「全てがめんどくさい日」の過ごし方
なんだか、今日はどうしてもやる気が出ない。
予定を入れなかったのをいいことに、朝からだらだらと過ごした。
頭の中では「あれも、これも」と焦りだけが空回りしている。
頑張らなきゃ、と自分を奮い立たせようとした瞬間に、プツンと、私の中の電源が落ちる音がした。
こうなったら、もう無理しない。
ただただ眠って、現実逃避の海に深く沈んでいくことにした。
もちろん、母としての役割が完全に消えるわけではない。
子どもたちのお腹は空くし、最低限の家事という「動かなければならない現実」はすぐそばにある。
けれど、今日はもう、頑張るのはやめよう。
今日も「丁寧な暮らし」とは程遠い私が、最低限の食事の準備だけを済ませ、あとは思いっきり、心のままにだらけてやるのだ。
きっと、今日は「充電日」なのだと思う。
明日からまた、誰かのために笑ったり、走り回ったりするための、大切なメンテナンスの時間。
心の隅っこにちくりとした罪悪感はあるけれど、今日の私は、こうして立ち止まって休むことが、何よりの仕事だったのだ。
ふと横を見ると、だらけきっている私を責めることもなく、ただ優しく背中に触れてくれる夫がいる。
「あれこれ言わずに、ただ隣にいてくれる」 その手のひらの体温に、言葉にならない感謝が込み上げる。
散々ゆっくり過ごした一日だったけれど、最後はいつもより丁寧に、自分の体を労わってあげようと思う。
お気に入りの入浴剤を溶かした湯船に、ゆっくりと肩まで浸かる。
お風呂上がりには、大好きな香りのボディクリームを塗って、いい香りに包まれたまま、いつもよりずっと早く、お布団の中に潜り込んでやるのだ。
「何もしない」という贅沢を、自分に許してあげた一日。
心の隅にあった罪悪感も、温かい湯気と一緒に溶けて消えていった。
明日の朝、目が覚めた時には。
空っぽだった私の心に、また新しいエネルギーが静かに満ちているはずだ。
おやすみなさい。
明日の私が、また少しだけ、自分のことを好きになれていますように。
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