても、実行に移せる人が少ないのは、そういった理由もあるのでしょう。
ですので、時間と共に低下していくやる気よりも、はるかに下回るような容易なレベル感のタスクを設定することで、実行の可能性を担保します。
1日3kmはジョギングしよう → まずは1日300mにしましょう
部屋の大片づけをしなくては! → ひとまず、3分やってみてください
月々2万円は貯金をしなくては → 月々2千円からスタートしては
コーチングセッションでは、アクションを決めるところまでですので、ここでお終いになります。十分に小さなアクションであれば、たぶん、コーチングを受けた後に実行して頂けるでしょう、で一旦お別れになります。
3. 習慣を大事に育てる
ですので、ここからは、「小さなアクション」ができたあと、どう習慣を段々と、大きく育てていけばよいのか、になります。いわば、コーチングが扱う領域と、日常生活における各個人の努力をつなぐ部分になります。
まず、習慣化の単位の初回(例えば、毎日ジョギングが目標であれば、初日)は、最初に決めた小さな目標が達成されたら、どれだけ余力が残っていても、そこでヤメにします。その際、物足りなければ、次の日は少し目標を伸ばして実施しても良いですが、決して、欲張らない。「これっぽっち追加しても、あまり意味がないのでは」くらいのストレッチにします。
それを、翌日、翌々日、と徐々に伸ばしていきます。やるだけの事はやらないと、気持ち悪い、というくらいに繰り返していきます。この段階まで来ると、段々と、毎日タスクをこなしていきながら、目標を徐々に伸ばしていくのが楽しくなってくると思います。
そして、そのうち、「これ以上に目標を伸ばしても、無理がかかってしまう」というポイントが見えてきます。そうなったら、その状態を維持しながら、習慣化を根付かせます。
4. 自己肯定感の積み重ねが習慣化を助ける
私たちがコーチングを受ける目的の一つに、「今よりも高い目標を設定し、そこに向けて進んでいる」、今よりも良い状態の自分を得ることがあります。そのためには、行動を習慣にし、自己肯定感を高めている自分を得たいと思っています。
その一方で、そういった成果を手に入れるためのコーチングで、大雑把なアクションプランを設定したばかりに、行動をかえって起こしにくくなり、習慣化を継続できない、自己肯定感を上げられない状態をコーチングが作りだすことになってしまいます。
習慣化と自己肯定感は密接に関連しているので、ひょっとすると、コーチングで設定するアクションは、あまり厳密にあれこれの選択肢から選別するよりは、「とりあえず、これ」くらいのものを選んでおき、一方で、それを確実に実行できるように入念にデザインをする方が、結果として良い状態を生むのかもしれません。
まとめ
コーチングにおける小さなアクションの設定の仕方、セッション後に行動を習慣に変えるには、そして、そこからの自己肯定感の積み重ね、の順番で記事を書きました。習慣学は奥が深く、この記事では、本当にごく一部しか触れていませんが、色々な習慣本からのエッセンスの一つを書いたつもりですので、お役立ていただけると、嬉しいです。
