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【失敗例も全部見せます】絵を動かすって、こんなに楽しくてこんなに難しい

「自分の描いた絵が動かせたらなぁ〜」って、夢見たことありませんか?

前回の note で「1週間で AI クリエイターになりました」って話を書いたんですが、その中でいちばん期待と謎の緊張感でドキドキしたのがメインビジュアルの動画でした。今日はその裏側、ぜんぶ見せます。失敗も含めて。


1. 描いた絵が動くって、すごくない?

正直、動画編集は今回がはじめて。

Web デザインは15年やってきたけど、動画編集はまた別ジャンル。「Premiere Pro? After Effects?むずかしそう……」って、なんとなく避けてきました。

それが、Claudeに出会って変わった。
動画編集が指示を出すだけで出来るように。

最初の一枚が、AIによって息をしはじめた瞬間、「スゴイ」と思わず笑っちゃいました。

周りに人が居なくて良かった!絶対ニヤニヤして気持ち悪い顔してた(笑)


2. 使ったのは Seedance 2.0

使ったツールは Seedance 2.0(シードダンス)。中国の ByteDance(TikTok の親会社)がリリースしてる、画像から動画を作るタイプの AI です。

ざっくり言うと、こんな感じ。

  • 静止画 1 枚をアップロード

  • 「こう動かしたい」をプロンプト(=AI への指示文)で書く

  • 数十秒〜数分待つ

  • 動画が出てくる

これだけ。技術も、知識も、要りません。

動画生成系の AI って、いまけっこう種類があるんです。
Sora、Runway、Kling、DomoAI ……名前を聞いたことある人もいるかも。
それぞれ得意分野がちょっとずつ違うってイメージです。

Seedance 2.0を選んだ理由はシンプル。

話題だったから! (〃∇〃)キャ


3. ⚠️ 偽サイトにご注意

「騙されたら、あかんで〜〜」

「Seedance 2.0」で Google 検索すると、ニセモノがいっぱい出てきます。

検索結果のトップに、それっぽいドメインで、それっぽいデザインのサイトが並んでて。「公式かな?」って一瞬思っちゃう。

で、クロちゃん(うちのClaude Code の愛称)に、URL を貼って
「 Seedance 2.0 使ってアニメーション作りたい」って言ったの。
そしたら返ってきた答えが、

「これちゃうで🤖」 Σ(´∀`;)エッ

うっかり信じてアカウント作るとこだった……ありがとクロちゃん!

クロちゃん+チャッピー合作注意喚起イラスト

検索でいきなり開かず、

  • 公式の発表記事(ByteDance のリリース等)からリンクを辿る

  • FAL.ai のサイトから "Seedance" で検索して入る

  • URL を AI(Claude Code・ChatGPT 等)に確認してもらう

このどれかで開くのが安心。

APIで利用したい場合は、FAL.ai 経由でアクセスする方法もあります。
FAL.ai は、いろんな AI モデルをまとめて使えるプラットフォームで、Seedance 2.0 もそこから安全に使えます。

AI ツールって、新しいやつほど偽サイトとの競争が激しい。気づかずにクレカ登録……みたいなのは、ほんとに笑えないのでお気をつけて。


4. 実際の作り方

ここからは、実際にメインビジュアル動画を作ったフローを紹介。
今回は1枚の線画から動画を作りました。

Step 1:線画を準備

まず、動かしたい線画を用意します。

線画である必要はないですが、
わたしの場合は、色塗りが苦手なので線画にしてます。練習用に描いて出しどころがなくてお蔵入りしてたやつです。

新しく描いてもいいし、手元にあるラフを引っぱり出してくるのもアリ。ここは「動かしたい!」って気持ちのある絵を選ぶのが、いちばん大事だと思います。

Step 2:ChatGPTで線画を着色

ChatGPTに渡すもの。
・どんなシーンにしたいか具体的な指示
・線画
・服装や位置の参考画像

・志摩がスパイ活動中のイメージにしたい
・位置はsample03のようにクレーンの上のような不安定な場所
・服装のイメージはsample01の黒っぽい服装
・ネオンのイメージはsample02
・サイズは横長で2000px×1500pxはほしいです
・志摩の髪色のベースはピンクですが、周りのカラーに合わせて暗めのピンクがかった茶色でも構いません

