イライラを笑いに変える国民性 ― スペイン人と暮らして感じたこと
私はスペインに住んで10年以上になりますが、その中で特に好きだなと感じるのは「人」です。
バレンシアに限らず、スペイン人の人柄や国民性に触れるたびに、この国で暮らせてよかったと感じます。
困っている人を放っておけない
ある日、街中でお年寄りが転んでしまったときのこと。
その瞬間、周りにいた人たちほぼ全員が「大丈夫?!」と駆け寄ってきました。
持っていた水で傷口を洗う
安全な場所へ移動させる
救急車を呼ぶ
家族に連絡をとる
「みんな知り合い??」と思うほどの見事な連携。
全員が役割分担し、声を掛け合いながら助けている姿に「人類みな兄弟」という言葉が浮かびました。
もちろん、日本人も同じように行動すると思いますが、
スペイン人の【全員でワチャワチャしながら】という感じが、なんとも愛らしく思える瞬間でした。
満員電車ですら楽しんでしまう
バレンシアには「ファジャス(火祭り)」という大きなお祭りがあります。
この時期のバレンシアの街は、人が溢れかえって大混雑!

電車やバスも、普段は想像できないほどの混みようで、
まるで山手線のラッシュのように、押し合いへし合いで身動きが取れません。
去年ファジャス期間中に地下鉄に乗った時のことです。
そんな不快極まりない状況でも、周りのおばさまたちは…
「ほんと、ファジャスはこれだからイヤよね〜」と笑いながら、
混雑した電車を話題に楽しそうにおしゃべり。
急ブレーキで揺れるたびに「キャー!」と叫んで遊園地気分。
そのうち、不快そうにしていた人まで巻き込まれて、みんな大笑い。
同じ状況でもイライラするより、笑って過ごした方が100倍楽しい。
そんな風に切り替えられるスペイン人の国民性に、私はたびたび驚かされ、そして救われています。
スペイン人の国民性から学ぶこと
困っている人を見たら自然に助ける。
不快な状況でもユーモアに変える。
そんなスペイン人の生き方、性格が、
私の「海外生活がうまくいっている理由」の一つかもしれません。
スペインで暮らしていると、よく感じることがあります。
ここでは、日常の出来事さえも人との関わりで豊かになる。
これが、私がスペインを好きでたまらない大きな理由です。
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