週50時間のポケモン廃人だった僕の、ゆるゲーム時間術
一週間で50時間以上ゲームをしたことある?
僕はある。
ストレスで仕事を辞め、失業保険でその日暮らしをしていた頃、ポケモンの新作が出たのがいけない。仕事はないけど、時間はある。そんな状況におかれた一人暮らしのポケモントレーナーのやることは一つ、ポケモンである。
いくらニートとはいえ、常軌を逸していたとしか思えない。朝起きてから寝る直前まで、一日のほとんどをポケモンに捧げていた。
文字どおり寝食を忘れてゲーム漬けになっていたので、クリア直後はさすがに具合が悪くなった。元々ハマりやすい気質なので、体調を崩すか飽きるまで制御不能になるのが難儀である。
今は実家暮らしとなり、日中は働くようにもなったが、ゲームにハマると歯止めが利かないのは相変わらずだ。
このままではいけない。大人がゲームしたってなにも悪くないが、ゲームばっかりするのはいろいろともったいない。本を読んだりエッセイを書いたり、ゲーム以外の楽しみにもう少しだけ時間を割きたい。
そこで、ある方法を考えた。
名付けて、イーブンロスタイム法である。
たとえば、連続でゲームをする時間を1時間に設定したとする。午後1時に始めたなら、午後2時には一旦ゲームをやめる(タイマーを1時間にセットしておくといい)。もしまたゲームをやろうと思ったら、早くても午後3時から始めることにする。
つまり、プレイした時間と同じだけロスタイムをとることで、ゲーム以外の時間を確保できるのである。
ここで大切なのが、次の2点。
設定時間は多少前後してもOK。セーブポイントやボス戦前後など、状況に応じて柔軟に対応すればいい。その代わり、ロスタイムも同じだけとること。
総プレイ時間をガチガチに設定しない。ゲームはご褒美。「やることやったらゲームが待っている!」というモチベーションにつながるから、一日のプレイ時間はゆるっと決めちゃっていい。
中断するときのポイントは、
「このバトルが終わったらやめる」
「パーティーを全回復してからやめる」
などと、区切りのいいタイミングで自己申告することだ。
重要なのは、実際に声に出すこと。一人だろうと家族がいようと恥ずかしがらずに。「はい!ここでやめまーす!」と元気よく言うとなおよい。これが意外と効果的で、気持ちが切り替わりやすくなるのだ。
イーブンロスタイム法のいいところは、ゲーム以外にも応用できる点だ。動画や漫画、趣味の創作活動など、没頭しやすいものすべてに対応している。
僕はこれを実践したことで、ご飯を抜くことも、トイレを我慢することも、とっくに洗濯が終わった衣類を干さずに放置することも減った。割と手軽にできる方法なので、ぜひ一度試してみてほしい。
ゲームって、楽しいからこそコントロールが難しい。広告に惹かれてついついパズルゲームを始めてしまうこともあるだろう。
でも、時間もお金も有限だし、付き合い方を間違えると必ずどこかにしわ寄せがくる。そんなとき、イーブンロスタイム法が“あなたのちょうどいい時間”をつくる役に立てば嬉しい。
「自分の時間をうまく使えたな」って思えたら、それが一番の勝利かもしれない。
(おしまい)
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