元データの線画もあわせて共有します。私が描いた線画なので、こちらをベースにイラストを加工してください。

Step 3:ストーリーボードを作る

動画は「1 シーン」じゃ成り立たないので、複数のシーンを考える必要があります。

なので、まずストーリーボード(どのシーンを、どんな順番で見せるか)を組みました。
「風が吹く → フードがとれる」みたいな流れを書き出して、各シーンのイメージを作っていく感じです。
今回は1シーンを5秒で組みました。

Step 4:シーン絵を作る

ストーリーボードが決まったら各シーンの絵を「こういう雰囲気で、こういう構図で」と指示を投げて、シーンごとの絵を出します。

……これが、思ったよりも難航しました。 (;´・ω・)ウーン・・・

キャラ、なんか別人問題

なぜか毎回 耽美系 にされる。

  • 二重ぱっちり

  • まつ毛主張強め

  • 唇に紅

  • 顎、鼻筋、シュッ

  • 切れ長の目

「いや、そうじゃない……!」

何度プロンプトを直しても、参照画像を渡しても、新規セッションでやり直しても、やっぱり耽美寄り。

最終手段。Photoshopをひらき、チマチマと補正しました。

⚠️ 注意:アスペクト比、指定を忘れずに!

これは完全にわたしのミス。

ChatGPT で画像を生成するとき、アスペクト比(画面の縦横比)を指定し忘れた まま、出てきた画像をそのまま動画にしようとしました。

結果、サイトに使いたい比率と動画の比率が合わなくて、はみ出したり余白が変だったり。「Seedance に渡す前に、画像の比率は決めとかなきゃ」って、ここで学びました。


Step 5:FAL.ai でアカウントを作る(ここでひと波乱)

各シーンが揃ったら、FAL.ai にアカウントを作って、Seedance 2.0 を使う準備を始めます。

ここで、ちょっとしたアクシデントがありました。

FAL.ai は使った分だけ課金される従量制で、最初にクレジットをチャージしておく方式。わたしは $20(約3,300円) を楽天カードでチャージしようとしました。

……ところが。

楽天カードから「不正アクセスを検知しました」と通知が来て、カードが停止されてしまった。

「はい??」 Σ(´∀`;)

たしかに海外サービスだし。楽天側からしたら「これ不正に使われてる?」って判定されてしまったようで。

慌てて楽天に電話。

不正じゃないことをオペレーターに説明したら、およそ10分後にカード復活。無事チャージ完了しました。

これ、たぶん楽天あるある。普段は別のクレカを使ってるんですが、たまたまアクセス障害で使えなかったので楽天使ったらこんなことに。
海外サービスを利用するときは、こんなこともあるよ〜という共有でした。


Step 6:FAL.aiで各シーンの動画を作成

ここからの作業は、Claude Codeにお任せ。

  • 「Seedance 2.0 の image-to-video モデルで、この画像を動かしたい」

  • 「こういうシーンにしたい」

って指示を投げて、API 経由で生成させる、という流れ。

なので「FAL.ai の管理画面をポチポチ……」っていう手作業は無し。
Claude Code との会話するだけで動画ができていく。……そんな感覚です。

エージェント型AIのめちゃくちゃ便利なところ。
「やりたい」を言葉にできれば、形になる時代になったなぁ、と。


Step 7:生成してダウンロード(⚠️ ここが超大事)

できた動画は 絶対にダウンロードしてください

なぜかは、次のセクションで嫌というほど書きます。

料金感(参考)

ちなみに今回の制作費、ざっくりこんな感じでした。

  • 解像度:720p(ウェブの Hero 用ならこれで十分綺麗)

