今更のプロローグ|復活の魔王と災厄の七賢猫
──その光は、悪しきものをつらぬく刃。
僕は、間違ってなどいない。
そのはずだった。
「どう、して…?」
その声と瞳には、驚愕と悲哀に満ちていた。その瞬間、手が止まる。ぐらりと視界が歪んだ。
次の刹那、その瞳はあっという間に闇に染め変えられていく。闇は、光を狂わせるもの。闇は、あってはならないもの。だから僕は...もう一矢、光を解き放つ。
「光よ、真実を貫け、天空の織糸!」
空より無数の星が落ち、矢となって魔王を貫いた。矢は針となり、魔王の体に幾重もの光の糸を紡いでいく。そうして編まれた織糸が魔王の中にじわじわと入り込み、魔力を吸い込んで無力化した。
「炎よ、かの罪を暴け、永遠の業火!」
赤の賢者猫が、最上級の炎を解き放つ。それは極炎の糸となり、魔王の体に纏わりついた光の織糸に触れた瞬間、光と炎が融合し爆発する。それは魔王を中心に四方数百メートルほどを取り囲んだかと思うと、眩い光となり爆音とともに辺りに弾けて霧散した。
恐ろしくも美しい炎を放ったその者の頬には、涙が伝う。他の賢者猫は、すでに瀕死で地に臥していた。
こうして、魔王はこの世界から消えた。
いや、消えたはずだった。
壮絶な戦いにより見る影もなくなった大地には、ごくわずかの獣人と人間たちが取り残された。その復興の合間に、賢者猫たちは姿を消した。彼らがどこへ消えたのかは、誰も知らない──。
僕は、あの時の魔王の瞳の色を、今でも忘れられずにいる。

これぞ異世界ファンタジーって感じ✨
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プロローグなかったな、と急遽足しました。
こっちは前世の方ってことで🐈
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note記事が長編だらけですみませぬφ(・ω・`)
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