エレファント・ジャズ・タイム 20260814
今週はバイオリンにこだわってみました。
ステファン・グラッペリ&ミシェル・ペトルチアーニ "Flamingo"
ヨーヨー・マ&ステファン・グラッペリ "Anything Goes"
ジャン・リュック・ポンティ "Imaginary Voyage"
ヤノシュカ・アンサンブル "The Four Seasons in Janoska Style"
4はジャズじゃないじゃんと言われそうですが・・・。
まずはジャズの名盤から聴いてみましょう。
1.ステファン・グラッペリ&ミシェル・ペトルチアーニ
"Flamingo"(1995)
ビッグ・ネーム二人の共演です。そして脇を固めるメンバーも凄いカルテットです。
vn. ステファン・グラッペリ
pf. ミシェル・ペトルチアーニ
ds. ロイ・ヘインズ
b.ジョージ・ムラーツ
ミシェル・ペトルチアーニは骨形成不全症と言う不治の病を患っていました。自分が短命であることを充分に理解し、残り少ないピアニストとしての時間を有効に使うために、共演したい相手には積極的にアプローチしていました。
ウェイン・ショーター、ディジー・ガレスピー、トニー・ウイリアムス、スティーヴ・ガッド、アンソニー・ジャクソン、マーカス・ミラー、ニールス・ペデルセン、そして、ステファン・グラッペリ。 ステファンはこの時 87歳。ステファンの最期のスタジオワークとなりました。運命的な力を感じざるを得ません。
選曲も、大先輩ステファン・グラッペリのお馴染みのナンバーばかりと言うのも頷けますね。
2.ヨーヨー・マ&ステファン・グラッペリ "Anything Goes"(1989)
若き日のヨーヨー・マがジャズに挑戦! 世界中の音楽に興味があったヨーヨー・マが共演を申し込んだのは、ロマ音楽の大家でもあるステファン・グラッペリでした。
アルバムは1989年にパリでレコーディングされ、コール・ポーター作曲のナンバーを中心に、全10曲が収録されています。
あくまでも個人的感想ですけれども、異種格闘技の道場破りみたいで、え? 誰がって、マが。
3.ジャン・リュック・ポンティ "Imaginary Voyage"(1976)
70年代のジャズバイオリニストと言えばこの人ジャン・リュック・ポンティでしょう。 ジャンは1942年パリに生まれます。そう言えば、ステファンもヨーヨーもパリ出身でしたね。ステファンが大好きで、何度か共演し、アルバムも残しています。
ジャンのスタイルはエレクトリックバイオリン(時には5弦の!)を駆使して、エレキギターとシンセサイザーの良いとこ取り的な「縦横無尽感」溢れるソロが特徴です。
M1のNew Countryは、ダブルミーニングで新しいカントリーミュージックを奏でています。フィドル的なフレーズもさることながら、バンジョーチックなギターサウンドに驚かされました。アルバムタイトルナンバーの組曲を聴くと、後のチック・コリアとの共演も頷けます。
4.ヤノシュカ・アンサンブル
"The Four Seasons in Janoska Style"(2023)
ヴィヴァルディの「四季」ヤノシュカ風と言うことらしい。あのバロック時代の作曲家アントニオ・ヴィヴァルディの名曲を大胆に変奏しています。
ヤノシュカ・アンサンブルのメンバーを紹介します。
vn. ローマン・ヤノシュカ
vn. オンドレイ・ヤノシュカ
pf. フランティシェク・ヤノシュカ
C.B.ユリウス・ダルファス
ヤノシュカ三兄弟とユリウスは義兄弟の仲らしい。ハンガリーの方達です。
資料によりますと、クラシックの伝統を基礎にしながら、ジャズ、民族音楽、ポップスの語法を自在に取り込み、独創的な表現を確立し、名曲を大胆に再構築し、即興性、ヴィルトゥオーソを特徴とした革新的なアプローチは国際的にも高評価を受けている、とのことです。
ジャズの門戸が広い方はどうぞ聴いてみてください。そうでない方はスルーしてくださって結構です。
来日します。 次の3公演だけのようです。
9月27日 福島、 10月1日 東京、 10月3日 京都
今週のバイオリン特集、いかがでしたか?
来週の予定は未定ですがご期待ください。