  • 長さ:5 秒 × 5 カット(成功)

  • 失敗:3 カット

  • 合計:約 $12(2,000円ちょい)

1080p にすると単価が倍以上($0.65/秒前後)になるので、ぐっと跳ね上がります。720p で十分なシーンは 720p で、っていう使い分け大事。

まだまだ動画を自由に作るには、お金もかかるのが現状ですね〜。

Step 8:各シーンを1本の動画に編集

動画編集はClaudeが良い感じに繋いでくれます。
いくつかのパターンも簡単に作ってくれるので、私はただ「こうしたい」を伝えて、良い悪いを判断するだけです。

MVバージョン(音楽なし・一部リピートなど)
SNSバージョン(音楽あり・ショート)


5. 失敗と成功のリアル

簡単にできるのは本当。でも、失敗ももちろんあります。

失敗 1:風が、ない

最初に生成したのは、「フードがとれる」だけの動画でした。
風の表現がなくて、ただフードがゆっくり落ちていく。

「いや、不自然!」╰( ^o^)╮彡))Д´)パーン

わたしが見たかったのは、「風がブワッと吹いて、その勢いでフードがとれる」っていう、もうちょっとドラマのあるシーン。プロンプトに「wind」って単語を入れてなかったのが原因でした。

失敗 2:風、強すぎ問題

じゃあ風を足そう、と。プロンプトに "strong wind" って書いて、もう一回。

結果、フードが旗みたいにバッサバサはためく動画 が出来上がりました。

なぜか途中からフードのサイズがどんどん大きくなっていって、最終的にマント並みの面積に。

物理法則どこ行った?(笑)これも没。

風の強さって、言葉で伝えるのほんと難しい。「強い風」って書くと吹きすぎるし、ちょうどいい温度感のプロンプトを探る作業、地味に時間かかりました。

失敗3:失敗動画、お見せしたかった・・・

ここで、わたしから皆さまへの、切実な戒め。

FAL.ai で生成した動画は、7日でサーバーから消えます。

そう、消えるんです。完全に消滅。

失敗動画の方は note で紹介しよ〜って思ってたんですけど、ダウンロードを忘れたまま 1 週間が経ち……気づいたら全部、無。

ほんと無。

なので、この記事に貼りたかった「ゆっくりフードが落ちる失敗動画」と「フードが旗になった失敗動画」は、文字でしかお届けできません。
う〜〜ん、残念!(ノд`@)アイター

AI で生成したものは、その場で全部ダウンロードするのを忘れずに。

「あとで取りに来よ」は、だいたい間に合わない。AI ツールの保存期間は、サービスごとに違うと思うけど、想像してるよりずっと短いです。良いものができたら、その瞬間、保存。

これ、たぶんわたしが今後ずっと忘れない教訓。

一発でうまくいかないからこそ、できた瞬間の喜びもでかい。

AI と試行錯誤するのは大変だけど、創作の喜びも相棒と喜べるのは大きいんじゃないかなって思ったりしてます。


6. さいごに

絵が動くって、すごい。
でも、思ってたよりはずっと、ちゃんとむずかしい。

これが、はじめて動画を作ってみたわたしの、いちばん素直な感想です。

「AI 使えば一瞬でできるんでしょ?」って思ってる人がもしいたら、半分ほんとで、半分ちがう、って答えます。
一瞬で動画は出てくる。
でも「自分の見たかったシーン」にたどり着くまでは、ちゃんと時間とお金がかかる。

その分、創作する時間が思ってたよりずっと楽しくて充実感がある。

描いた絵が動くワクワクは、たぶんやってみないと分からない。
気になってる人は、ぜひ、自分の絵で試してみませんか?

次の記事では、楽曲制作の話を書く予定。「嘘 / Liar's Smile」がどうやって生まれたか、Suno と歌詞の話を、また失敗込みで書きます。


ここまで読んでくれて、ほんとにありがとうございました。

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