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あなたの運を向上させる5つの習慣

 「運を強くする潜在能力の鍛え方(林成之)」からのご紹介です。こういったタイトルの本を買うときに、「大丈夫かな?オカルトじゃないかな・・・?」と少し不安になりながら、好奇心が買って購入をするのですが。

 この本に書かれている「潜在能力を発揮する条件」は、とても的を得ているように思えました。私の個人的意見も交えながらご紹介します。著者の方は脳外科医であり、脳科学者でもあり、オリンピックチームの指導実績もお持ちの方です。


① 否定語をつかわない

 「できない」「もうだめだ」「苦しい」などの否定語をつかわない。著者は、その理由として、マイナスの感情を抱くと脳の情報処理にネガティブな影響が起こり、本来の実力を発揮できないから、としています。また、子供や学生の指導の際にも、「こんなやり方ではダメ」と否定から入るのではなく、「そうだね」「なるほど」と肯定から入ることを進めています。

この否定語を避けるというのは、私がNLPから得た最も重要な学びの一つだと思っています。著者とは理屈が違うのですが、「ピンク色の象を思い浮かべないでください!」と言われると、ついつい思い浮かべてしまいますよね。つまり、脳は否定形を理解することが難しいので、例えば、「落とさないでね」と言われると、「落とす」イメージがありありと浮かんでしまい、実際の行動にはマイナスになってしまうのです。

もう少し詳しく、他の側面も含めてこちらのリンクに解説がありますので、興味のある方はご覧ください。
目標設定でやってはいけないこと – NLPの目標設定3つのポイント|NLP NOTE

② 頼まれたら二秒以内に行動

 物事で成果を出すには、全力投球をする必要があり、損得勘定を入れて取り組むのではよろしくない、と著者は説きます。なので、何かを頼まれたら考えるより先に取り組むことで、成果は上がりやすくなります。何よりも、頼んだ側からすると感謝をされますので、人間関係も向上しそうです。

私がコンサル・コーチングを職場でする際にも、できれば「今日、この打ち合わせの後から」できることを、可能であれば一つ決めてもらうようにします。もしくは、打ち合わせの場で既に行動をワークに組み込んで一緒に取り組んだりします。人の意志力は頼りないものだという事は私も身に染みていますので(笑)、その前提に立って動いています。

③ 考えを一つに絞って勝負

 脳はマルチタスクを苦手としますし、既に先陣を切っているグループや個人に追いつくためには、そこを上回る努力が必要になります。ですので、そのためには一つに照準を絞って取り組む必要があります。優等生の人ほど、失敗を恐れて守りの戦略に入ってしまい、自分を超えられなくなる。自分は「ただの人間」なのだと自己認識をしたうえで、桁外れの努力をしないと結果は出ない、と著者は説きます。

少し視点は違うのですが、「何冊もの本を一回ずつ読むよりは、一冊の本を何度も読んだ方が良い」という話があります。「もう、これだけやる」と決めて何度も名著を読むことで、確かに、著者の言葉が深く浸透してアクションには繋がりやすくなるのかもしれません。

④ 同期発火を利用する

 「同期発火」について、映画などを見ていて俳優と同じ感情を抱くこと、勝負所で相手よりも自分が調子が良いと思うこと、その際も「自分が勝ちたい」ではなくて「ライバルよりも観衆に良いプレーを見せる」と思うこと、と著者は書いています。そういった同期発火の感覚を十二分に活用することで、驚くべき成果が出せます。

この同期発火ですが、私の知っている範囲ではアドラー心理学の「共同体感覚」に近いのかな、と思いました。家庭、地域、職場などの共同体の中で人と繋がっているので、そういった共同体を感じながら行動をすることで、シンクロが発揮されていくようなイメージなのだと思います。

⑤ 正確なイメージを描く

 スポーツのフォームについて、自分では正しい動きをしているつもりが、間違っていたということはよくあります。つまり、「結果の出る」行動イメージをしっかりと持てているかどうかが重要になります。

例えば仕事の進め方を例にとると、単に「うまくやっていきます」ではなく、「##時に、##さんと##にフォーカスを当てて、##まで合意をする」といった鮮明なイメージを持っている方が上手くいく確率は高くなります。また、そこまでイメージを持てていれば、実際の現場で変化が起きれば感じ取って行動修正できる可能性も高まってきます。

まとめ

 潜在能力と聞くと、あまり実態のないもの?と捉えられがちですが、本書に書いている5つの習慣は、著者のオリンピックチームへの指導実績などから生み出されたものであり、実践の裏付けがある素晴らしいものだと思います。私のこれまでの心理学の学びと関連させながらご紹介をしました。

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